2024/11/18

11/18 店日誌

僕らがやっているのは敵に向かって攻撃するような音楽ではなく、僕らの居場所を自分の手で確保していくような、自分の生き方を自分の方法と判断で決めていくような、切実だけどおおらかなサヴァイヴァルの音楽なのではないだろうか。(大友良英)

11月18日、月曜日。一昨日、昨日に続いて今日も『大友良英のJAMJAM日記』を読んでいる。上記したのは2004年10月某日に記された「香港、中国、そして台湾──ディクソン・ディーの挑戦(その3)」で見つけた一節。「(ソウルにも台湾にも)政府も企業も関係なく、身軽に一人で立ちながらやっていく等身大の音楽の居場所が着実にできてきている」という実感を経ての言葉には、20年後の今もつよく響く力がある。来年初頭に準備しているイベントに向けて背中を押されたようで、ぐっと胸が熱くなった。

開店前に〈S〉に行くと、客は自分ひとりだけ。注文した蕎麦がくるまでの10分ほど、お茶をすすりながら本を読む。じわーっと心が満たされていく。せいろの大盛りにも大満足。会計時にかるく話して店を出た。

今日は通常営業。店はもちろん、オンライン・ストア〈平凡〉にも動きあり。

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