2013/11/30

anapple


京都の友人、林拓君のバンド「anapple」のアルバムが出ます。
タイトルは『arcoiris』。まさかのライブ盤。レコンキスタ(土着と洗練!)で試聴が出来ます。
分かっちゃいたけど、林拓。ただ者じゃありません。
以下に幾つかのコメントを。

***

ワオ! アナップルのデビュー・アルバム『アルコイリス』が11月29日に発売されるわ! 全10曲入り。リリース元はAlga。もちろんレコンキスタでも買えるわよ! すでに音を聴いたユリシーズ・ボーイの平治さんによれば、「アナップルを聴けばもう誰も安眠はできない」とのこと。河添剛さんによれば、「新たなるランボー。アナップルの叙情は野性的な幻視家のそれだ」とのこと。期待していてね! 『アルコイリス』が2013年のベスト・ロック・アルバムの一枚に数えられることは間違いないわ!
-「ユリシーズ・オフィシャル・ブログ」より

最高!!林拓率いるアナップルのデビュー作!ソロ作品もかなり好評を博していましたが、今回は新たにバンドを結成してのライヴ録音作品です!持ち前のアシッド・フォークな感性に、エレクトリック・バンジョー、パーカッション、ベースが加わることでサイケデリックな様相が益々強まっていますね!混沌とした演奏の中から歌が立ちのぼってくる感じが最高に素晴らしいです!インクレディブル・ストリング・バンドやアモン・デュールを髣髴させる格好良さがありますよ!それから、飛躍を繰り返すことで重層と拡大を歌に与える詩も格好イイですね!土着的とも思える生々しい演奏をモダンな感性で彩った強固な音楽です!サード・イヤー・バンドを髣髴させるジャケットも◎!大推薦!!
-「レコードショップ・レコンキスタ」より

落合soupで林拓 anapple レコ発。爆音で無茶苦茶やって欲しい! デモ音源を聞いた時心底ぶったまげた。VELVET UNDERGROUND の地下音源のやばいやつを聴いた時の様に。ノイズでエキゾで奇妙で洒脱。激しくて、ゆるい。おいおい京都にはこんな音楽があんのかと。。
-「Shimadu_Hodaka on twitter」より

***

そんなアナップル、本日は東京でライブです。
会場は落合soup。

2013年11月30日(土)
会場 落合soup
http://ochiaisoup.tumblr.com/
開場 18:30/開演 19:00
料金 2,500円

出演:アナップル / 竹田賢一(大正琴)


http://ochiaisoup.tumblr.com/post/64445490326/2013-11-30-sat

2013/11/29

PEOPLE'S STOREが出来ました!


はあ、ようやく。
ようやく開設できました。PEOPLE'S STOREによるWEB SHOPです。
とは言え、まだまだ大味で不備ばかり。ここで買い物をしてもらえるのかも分かりません。
とにかく店は構えました。それだけがハッキリしています。見切り発車というヤツです。

なのですが。なのですが。
なんだか新しい乗り物を手に入れたような気持ちでもあります。
パチパチとキーボードを叩きながら、写真を撮ってもらいながら、どうにもワクワクしています。
ここでどんなことを話そうか。どんなひとと出会おうか。
またひとつ、自前のメディアを手に入れました。

少しずつ更新していきますので、たまに覗いてみてください。
http://peoplebooks.thebase.in/

2013/11/28

雪がふっている



『夜の木』タムラ堂からあたらしい絵本が届きました。
そのタイトルは『雪がふっている』。白いページだけ、だけれど味わい甲斐のある、不思議な一冊です。
本当にどこを開いても白、白、真っ白。ページの下に少しの呼びかけ。
手触りの良い紙にうつくしい活字が踊ります。

そとは 粉雪が舞い いちめんの銀世界 その さむいことといったら!

こんな言葉に導かれて、記憶に身を委ねてみます。
いつか見た、あの日の雪景色がぼーっと浮かんでくる。あれ、真っ白じゃないな、なんて思ったり。
雪の日の冷たさ。底にみえる灰色のコンクリートと白に交じる茶色の土、泥。枯れた葉っぱ。
どこにも行けずに、家にこもる。ストーブの暖かさ。コーヒーの香り。
そんな風景がみえたような、みえないような。

