2025/03/31

3/31 店日誌

3月31日、月曜日。昨夜、店を閉めてから向かったのは天久保1丁目〈Good Near Records〉。またかよ! と思うが、前回来訪時にみたレゲエ~ロックステディの7インチ群がどうにも気になり、自転車を走らせた。到着するとJAVAさんが試聴中。チワッと挨拶をしてお目当てのジャマイカ棚のレコードをみていく。アルトン・エリス、ピーター・トッシュ、シュガー・マイノット、ドン・ドラムンドなど気になる盤を選んで試聴開始。オオ〜っと唸るものがあればウームと首を捻るものもあり。裏面に「DUB」「VERSION」とだけプリントされたレーベル面がカッコいい。

ちょっとだけ悩んで、3枚購入。お手頃価格ですげー嬉しい。サブスクリプションやユーチューブでいくらでも(訂正:いくらでもじゃない)聴けるし、効率が良いわけじゃないのも分かってる。でも、オレはこうやって音楽に出会いたいのだ。

ちらっと〈wear crab〉にも顔を出し、店主アキくんの近況を聞いてるうち、ホシくん、カナちゃんも現れる。今日からはじまる「2週間/nishukan」、4月20日(日)の「PEOPLE’S PARK」の話など。昨日はツジ&タロウ(つくばネットワーク)ともしっかり話せた。若者たちと少しずつ連動できてきた感あり。

今日も通常営業。オンライン・ストア〈平凡〉にもご注目を。

2025/03/30

3/30 店日誌

3月30日、日曜日。昨夜、店を早仕舞いして向かったのは浅草〈Pure’s〉、Exotico De Lagoのライブを観るためだ。はじめて訪ねた前回は迷いに迷って、交番で2度確認してようやくたどり着いたピュアーズなのだが、またしても迷う。西浅草2丁目。ここらへんのはずなのに、なかなか見つけられない。うーむ。浅草の路地は複雑。ちょうどコンビニから出てきたギタリストを見つけて、そっと付いていき到着! 道は合っていたのに、ひとつ角を折れていなかった。

狭い店に7人編成のバンドが陣取るとどうなるのかなーと思っていたが、ばっちりハマる。バンドのガレージ感とギュッとした状況とが相まったアンダーグラウンド・パーティー。あの雰囲気で、ひび割れたロック・ステディを生演奏されりゃあ文句なし。カッコいいな〜と唸るのみ。……だったのが、中盤に現れた酔客集団に空気を乱され、集中しきれず。

*

「ここは古本屋さんですか?」と聞かれて「ハァ」と応えたのちに反省する。たしかに分かりづらいのだ。何屋でもいいから好きに見ていけばいいじゃんとは思うが、説明好きな人には伝えづらいんだよなあ。でも、店にそんな質問するのって野暮だよなあ(ニコニコ顔で何も買わない人ばかりだし)。もどかしいぜ、3月。

今日明日は13時開店、19時閉店。つくばの桜は4分咲きかな。

2025/03/29

3/29 店日誌

3月29日、土曜日。昨夜、店を閉めてから向かったのは天久保1丁目〈Good Near Records〉。イベントで借りたものを返すついでに覗いていくか、という感じでレコードを見始めると、いやあ、なかなか。気になる盤が何枚も見つかる。値付けもちょうどいい。トーキング・ヘッズ、カエターノ・ヴェローゾを試聴。前者にも気を引かれたが、後者の奥深さは、なんと表現するべきか。ヘッドフォンを耳にあてながら「こりゃすげえ……」と何度か口をついた。

グッド・ニアー・レコーズは、昨年11月で開店して丸3年。初期の姿からは想像できなかった充実ぶり。自分が最近買ったのはトータス、ボブ・ディラン、カエターノ・ヴェローゾ。3周年記念セール時にはジャッキー・ミットゥー。他にも、ジャマイカ音楽のレコードに目をつけているものがある。

そう言えば! ペンペンドンピーのライブに店でCDを買い、興味を持った若い人が来てくれた。店で静かに本を選ぶ学生さん、はじめて来て、ゆっくり棚をみていく人もいる。名前も知らない人たちに支えられている。

