2010/02/28

『僕たちは編集しながら生きている』

編集者にとって一番つまらないのは、小さな自分にこだわった「価値」にしがみつき、
世界を狭くしてしまうことです。それから、自分の描いたストーリー通りに世界を物語ろうとすることです。
編集の醍醐味は、自分たちの「計らい」を超えるようなシンクロニシティや、コインシデンス、
偶然の恩恵が次々にやってきてくれることです。

***

編集者は、本を読んだりすることはもちろん必要だけど、それ以上に旅をすること、
世界を生きた本として読み、なおかつ、そのページの中に入り込んで歩きまわることが大切。
そうすれば、他の人が得られない特別の力、「価値」を手に入れることができるのだと思うのです。

-後藤繁雄 (『僕たちは編集しながら生きている』より)

2010/02/27

長谷川健一 live in Tsukuba -終了しました!


(30秒間は真っ暗です)


"夜明け前"
@La Carafe(ラ・カラフェ)

□live:
長谷川健一(vo.g)+山本達久(ds)

□date:
2010/2/27(sat)
20:00 open/21:00 start

□fee:
¥2,000(adv)/¥2,500(day)(ともにドリンク代別)

etcetcetc...

予約・お問合せ先 (WALKING IN THE RHYTHM)
witr.info@gmail.com

□企画
WALKING IN THE RHYTHM
PEOPLE
Shingoster Records

□SPECIAL SUPPORT
music drink and fun FROG

“夜明け前”に寄せて

2010年最初の企画は今まで組んだ事の無い仲間と。

長谷川健一さんと出会ったのは東京の小さなレコード屋。
たまたま店の人が好きで流していたのかもしれない。
僕もたまたま時間があまってなんとなくそのレコード屋に行っただけ。 

でもそこで流れていた音は僕の心を一瞬で捕らえた。
いろんな偶然が重なって出会った音。 

それに共感する仲間が集まって「夜明け前」が決まった。
 
  
    -竹広喜郎 WALKING IN THE RHYTHM/つくば音の森 


***  

震える声、沁みる言葉
 
長谷川健一はうたを探している。
 
丁寧に積み重ねられた心像の断片
 
そこから立ちあがる情景は、
 
私たちの安らぐ世界ではない。
 
だからこそ、
 
ひとりであること、
 
私たちはひとりであるということを、
 
しっかりと抱きしめる必要がある。
 
ひとことで言えば
 
彼のうたは明日の幸福論なんだと思う。
 
  -大坪茂人 (千年一日珈琲焙煎所 
 
*** 
 
長谷川健一は詩人だ。 
とにかく言葉と声なのだ。

詩と書いて「うた」と読む。選ばれた言葉がうたっている。
言葉に声が寄添い、音楽になる。それに伴うあらゆる演奏は伴奏でしかない。
そう、これは一つの実験なのだ。言葉と音の新しい組み合わせだ。
  
***
 
選び抜かれた言葉、かすれる歌声。即興性あふれるアレンジ・・・ 
はっきり言ってしまえば、彼の音楽は心地よくないし、聴きやすい音楽でもない。 
だけれど、五感を使って、その「うた」に身を任せたくなる。詰まるところ、一人で聴きたくなるのだ。 
車の中で、真っ暗な部屋で、聴きたくなる。 
 
感情的でもなく淡々と、共感できる歌詞でもなく。 
どこか抽象的な風景を切り取る。 
彼のうたに耳を傾けるあいだ、ぼくらはいつもと違う世界を生きる。 
暗い夜。枯葉に北風。乾いた夏の日。雨上がりの夕方。 
どこにでもあって、どこにもない。知らぬ間に通り過ぎた時間に身を委ねる
  
  -植田浩平 (PEOPLE) 

TODAY'S YouTube#3



2010/02/25

ANTA MEDiA















以前から告知していた、
nbsa+×÷新聞…その名も『ANTA MEDiA』が届きました。
4/25横浜nbsa中心ですが、それ以外にも読 み応えのある記事が並んでいます。
個人的には"横浜ローカルシーン"ってやつが興味深いですね。

場所や企画はもちろんですが、"人"がメディアになるのが一番なのです。
足を使って道具を使って。使うべき金も使って。もちろん頭も使って。
少しづつ少しづつ。

・・・ともかく!
皆様チェックをよろしくお願い致します!