わずか数分。
この絵本の持つ、不思議な力がはたらく時間。
しんとした静けさをじっくりと味わってみてください。

『雪がふっている』。
本日よりPEOPLEでも販売しています。

***


『雪がふっている』

レミー・シャーリップ 作
青木恵都 訳
装丁・デザイン セキユリヲ

11cm×14cm  並製 24ページ
活版(亜鉛凸版)印刷
縫い合わせ製本
スリーブ・ケース入り
定価(1,000円+税)
発行 タムラ堂

この小さな本を開くと、何もない真っ白なページ。
最初のページの下の方にこんな一行が。

   みてごらん 雪がふっている

目をこらすと、白いページの中に、雪の降りしきる風景が…、
そしてページを繰っていくと、北国の暮らしが見えてくるはずです。
絵はありません。白いページだけです。
それにしても、これが絵本? そうです絵本です。空想する絵本。
手のひらに収まる小さな白いページの中で、
心がどこまでもどんどん広がっていく、
そんな喜びを感じさせてくれる特別な「絵本」。
静かな幸福感に満ちた不思議な読書体験です。

作者のレミー・シャーリップ(1929~2012)は、
ニューヨーク生まれのアーティストで、
絵本作家としてもたくさんの魅力的な絵本を残しています。
本書は、作者と親交のあった音楽家、ジョン・ケージに捧げられました。

さまざまな映像や音が氾濫している現代生活において、
あたかも<沈黙>を聴くかのように、
<白いページ>を見つめることの大切さと素晴らしさを
気づかせてくれる画期的な絵本です。

活版(亜鉛凸版)印刷。柔らかい手触りの本文紙。
手縫い製本。半透明のスリーブ・ケース入り。
真っ白な雪の世界と呼応する繊細で美しい造本です。 


2013/11/26

きのうの入荷本(追加有り)。


きのうの入荷本。
その一部を以下に記します。

『刻』/ 李良枝

『外骨という人がいた!』/ 赤瀬川原平
『カフカ? ある形式の記述』/ マルティン・ヴァルザー
『ラテンアメリカの小さな国』/ J・ディディオン
『ポストモダンの共産主義』/ スラヴォイ・ジジェク
『戒厳令下チリ潜入記』/ G・ガルシア=マルケス
『コサック』/ トルストイ
『マダム・エドワルダ/目玉の話』/ ジョルジュ・バタイユ
『日本人とユダヤ人』/ イザヤ・ベンダサン
『アイヌの碑』/ 萱野茂

『芹沢銈介の造形 -色と模様-』
『リキテンスタイン』/ ジャニス・ヘンドリックソン

『丘の上のパンク』/ 川勝正幸・編
『僕の散在日記』/ 松任谷正隆
『日々の地図』/ 谷川俊太郎
『はだか』/ 谷川俊太郎
『思いださないで』/ 寺山修司
『みれいの部屋 ニューお悩み相談』/ 服部みれい
『すてきなあなたに』/ 大橋鎮子
『物には心がある。』/ 田中忠三郎
『自分の仕事をつくる』/ 西村佳哲
『本の声を聴け』/ 高瀬毅
『白洲次郎』/ コロナ・ブックス
『日本という国』/ 小熊英二
『どんとこい、貧困!』/ 湯浅誠
『アイデン&ティティ 24歳/27歳』(文庫)/ みうらじゅん
『1964-1967 アンディ・ウォーホル』/ ナット・フィンケルスタイン
『絵でわかる ジョン・コルトレーンの生涯』/ 笹尾としかず
『詩 黒人 ジャズ』/ 木島始
『ハーレムの子どもたち』/ ローザ・ガイ(編)
『黒人ブルースの現代』/ 三井徹
『アフリカの旅 文明と野性の国々』/ 辰野賀代子
『ニッポン秘境館の謎』/ 田中聡
『チベットの死者の書』/ おおえまさのり(訳・編)
『河童が覗いたインド』/ 妹尾河童
『おしゃれな旅じたく』/ 西村玲子
『鳥たちのように私は語った』/ 池田満寿夫・対談集
『ビートルズ詩集1&2』(文庫)/ 片岡義男(訳)
『ピカソ その成功と失敗』/ J・バージャー
『猿飛佐助(上)』(文庫)/ 杉浦茂
『「漫画讀本」傑作選』(文庫)/ 文藝春秋(編)
『マンガ黄金時代』(文庫)/ 文藝春秋(編)
『芸術新潮』特集・「さよなら岡本太郎」
『芸術新潮』特集・「ファッション写真の大冒険」
『芸術新潮』特集・「フランシス・ベーコンを解剖する」
  etcetc...

