10月31日、日曜日。店にいて、どうにもかみ合わない時がある。知り合いが同時に顔を出したりすると警戒心が動きだす。若者ふたりが入ってきたら、即座にガッカリ。ああ、疲れる。こういう状態って本当に良くない。悪循環を断ち切れないまま、時間が過ぎる。昨日がまあ、そんな日だった。
ハァ、今日はもうダメだと投げ出しつつも、店を開けていた遅い時間。ひとりで来たお客さんが、音源を2枚と古本を1冊、買っていってくれた。変わった作品だ。なんでまた? と声をかけると、なんとなく気になって。と返事をくれる。それだけで、だいぶ気が楽になった。スネていた気持ちが、土壇場で押し戻された。
買い物の場ではあれ、何かしらを面白がってもらえると、正直に言ってすごく嬉しい。金と物との交換以上のことができたような気がするからか。ああ、店を開けていてよかった。
今日は20時頃まで開けています。ご都合に合わせてご来店ください。