手から手へ
口から口へ

繋いでいこう。
俺らがメディア。 

2010/02/23

ダイアログ

いろんな「主義」とかイデオロギー、方程式とか、
人間はいろんな便利なものを発明してきたけれども、結局、一番強い方法はダイアログじゃないかと思う。
つまり、語りあっていく間に互いが発見していく、ということのほうが強い。
スタート地点では何もわかっていなくて不安かもしれないけど、「旅」をともにしているあいだに目的地が分かってくる。
そのことに確信を持っていれば、おもしろくできる。知性も本能も必要となる。
ヴィジョンを持って旅をしないといけない。
-後藤繁雄(『IN/SECTS』vol.000 "こんな時代の編集"より)


千年一日の大坪さんと話す。
あれやこれやとまとまりなく、何気なく。
あれやりたい、これやりたい、やりましょう、と。

いい時間だった。有難い。
で、↓この記事を教えてもらった。

“BE HERE なう。 ...and Fuck Twitter!”

ひとのtwitterを眺めるのは嫌いじゃない。
むしろ面白いと思ってる。確かな違和感もある。
人は人、自分は自分。当たり前のこと。
だけど何か言いたくなるときもある。
言わなくていいこと、言っちゃうときもある。

ああ・・・

酔った次の日って、ずっとこんな気分なのだ。
もう呑むのはやめよう。

さて、乾杯。 

ダイアログ


***投稿後記
 と、自分がこんなことを書いてるときに友達はこんなこと綴っていました。
多次元に渡って波を乗りこなし、人生-live!-をより生かす。活かす。イカす。
それができたら楽しいよね。

きっとそうだ。
むーっ・・・まだまだだな。  

pe君、コメントありがとう。

***

2/23

さらにさらに書き足しを。
"週間flicker"が更新されてます。
ここでの話とも絡み合うような記事もちらほら。

皆で話してみたいものだ。
いろんなこと、やろう!

2010/02/13

Art Ensemble of Chicago

 














偉大なるブラック・ミュージックを発信し続ける精鋭軍団

ジャズ史上希有のグループ・コンセプトを掲げ、ジャズのもつ多様性などを踏まえつつ、“グレート・ブラック・ミュージック”という大きな世界を実践して きたグループ。レスター・ボウイ(tp)、ロスコー・ミッチェル(sax)、ジョセフ・ジャーマン(sax)、マラカイ・フェィヴァース(b)、ドン・モ イエ(ds)という顔ぶれは、65年に設立されたシカゴAACMの中でも際立って飛び抜けた存在感を誇った。結成は68年のロスコー・ミッチェル・アー ト・アンサンブルが原型となり、69年に初作品をパリで録音する。当時最もコアな動きがあった70年前後の欧州で、多くの傑作を残す。99年にレスターの 死去に伴い5人が揃う事は終った。
(Dr.NAKAJIMA著)



 

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"ART ENSEMBLE"
アート・アンサンブルっていい言葉だなあと思う。
とにかく、Art Ensemble of Chicago って響きが最高なのだ。

ふーむ、いろいろ勉強中。
この本が素晴らしいのだ。

2010/02/12

2010/02/10

週間flickerが面白いのだ。









横浜の友人、ミネオさんが手がける"週間flicker"が面白い。

ご自身のblog『ミネオ日記』内での展開なのだけれど、毎週の更新が楽しみでならない。
音楽・本・映画・洋服・展示に加え、昨今のメディア事情 etcetcetc...
一個人の目と感覚で選らばた情報がズラリと並ぶ。
つまらん分類には捉われず、 「今!」 ってやつを発信してくれるのだ。

自分と考えが近いからか、その辺の集積サイトよりよっぽど役に立つ。
ある種の感覚を持った人が選ぶ、情報やアイテム、生き方や哲学は信用できる。
「なんでもあり」なんて絶対に言わない人が好きなのだな、きっと。

"週間flicker"並びに『ミネオ日記』。
ひとつ、チェックしてみてください。

2010/02/04

雑食familia



















いよいよ出るぞ、NAOITO。
いよいよ出るぞ、『雑食familia』。
タイトに選ばれた全7曲。楽しみなのだ。

3月3日発売です。
つくばで50枚は売りたいね。

そして、MOJO SESSIONで祝おうじゃないか。

□Source:
NAOITOの1stアルバム『雑食familia』、先行シングルにはHI-FANAリミックスも - CINRA.NET

企む人



これ、面白い。熱くなる。
三宅さんはいい眼をしとるなぁ。 

メラメラと企む人は格好良いね。

4/25の横浜+×÷は他人事じゃない。
自分も地方豪族として断固応援する次第。
nbsa新聞、つくばでも配布するぞ。 

どうぞチェックよろしく! 
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まさに地域に根ざしたアートな夜を創出しようと
意識のシムシティを始めたばかりの
クラブカルチャーのピルグリムファーザーたち
言い換えるならば
文化の地方豪族たちの熱い想いと
耳と動きのはやいライフタイムトラベラーたるお客たち

(出典:“アートとしてのローカルパーティー” -『三宅ブログ』より)