この他、映画『KIDS』のパンフレットや『EYESCREAM』などの雑誌も入ってきています。
あと、おそらく今月中には『夜の木』のタムラ堂さんの新作絵本『雪がふっている』が入荷する予定です。
この本は面白いですよ。どうぞご期待ください。

2013/11/25

“ステアーズと一喜一憂。再び。”より


すべてのムーブメントが発生するときにはいつだって、ほかの道を選び、自らの関心事を探求する頑固な奴が何人かはいるものだ。似たような場所への異なるルートではなく、全く反対方向への新しい道を選ぶ奴ら。流行に真っ向から挑むことは、一風変わった手段で目指すところをみつけるために群衆の考え方から自らを自由にする方法として最も評価されるスタンスである。一部の人々は、本当の姿を、本当は何が起きているのかを見抜くことが出来た。上品な音楽、アート、文学そしてたくさんの強盗を。そうあるべきさ。これこそが人間としての信念を回復させてくれる。1990年91年のリヴァプールで黄金の道を歩んだ唯一のバンドがザ・ステアーズなんだ。
-バーニー・コーナー “ステアーズと一喜一憂。再び。”より/ 酒井翠・訳)

http://www.youtube.com/watch?v=wqAcIpNCjNQ
http://www.youtube.com/watch?v=vLm-i2VhYfo
http://www.youtube.com/watch?v=U67s-XXMisY

2013/11/22

今週末のお知らせ



お知らせをいくつか。
明日、23日は「Peacenic 2013 秋 〜おか と はたと〜」に出展です。
とは言えお店は通常営業。DJちゃんぽんこと中村友貴が店番をしてくれます。
やさしく可愛がってあげてください。

***

お隣のmanufact jamでは新たな企画展「古の装身具」が始まっています。
見応え、手応えは充分な展示です。ぜひとも足をお運びください。

そしていつもお世話になっているShingoster LIVINGでは毎年恒例のキリム展。
トルクメニスタン! イラン! トルコ! の「キリムとじゅうたん」が始まるようです。
お店のホームページでの使用例の紹介もなんだか素敵。和田彩のイラストも良いんです。
自転車があればすいっとまわれるつくば界隈。天気が良ければ最高です。

PEOPLEには、本があります。
千年一日には美味しいコーヒーと焼きいも、けん玉があります。
つくば食堂 花にはとびきりのランチがあるし、Diariesには上等な洋服がある。
つくばねファームのいちごも、もうそろそろ、実るはず。
いろんな店があるんです、この界隈には。

そうそう!日曜日はつくばマラソンです!
走ったあとにはフィンラガンでのビールとカレーをおすすめします。
みなさまのご健闘、完走を願っております。

2013/11/21

ハーダー・ゼイ・カム




『ハーダー・ゼイ・カム』を見て、私はその音楽に感化された。サウンドトラックに続けて、ビッグ・ユース、ザ・ロイズ、ユー・アンド・アイなどを聴くようになり、私のエチオピア熱を呼び起こした。ラスタとソロモン、シバ、そしてランボーのアビシニアは私を惹き付けてやまなかった。だから、その延長線上として、彼らの聖なるハーブを試そうと思いついたのだった。
- パティ・スミス 『ジャスト・キッズ』より/ にむらじゅんこ・小林薫・訳)

2013/11/20

favorite soundcloud. #14





フェイバリット・サウンドクラウド。
川手直人さんの新しい作品、『Leaving Music』からの3曲です。
ソロ・ギタリストとして認識する方が多いであろう、川手さんのイメージを大きく裏切る多重録音。
ボクは思わずニヤリとしました。すごく面白い音楽だ、と思ったからです。
ああ、こういう驚きは本当に嬉しい。

なんだかどす黒くて、ハラハラする。独特の息づかい。
それでもただ単純に「カッコいいなあ!」と、気持ちがノリました。

この週末、2つのギャラリーで川手さんの独演会「繙く47曲」が開催されます。
ポポタムとセプチマ。どちらもきっと面白い時間になるでしょう。
残席僅か! とのこと。気になる方は是非、お出かけください。

2013/11/19

きのうの入荷本。


ごめんなさい。
本日のPEOPLEは17時頃のオープンとなりそうです。
出来るだけ早めに開けます。そしてtwitterで開店のお知らせをします。
急のお知らせですが、どうかご容赦ください。