今日は早仕舞いの可能性あり。18時半までは、開けているつもりです。

2025/03/28

3/28 店日誌

3月28日、金曜日。めっきり暇であると書いたとおり、きのうも開店から数時間は誰もこない。またこんな感じか……しょんぼり気味の空気を換えてくれたのは、樋口達也さん。現れてすぐ、挨拶も終えないうちに目の利いた本を手に取り、購入してくれる。その後は映画『名もなき者』、ポール・サイモン、ジェームス・テイラーのことなどを話し込む。聞かせてくれる逸話がどれも興味深く、斜めの視線から生まれる批評、感想の言葉選びも刺激的。安直な表現を避けながら本質を突く、樋口さんはシブい人だ。

樋口達也さんの個展「RAiN」の会期は4月16日(水)から27日(水)まで(火曜定休)。会場は吉祥寺にある書店兼ギャラリー〈一日〉とのこと。展示DMが〈千年一日珈琲焙煎所〉にあるらしいので数部わけてもらって、店でも配りたい。

混沌も混沌
人が大勢いるであろう日、誰もいないような日
どんな日でも奇跡のような時間があることを、
わたし達は知っているのかも

今日も「2週間/nishukan」の宣言文から一部紹介。「どんな日でも奇跡のような時間があることを、わたし達は知っているのかも」ってラインは詩的で、催事の本質を表していると思う。明確なスケジュールを組まず、場、状況をつくるだけで放り投げる。その上で何が起こるかを観察する。それが〈シリシリ器〉店主の美学なのだろう。

他者、客、知人、身内を操る力を身につけようとせず、引きつけつつも混乱させる。その姿勢はよく言えば誠実。わるく言えば不可解。利益、集客などの数字にこだわらずに動ける時期を大事にしてほしい。

今日も通常営業。明日29日(土)は18時までの短縮営業になるかも。

2025/03/27

3/27 店日誌

3月27日、木曜日。最近はめっきり暇である。今月序盤は放っておいても人がきて、それぞれに本や音源などを買ってくれたのだが、中盤以降は泣かず飛ばず。買取希望や探索本の問い合わせ、告知物の持ち込みなんかに対応しているうちに日が暮れる。ここのところ、催事準備に力を入れすぎていたからかな〜と反省しても始まらない。とりあえず開けて、来客を待つだけ。そう念じて、本の値付けをしたり、場所を替えてみたりする。

昨日も開店以降、静かなまま日が暮れていく。まあ仕方ない。買いたての伊藤彰彦『完全版・最後の角川春樹』を読んでいると、ガラッとドアが開く。立っているのは常連Iさん。穏やかに笑いながら、本を選んで、買っていく。塞ぎかけた気持ちに陽がさした。しみじみ、ありがたい。

日々、わたし達を取り巻く整頓されルールでがんじがらめになっている環境から、2週間 / nishukanは遥か遠く離れた場所にあります。立ち止まってみたり走り出してみたり、ジャンプしてみたり逆立ちしてみたり、みんなとわけがわからなくなっていきたい。

引き続き、「2週間/nishukan」の宣言文から一部を紹介。若いから、勢いがあるからってのも彼らと付き合う理由だけれど、なにより鋭さに惹かれるのだ。自分とは異なる角度で世界を見ていて、何かしらをつかんでる。その様を見ているのが面白いし、興奮させられる。

ある程度の型ができた人と交流するのもつまらないわけじゃないし、嫌でもない。人真似をして調子に乗ってる奴らを相手にするよりずっとマシだし、刺激もある。だけれど今は、未完成で不定形のエネルギーにこそ魅力を感じる。

今日も通常営業! 日々、古本には入荷あり。音源にもちょこちょこ動きあり。

2025/03/26

3/26 店日誌

3月26日、水曜日。見知った街を歩いてみる。バスで移動してみる。東京に出かけたときみたいに、天久保からつくば駅までバスに乗り、少し歩いて東新井で昼食。もう10分も歩けば松代だ。イメージしたのは秋葉原からお茶の水を経由して神保町まで歩いたのち、地下鉄に乗って八丁堀って流れの移動順路。車でビュン! 自転車でシャー! っと動けばいつもの風景、なじみの店や場所だけが目に入るけど、時間のかけ方を変えてみると、眼の角度があらたまる。古本屋やレコード屋など、個人店がいつも通りに開いているのが妙に頼もしく感じられた。

