こいつぁ傑作! デタラメなのに鋭く賢く、狂ってる。
伝説の自販機本『Jam』の話で丸ごと一冊つくってしまった『Spectator』39号が入荷しました。なによりもまず、目を引くのはこのヴィジュアル。あらゆるものに「NO!」を連呼する、この姿勢こそがパンクです。そして、「とにかく自分たちが面白いと信じていることを載せたいという熱量と勢いが渦巻いている*」本編の構成が素晴らしい。現代日本では成立し得ない記事の数々。自販機本という産業、文化に関する注釈と丁寧な解説。編集に携わった重要人物への聞き書き、ドキュメント。出色記事を選りすぐって切り貼りした「『Jam』再録」も刺激的です。
ああ、ヤバいもの見つけてしまった! なんてハラハラしながら、目も手も止められず、一気に読んでしまいました。販売価格は1100円(税込)。ハートに火がつく、危険な特集号。是非ご一読ください。
*「自販機本『Jam』ってなあに?」より( 答える人:ばるぼら イラストレーション:UTJ)
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スペクテイター39号
発売/2017年5月31日
定価/1000円+税
発行/有限会社エディトリアル・デパートメント
特集 パンクマガジン『Jam』の神話
『Jam』は1979年3月から約1年に渡って毎月刊行されていた、自動販売機でしか買うことのできなかったパンクな雑誌です。ポルノ雑誌の様相を呈しつつも、プロレス、神秘主義、フリーミュージックなどアナーキーで濃厚な記事が掲載され、「伝説のサブカル雑誌」として現在も一部のファンから熱狂的に支持されています。この過去に類を見ない過激な雑誌は、なぜ、どのようにして生まれたのか? サブカル雑誌の誕生神話に迫ります。
◆インタビュー:『Jam』はどんな雑誌だったか?
◇「突き抜けた世界を追求したくて『Jam』を創刊した」
八木眞一郎(元・『X-Magazine』『Jam』編集者)
◇「面白いかどうかが一番大事ですよ。素人なんだから」
高杉弾 (元・『X-Magazine』『Jam』『HEAVEN』編集長)
◇「真之助に「好きなことをしてほしい」と思ってました」
村田惠子(同時通訳者)
◇「『Jam』も『HEAVEN』も「高杉弾の個人誌」だと思います」
近藤十四郎(グラフィックデザイナー)
◇「自動販売機でしか売らない雑誌! なんて面白いんだろう! !」
羽良多平吉(書容設計家)
◇「突き抜けた世界を追求したくて『Jam』を創刊した」
八木眞一郎(元・『X-Magazine』『Jam』編集者)
◇「面白いかどうかが一番大事ですよ。素人なんだから」
高杉弾 (元・『X-Magazine』『Jam』『HEAVEN』編集長)
◇「真之助に「好きなことをしてほしい」と思ってました」
村田惠子(同時通訳者)
◇「『Jam』も『HEAVEN』も「高杉弾の個人誌」だと思います」
近藤十四郎(グラフィックデザイナー)
◇「自動販売機でしか売らない雑誌! なんて面白いんだろう! !」
羽良多平吉(書容設計家)
◆寄稿『Jam』について考えた
◇自販機本は僕らの学校だった/文・神崎夢現
◇『Jam』『HEAVEN』編集部の時代/文・金田トメ善裕
◇出版史における自販機雑誌と『Jam』/文・小田光雄
◇WHO’S WHO 人命事典 第3回/文・山崎春美
◇自販機本は僕らの学校だった/文・神崎夢現
◇『Jam』『HEAVEN』編集部の時代/文・金田トメ善裕
◇出版史における自販機雑誌と『Jam』/文・小田光雄
◇WHO’S WHO 人命事典 第3回/文・山崎春美
◆『Jam』~『HEAVEN』誕生物語/漫画・伊藤桂司
◆なぜなに学習塾 自販機本『Jam』ってなあに?/答える人・ばるぼら
◆『Jam』創刊号を完読してみる/文・ばるぼら
◆『Jam』面白記事よりぬき/構成・編集部
◆再録『Jam』
◆総目次『X-Magazine』~『Jam』~『HEAVEN』
◆なぜなに学習塾 自販機本『Jam』ってなあに?/答える人・ばるぼら
◆『Jam』創刊号を完読してみる/文・ばるぼら
◆『Jam』面白記事よりぬき/構成・編集部
◆再録『Jam』
◆総目次『X-Magazine』~『Jam』~『HEAVEN』
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◆連載:北山耕平「雲のごとくリアルに 飛雲編3」(暫定版)