そして、きのうの入荷本。

『ギター・ポップ・ジャンボリー』/ 宮子和眞・監修
『テクノ:バイヤーズ・ガイド』/ 三田格・監修/木村重樹+金田謙太郎・編集
『remix』2009 Autumn  (表紙:七尾旅人)
『remix』2009 winter (表紙:ヤン富田)
『立川談志 最後の大独演会』/ お客:ビートたけし・太田光
『うらおもて人生録』(文庫)/ 色川武大
『ぼくふう人生ノート』(文庫)/ 吉行淳之介 sold!
『隅田川のエジソン』(文庫)/ 坂口恭平 sold!
『野性的生活のすすめ』/ 西丸震哉
『ポケット詩集』/ 田中和雄・編
『宮沢賢治 永遠の詩06』/ 高橋順子・選
『樋口一葉』/ ちくま日本文学全集
『堀辰雄』/ ちくま日本文学全集
『島崎藤村』/ ちくま日本文学全集
『正岡子規』/ ちくま日本文学全集
『大佛次郎』/ ちくま日本文学全集
『さっちん』/ 荒木経惟
『芸術新潮 特集・荒木経惟』1991 may
『007号 ベルリン脱出』/ イアン・フレミング (井上一夫・訳)

こんな面々に加えて、『Arne』の最終号や『Kunel』が数号、平野レミさんの『エプロン手帖』など入ってきています。
あと、次号から写真雑誌『IMA』の取り扱いもはじまります。最新号とバックナンバーが揃いますよ。
入荷次第改めてお知らせします。

※PEOPLEでは本の買い取りを行っております。
   蔵書の整理をご検討している方、お気軽にご相談ください。

2013/11/17

きのうの入荷本。



きのうも少し入荷がありました。
リスト以外には『暮しの手帖』、「シスター・コリータの授業」収録号なんかもあります。
滞空時間にDoppelzimmer、ジョセフィン・フォスターの音源もおすすめしてます。

では以下、きのうの入荷本。

『いま生きているという冒険』/ 石川直樹 sold!
『パタゴニア氷河紀行』/ 中島暢太郎・文 近藤裕史・写真
『沈黙の春』/ レイチェル・カーソン sold!
『ジャンピング・マウス』/ H・ストーム他 述・著 北山耕平・解題と再話
『ノーム・チョムスキー』/ ノーム・チョムスキー
『チョムスキーの「アナキズム論」』/ ノーム・チョムスキー
『ナイン・ストーリーズ』/ J D サリンジャー(柴田元幸・訳)sold!
『佐谷画廊の三〇年』/ 佐谷和彦

***

明日18日と25日の月曜は定休日。
今月のそれ以外の日はすべて通常通りの営業予定です。


2013/11/16

ピープル・ラジオショウ / YOSSY LITTLE NOISE WEAVER編




来月の「ジョビン・ナイト」でお迎えする、YOSSYさんとicchieさん。
このお二人で構成するユニット「YOSSY LITTLE NOISE WEAVER」は本当に素晴らしい。なので勝手に紹介します。ピープル・ラジオショウ。
ではまず上の二つ、“Walk on the wild side”と“Volcano”をどうぞ。ファンキーかつチャーミング、軽やかなるソウル・セット。
ね、最高でしょう。ボクは思わず小躍りしちゃいます。

せっかくなので“Volcano”の動画も貼っておきます。



ああ、「キッチュ」ってこういうことなのかな、と今思いました。
違っていたらごめんなさい。言葉の響きだけで、つい。

そして名盤2nd『Woven』からの2曲です。続いてどうぞ。




打って変わっての静謐さ。音を鳴らさない、という表現。
しんとした冬の朝のような音楽だなあと思います。背筋が伸びます。

そして、『平野甲賀 装幀の本』にあった、佐藤信氏の言葉を思い出すのです。
「「なにをなすべきか」ではなく「なにをなさざるべきか」という思考 異化 つまり批評」(“平野甲賀論”より)。
ああ、格好良い。いま、世の中に足らないのはこういう感覚だろうとボクはハッキリ感じています。
足し算ではなく引き算で。料理も音楽も文章も、企画なんかも表現できるはず。
「盛り」にもセンスが必要だということ。ここのところ大事です。

さて、だーっと紹介しました「YOSSY LITTLE NOISE WEAVER」の近々二つの演奏予定、貼っておきます。
どちらの場所も共演者も間違いなし。出かけましょう。味わいましょう。
そして、「ジョビン・ナイト」で会いましょう。


Venusmars  × YOSSY LITTLE NOISE WEAVER




2013/11/13

I'M A DREAMER


ジョセフィン・フォスターの新作、『I'M A DREAMER』が入荷しました。
すごく良い音が鳴っています。ジョセフィンの声により添う楽器、ギターとピアノ、ベースの音がとても好きです。
暖かくした部屋の中で流してほしい。思わずうっとりするような、多幸感に包まれるから。
ここではないどこか。遠いところに来たような気分になれると思います。