それにしても暖かい。いや、暑い。桜の花もそろそろ咲きそう。つぼみが膨らんで、ほのかな桃色が目に入る。こうなると、普段は静かな近所の公園、なんでもない路端が賑やかになる。季節の行事だから仕方ないけど、やたらにカメラを構える人たちが増えるのは……イヤなんだよなあ。

2週間 / nishukanは誰でも利用することができます
(朝ごはんを食べる会 ラジオ体操 ツチノコ販売 何にでも車輪をつける会 昼寝 トークイベント ライブ 受験勉強 作品展示 ヨガ 物販 将棋 無 ラジオ 生活 タヒチアンダンス 利き水 音楽イベント 就職活動 鍋 角打ち 上映会)
など、好き放題やっても好き放題やらなくてもいいスペースです

つくば市内唯一のバカスペース(©︎松本哉)、〈シリシリ器〉店主が発案した「2週間/nishukan」が来週3月31日(月)から始まる! なにをやるのか、だれがくるのか、全体の詳細は分からないままだけど、当店企画のトークイベントは4月8日(火)開催。ご注目を。

今日明日、明後日は15時開店。気が向いたら、ご来店ください。

2025/03/25

3/25 雑記

目が覚めて、気がつく。今日は火曜日、1日休みだ! やったーーー! 予定がないってのがこんなにも嬉しいとは。本を読みながらレコードを数枚、気分のままにとっかえひっかえ。ダラダラしながらコーヒーを飲むうち、気温が上がってくる。10時前に半袖で外に出て、ずんずん歩く。神社にお参りしてから公園でゴロンと横になる。持ってきた本を読んだり眠ったり。楽ちんだなあ。

バスに乗って、つくば駅で下車。そこからちょいと歩いて〈かつ善〉で昼食、テレビの甲子園中継を聞きながらヒレカツ、ビールを軽めにいただく。お腹いっぱいでまた歩く。リブロ、ブックセンターキャンパスと繋いでいって、そのまま自宅まで。筑波大は卒業式。袴姿の女性、スーツ姿の男性が目に入る。日が照るなか足をすすめて15時ぴったり、家についたらクタクタだ。シャワーを浴びる間もなく寝てしまう。

夕方にもうひと歩き、近所のスーパーでつまみを買って、小さなベンチでビールを一杯。犬の散歩をする人と会釈をしたりして、ああ、いい日だったとかみしめる。こんな風にじわじわと得られる喜びが幸せなのである。今日、読んでいたのは虫明亜呂無『むしろ幻想が明快なのである』。

2025/03/24

3/24 店日誌

3月24日、月曜日。やってくれぜ〜、ペンペンドンピー! サイコーだった! 鎌倉や足利、代田橋から友人たちが来てくれて、すぐ近くのバーやギャラリー、洋服屋の店主たちもそろって顔を出す。ライブはもちろん、ヒデさんのDJ、つくば食堂花のペンペン丼ピーも抜群だった。長いことイベントに関わってきたけど、こういう喜び、手応えは久しぶり。さあ、次はなにをやろうか! なにかやれる? そんな声もあちこちで聞こえてきている。いろんな種類の催事が増えたらいい。

今日はとりあえず、開けてます。お暇があればご来店を〜。

2025/03/23

3/23 店日誌

3月23日、日曜日。午前中、近所の神社でやってる骨董市をのぞきに行くと、のどかな雰囲気。目に入ったのは奇妙な土偶や人形、広辞苑、絵画、包丁などの刃物類。使い道のなさそうなガラクタ、古物がごろごろ並んでる。店主らしき人はだいだいお爺さんで、日向でぼやーっと座ってる。インスタントコーヒーをわけあったり、それぞれの話に夢中になる姿をみていて、心が軽く、柔らかくなった。古物屋さんって個性的な人が多いんだな。

さあ、ペンペンドンピーのライブ当日。行くよ! 行きたい、行けるかな。いろんな声が届いてるけど、もう一度。気になるならば、ぜひ来てほしい。18時開場、19時開演。ライブは2部制。合間にはヒデさんのDJあり。さらに、〈つくば食堂花〉の食事もある。会場は、天久保1丁目の地下音楽堂〈aNTENA〉。

てなわけで、今日は13時から15時までの短縮営業! どうぞよろしく〜!

