編集者にとって一番つまらないのは、小さな自分にこだわった「価値」にしがみつき、
世界を狭くしてしまうことです。それから、自分の描いたストーリー通りに世界を物語ろうとすることです。
編集の醍醐味は、自分たちの「計らい」を超えるようなシンクロニシティや、コインシデンス、
偶然の恩恵が次々にやってきてくれることです。
***
編集者は、本を読んだりすることはもちろん必要だけど、それ以上に旅をすること、
世界を生きた本として読み、なおかつ、そのページの中に入り込んで歩きまわることが大切。
そうすれば、他の人が得られない特別の力、「価値」を手に入れることができるのだと思うのです。
-後藤繁雄 (『僕たちは編集しながら生きている』より)
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