ああだこうだと書きましたが、とにかく素晴らしい作品です。是非ご一聴を。

販売価格は税込みで2376円。どうぞよろしく。

***

 .
   .

http://windbelljournal.blogspot.jp/2013/10/i-m-d-r-e-m-e-r.html



今年4月に初来日し、大盛況に終わった日本各地での全10公演も記憶に新しい
ジョセフィン・フォスター。
昨年リリースされた" Blood Rushing "に続く最新作。
濫作ではなく、多作
アイディアが枯渇するどころか泉の如く
現在の彼女は最盛期の果実や樹木のように瑞々しさを失いません。

前作に続き録音・MIXはアラバマ・シェイクスのアルバム


"Boys&Girls"で脚光を浴びたAndrija Tokic

作品毎に様々な音楽的アプローチ、方向性を示して来た彼女ですが
この新作もこれまでの作品とは異なる作風に仕上がっています。
ピアノ、ペダル・スティール、ダブル・ベースなど
これまでの作品では多用されることのなかった楽器に
彩られた楽曲群はその編成などから
オルタナ・カントリー、アコースティック・スウィングといった

キーワードを思い浮かべるかもしれませんがその枠組みに収まらないのが彼女。

このアルバムに広がる音像は彼女だけのものです。
古の音楽をこよなく愛しつつも、独自の表現を獲得していることが
これまでの作品の中で最も如実に表れていると言えるでしょう。
先人たちが工夫を凝らしながら形作ったかたち・定型も
表現者次第で切り開く領域がまだあること、
新鮮な息吹を持って蘇ることをこの作品は伝えます。


2013/11/12

きのうの入荷本(追加有り)。


一気に寒くなりました。
PEOPLEでもストーブ大活躍。暖かいです。
是非、通りがかりに暖まりにいらしてください。
これから300円均一コーナーを充実させます。やれることを、少しずつ。一つずつ。
ああ、飽きないって大変だ! てえへんだ!

ではきのうの入荷本。
少し追加しました(11/13)。

『ソングライン』/ ブルース・チャトウィン
『天涯』/ 沢木耕太郎
『World Wide Warp』/ 石塚元太良
『印度放浪』/ 藤原新也(文庫)
『すばらしい新世界』/ 池澤夏樹(文庫)

『壁の本』/ 杉浦貴美子
『写真との対話、そして写真から/写真へ』/ 森山大道
『アーティストは境界線上で踊る』/ 斎藤環
『時の海、人の大地』/ 石川梵
『トルコ 旅と暮らしと音楽と』/ 細川直子
『モーターサイクル南米旅行日記』/ チェ・ゲバラ
『おだやかな死』/ シモーヌ・ド・ボーヴォワール
『滝山コミューン一九七四』/ 原武史
『なぜ「自由」は不自由なのか』/ 仲正昌樹
『アメリカ格差ウォーズ』/ 町山智浩
『あきらめから希望へ』/ 高木仁三郎
『奇跡のエコ集落 ガビオタス』/ アラン・ワイズマン
『21世紀のモデル キューバの有機農業』/ 金子美登・尾瀬あきら・吉田太郎
『地球維新 vol.2』/ 丸井英弘・中山康直
『実践主義道具学2』/ ホーボー・ジュン
『Make:01』
『Made by Hand』/ マーク・フラウエンフェルダー
『アーバン・トライバル・スタディーズ』/ 上野俊哉
『「ノイズ文化論」講義』/ 宮沢章夫
『ヒップホップ・アメリカ』/ ネルソン・ジョージ
『情報の呼吸法』/ 津田大介
『色彩自由自在』/ 末永蒼生
『アンビエント・ドライヴァー』/ 細野晴臣
『分福茶釜』/ 細野晴臣
『ノマディズム』/ 後藤繁雄
『グレイト余生』/ みうらじゅん
『明日は昨日の風が吹く』/ 橋本治
『ああでもなく こうでもなく』/ 橋本治
『アホウドリの仕事大全』/ 阿奈井文彦 sold!
『翻訳家という楽天家たち』/ 青山南
『シェイクスピア・アンド・カンパニイ書店』/ シルヴィア・ビーチ
『詩をたのしく』/ 高田敏子
『日本の工芸』/ 全10巻+別巻
『味覚極楽』/ 子母澤寛・聞き書
『包む』/ 幸田文
  etcetc...

こういう本本に加えて、『暮しの手帖』や『Kunel』もちょこちょこ増えています。
これから音源や新刊の入荷も増えそうです。どうぞお楽しみに。

2013/11/10

新しい自由の空間のために


千年一日珈琲焙煎所ではじまります。
“新しい自由の空間のために”という企画・・・ではなく試みと呼んだほうがしっくりきますね。
そう、これは千年一日/大坪茂人のあらたな表現。自分の場をつくったからこそできる実験。(浅野さんが書いてましたね。)
試みとは「ためしにやってみること。企て」(*)とのこと。例文としては「新しい試みが実効に移される」とあります。
いつだって、はじめられる。すごく良いと思います。

では以下、大坪さんからのごあいさつ。

***

千年一日珈琲焙煎所での久しぶりの音楽の催事です。
コントラバス、ギター、ヴァイオリンの奏者を週替りで
​おひとりずつお招きして即興演奏をしていただきます。

現代音楽とか実験音楽とか難しく考える必要はありません。
純粋に音と向き合い、すべての音/静寂に耳を澄ますとき、
この世界からたくさんの〈いま〉が聴こえてきます。
音楽であることから解放された音楽。
そんな空間になれば良いなと思っています。

入場料をとてもお安くしました。
それは偶然の出会いをつくるための工夫です。
少しでも気になる方、ふらりとお立ち寄りください。
とくにご予約は必要ありません。

これはあなたのための音楽会です。


http://1001coffee.jugem.jp/?eid=380

2013/11/09

飛ばない日


残すはあと一枚。

2013/11/08

滞空時間が『来日』してます。



※この動画はDVD/CD『ONE GONG』のPVです。


滞空時間-Taikuh Jikang-『来日』をPEOPLEで販売しています。
“架空の南の島で行われたお祭りの一夜”というコンセプトで編まれたこのアルバム。
なんだかもう、たまらん聴き心地です。土着の音楽に羽を与えて、躍動させて、鳴らしています。
OOIOOのYOSHIMIOさんの「地に足のついた音が今飛び立つ瞬間だった。わあああああああい。」というコメントがしっくりきます。
ああもう、まちのあちこちでこの音楽が響いてほしい。

感じの良い珈琲屋さんとか美容室とか、格好良い洋服屋さんとか、まったく普通の飲み屋さんとか。
ばーんと広くなくてもいい。抜けの良い場所でかかっていてくれたら嬉しいです。
吉祥寺の「アムリタ食堂」なんかピッタリでしょう。気持良いだろうな。

PEOPLEでは『滞空時間ニューアルバム発売記念新聞』の上・下巻を配布しています。
あと、ご購入特典としてポストカードも付けられます。是非ともどうぞ。

以下、オフィシャルページからお借りしたプロフィール。

***


-Taikuh Jikang プロフィール-
インドネシアの青銅打楽器「ガムラン」を駆使して飴屋法水、OOIOO 、OKI,小山田圭吾、GOMA,ハナレグミ、u-zhaanなど数多くのアーティストと共演し高い評価を受ける芸術家/川村亘平斎のソロユニット。
伝統打楽器「ガムラン」と、日本、アジア、アフリカの民謡を取り入れた南洋お祭りSOUNDに加えて、ミュージシャン達が影絵になって登場するライブスタイルは、都市と土着が見事に融合した新たなワールドミュージックを切り開いている。
2012年7月のインドネシア/マレーシア2カ国ツアでは、現地アーティストとのコラボレーションや日本の民謡を交えたパフォーマンスがオーディエンスに熱狂的な指示を受ける。
西はアフリカ東は日本、広がる海のシルクロード、移ろい繋がる音と影。AYO!!!!SELAMAT JALAN!!!!!
TAIKUH JIKANG are
濱元智行 GAMELAN
新井ごう VIOLIN
徳久ウィリアム VOICE
さとうじゅんこ VOICE
AYA(fromOOIOO) BASS
山岸天平 GAMELAN/SHADOW WORKS
新名真大 GAMELAN /SHADOW WORKS
辻圭介 SOUND ENIGINEER
&
川村亘平斎 GAMELAN/SHADOW WORKS

2013/11/06

ヴィヴィアン・ウエストウッド、かく語りき。



「私は、本当に自分の深いところで興味を抱けるもの、その対象を追うことだけが自分のオリジナリティを発揮できるやり方であって、過去を振り返ることで本当に意味での今の時代がわかるんじゃないかと思っています。これはインテリと若者へ向けたマニフェストです。団結せよ、あなたたちは孤立していない。マーケティングやセールスに巻き込まれず、TVを消し、本を読むこと。雑誌を見ないで美術館へ行くこと。それは私の求めるレジスタンスの一員として関わっていることになります。プロバガンダの唯一の解毒剤は文化でしょう。100人に1人でも、真剣に自分の頭で考えるようになったら、この世は楽園になると思います。」

「私は本当に何かに揺さぶりをかけたり、転覆するには、「考えること」が可能性を示すと気づきました。パイレーツは海賊だから、あちこちから物だけでなく、アイデアや思想も盗んでくる。そして同時に第三世界への言及も考えていました。でも「パイレーツ・コレクション」(*)の時代の本当にヒーローは、アメリカ先住民の指導者だったジェロニモです。白人に屈しないと宣言し、結局は破れ去ったけど、彼の持っていたあの存在感を素晴らしいと思っていたんです。」
-ヴィヴィアン・ウエストウッド『ノマディズム』(後藤繁雄・著)より

(*)http://www.viviennewestwood-tokyo.com/info/CSfViewGuide.jsp?tp=16

2013/11/05

sorry!



アイム・ソー・ソーリー。
本当に急ですみません。明日、11月6日は11:00−18:00の休日シフトでお店を開けます。
今月のそれ以外の日は通常通り15:00−22:00で営業します。
あと、23日には「Peacenic」に出展予定。店も開けます。
どうぞよろしく。

あっと思ったらこの曲が流れました。

"I'm so sorry" Kitty,Daisy&Lewis

Hey do you never say goodbye, 
And now I'm so sorry, 
For everything I've done.
Hey do you never say goodbye, 
And now I'm so sorry, 
For everything I've done.

And now, I'm here with my guitar.
Strumming away these lazy days, 
And I'm so sorry.

2013/11/03

音の大陸 -OTONO TAIRIKU- -終了しました!

design:aya wada


" Looking for a New land! 
"

会場:
PEOPLE -BOOKSTORE&OFFICE-
http://people-maga-zine.blogspot.jp/

出演:
森俊二(Natural Calamity,Gabby&Lopez) × 曽我大穂(CINEMA dub MONKS)
https://myspace.com/gabbyandlopez  http://www.rushproduction.net/artist/natural.html
http://dubmonks.exblog.jp/

選曲:
TAGUCHI (trattoria blackbird)

日時:
11月3日 (日曜)
18時開場 / 19時開演 

料金:
前売2000円 / 当日2300円  

企画 :
PEOPLE

☆電車でつくばまで
つくばエクスプレス(TX)秋葉原駅から快速45分「つくば駅」下車

☆つくば駅からバスで
つくば駅A3出口をあがるとバス乗り場に出ます。
つくばセンター6番のりば(地図)より関鉄バス「筑波大学循環(左回り)」に乗車します。

平日は20分間隔、休日は40分間隔で運行。(時刻表)7分揺られて「合宿所」という停留所で降ります(190円)。停留所(地図)からは徒歩3分です。

☆つくば駅からレンタサイクルで
つくば駅構内のつくば市総合案内所で、1日500円(9:00~18:30)で自転車が借りられます。駅から約10分。

緑豊かなつくばを散策するのにお勧めです。晴れの日にどうぞ。 

お問い合わせ :
PEOPLE  mojomojo.people@gmail.com
                            080-6525-4350 (植田)

***


森俊二
1991年、中西俊夫プロデュースによるナチュラル・カラミティとしての1stアルバム『Dawn In The Valley』でデビュー。以降6枚のアルバム、1枚のリミックスアルバムをリリース。UA、かせきさいだぁ等のプロデュースやNIGO、SUKIA、SILENT POETS等のREMIXも手掛ける。ギタリストとしてもゲストミュージシャンとして多方面で活躍。1998年にはビースティーボーイズ、ベック、ローリングストーンズのプロデュースで知られるダストブラザースのIDEAL RECORDSより全米デビュー、ダストブラザース主催のイベントにも出演。静かでメランコリックな彼の音楽性はアメリカのメディアでは"ドリーミー・サウンド"と称され、ジャック ジョンソンが自身のムービーのサウンド・トラックに使用するなど世界各地でその評価は非常に高い。2001年には「UMA UMA」名義でのギターインストアルバム『UMA UMA』をリリース。2003年9月には瑞々しい4年ぶりのナチュラル・カラミティ7thアルバム『Night Is Indigo』をリリース。2003年には森俊二と石井マサユキ--TICA--によるギター・インスト・ユニット「Gabby&Lopez」を結成。2004年9月、待望の1stアルバム『STRAW HAT, 30 SEEDS』を発表、数々のライヴ・イベントに出演する。2006年11月に2ndアルバム『Nicky'sDream』を2011年3月には3rdアルバム『Twilight for 9th street』リリース。現在はふたたびナチュラル・カラミティの新作と新しいプロジェクトでのアルバムを製作中。


2013/11/02

黄昏バーの出しものずらり! -終了しました!


臨時駐車場も用意しました!

***

星谷ビル町内会での文化祭「黄昏バー」。
いよいよ次の日曜日、11月3日に開催します。11時から22時まで。
フィンラガンの新店舗お披露目を目玉にして、その他4店舗も愉快な企画を用意しています。
ここで当日のプログラムをまとめておきます。

Brasserie&Bar Finlaggan
「新店舗お披露目! ベアードビールと極上ワイン、美味しいカレーでお迎えします!」11:00-

お酒とごはん わかたろう
「お酒と鶏からエトセトラ・2」11:00-

manufact jam
ご飯の道具展 -炊き立ておにぎりやお茶漬けも!」11:00-

・PEOPLE
『ダンスについて』について 〜染谷拓郎弾き語り〜」13:00-14:00
香港バー 〜魅惑の香港音楽をレコードで聴こう〜」14:00-15:00
音の大陸 〜森俊二×曽我大穂〜」18:00-

千年一日珈琲焙煎所
小春丸「花を盛る」教室」11:00- / 13:00
「お暇があったらふらりと似顔絵 : natunatuna」11:00-15:00
「からだが喜ぶ無添加のおやつ / オリジナル家具や小物など : ReMT」11:00-
けん玉大会 〜けん玉をもってまちに出よう〜」15:30-

という感じで組み上がりました。
あちこちで、いろんなことをやります。ビールもワインもコーヒーも味わえます。
炊きたてご飯でのおにぎりやお茶漬け、鶏の唐揚げやつくね、お湯割りなんかも出るでしょう。
とにかくすべては把握できません。なので是非とも当日、星谷ビルにお越しください。
ひとつでも多く各店の出し物を楽しんで頂きたいなーと思っています。

そしてお願い。
星谷ビルの駐車スペースは数が限られています。ご友人との相乗りや自転車、散歩がてらの徒歩で遊びにきて頂けると助かります。
どうぞどうぞ、ご協力ください。出来るかぎりの準備はしますので。

ではではあと一週間、楽しみにしていてください!


2013/11/01

きのうの入荷本。


さて11月。明後日は「黄昏バー」です。
もしかするとすごく寒いかもしれません。暖かくしてお越し下さい。
星谷ビルの面々が、愉快に熱く、お迎えいたします。
当日の出し物はコチラでご確認ください。

さて、きのうの入荷本です。

『MACO'S 70 CARTOONS』/鮎沢まこと
『夜想曲集』/ カズオ・イシグロ sold!
『風景のない旅』/ 古山高麗雄
『洋食屋から歩いて5分』/ 片岡義男
『本を読む人』/ 片岡義男
『INSPIRATION』/ ポール・ゾロ(丸山京子・訳)
『POP VOCAL』/ 松生恒夫・監修
『文藝別冊・大瀧詠一』
『分福茶釜』/ 細野晴臣
『友人のような音楽』/ 中川五郎・永井宏
『マーシャル・マクルーハン広告代理店。ディスクガイド200枚。』/ 小西康陽 sold!
『ぼくは散歩と雑学が好きだった。』/ 小西康陽 sold!
『これは恋ではない』/ 小西康陽 sold!
『倫敦巴里』/ 和田誠 sold!
『女たちよ!』/ 伊丹十三(文庫)
『再び女たちよ!』/ 伊丹十三(文庫)
『遠い太鼓』/ 村上春樹
『ヘルメスの音楽』/ 浅田彰
『午後のふらんすパン』/ 柴田俊治
『私はもう中国を語らない』/ 武田泰淳・堀田善衛
『快の打ち出の小槌』/ 佐々木孝次・伊丹十三
『言葉の季節』/ 山本健吉
『旅=父と子』/ 永六輔(文庫)
『街=父と子』/ 永六輔(文庫)
『女=父と子』/ 永六輔(文庫)
『デザインと行く』/ 田中一光
『装丁物語』/ 和田誠
   etcetc...

面白い本が入ってきました。
同じタイミングで滞空時間の『来日』Doppelzimmerの『田園』も入荷しました。
この二つの音源は改めて丁寧にお知らせします。
「IP」なる一団の新作Tシャツもナイスです。

それでは、お店で会いましょう!