2025/03/22

3/22 店日誌

3月22日、土曜日。天気がいい。気分もいいので、近所の神社まで歩いていくとお宮参りのご一行、家族そろって写真を撮っている。グッド・タイミング! って自然な流れでカメラをあずかり何枚か撮影。ああ、いい気分。最近知った弁当屋でのり弁とお茶を買い、お気に入りの公園で昼食。そのまま芝生にゴロンと横になり、しばし眼をつぶる。鳥の鳴き声、子供の声、バイクがブーンと通る音。ヘリコプターも飛んでいた。

毎年楽しみにしているコブシの様子を見にいくと、なにかおかしい。なかなか姿が見えてこないぞ……歩いていくと、ばっさり切られていた。立派な木だったのに。前回のパティ・スミスの来日公演はこの辺から電話してチケットを取ったなーとか色々と思い出す。残念だ。

それにしても、よく歩いた! 12時半頃に店に到着。ブログを書いてる今は12時35分。ラジオからは甲子園の中継が聞こえている。4回の裏がはじまるところ。

今日も通常営業! 明日は13時から15時までの営業で、その後はペンペンドンピーです!

2025/03/21

3/21 店日誌

3月21日、金曜日。思いきって店を休むとウキウキ、ワクワク。最低限の目的地だけを決めて電車に乗る。終着駅で降りて、地上に出るといい天気。祝日だからか人が多くて、街の雰囲気もなんとなく弾んでる。いつもの本屋、レコード屋、喫茶店、どんな順番でまわるか考える。最近できた店、誰かに聞いたか本で読んだかで知ってる古い店。今日はどこでも行けるのだ。急ぐ理由も約束もなし。好きなように歩けるってのがこんなにも清々しいとは。

自分に合うか合わないか、それにこだわると窮屈になるから、いつもの物差しを手放してみる。心を軽くして、好きなように時間をつかう。欲しいものがあれば買えばいい。……ってわけで、きのうは店をサボって気分転換! たくさんの本、レコードを見て、人と会って、ビールも飲んだ。

今日明日は通常営業。明後日はライブ開催のため短縮営業です。

2025/03/20

3/20 臨時休業

今日、3月20日(木)は休みます。

2025/03/19

3/19 店日誌

3月19日、水曜日。ムンビア・イ・スス・カンデローソスの新作7インチ『BOGOTOKIO/CUMBIA TERIYAKI』が到着! A面に針を落としてびっくり。スローかつドープなテンポ、深く沈み込むようで底には触らずに立ち上がるビート、複数言語が組み合わさったみたいなラップ……めちゃくちゃカッコいいじゃないか。B面もまた、安易な言語化を拒む不思議な耳触り。打楽器の鳴り方が深〜くて、一音目で遠くに連れていかれる(ふわっと足が浮かぶ、奇妙な重力)。

本作にはレコードだけじゃなく、「オクラ印通信」と題された藁半紙も封入されていて、読めるようで読みきれないテキスト、実体が定かでない広告もついている。不定形っぷりがちょうどいい味つけになっていて、ベリーナイス。

朝からの雨風には参った。自転車乗りにはいちばんキツい。風で視界が塞がれるし、雨で顔が濡れて走りづらい。ヨロヨロ、チョロチョロとペダルを漕いで、どうにか目的地にたどり着く。替えのスニーカー、ズボンがなけりゃやってられない。

今日は通常営業! 明日20日(木)は休むので、ご注意を。

2025/03/18

3/18 店日誌

3月18日、火曜日。井上園子『ほころび』がとてもいい。ファースト・アルバムとして完璧なんじゃないかと思える。弾き語りで一発録音された全9曲。45回転2枚組仕様ってあんまり得意でない(盤をかえるのが面倒で……)けど、この録音ならば納得だ。歌詞がいいのは書くまでもとして、言葉未満の発声、余韻がすごく耳に残る。サブスクリプションで聴くのと、レコードに針を落とすのでは、受け止められる質量が大きく異なる。それだけの厚みがある。

ツイッターでの告知が始まった「松本哉に聞く! マヌケな場所の作り方(と続け方)」は、若者たちの「2週間」内の当店企画。オレに1日使わしてくれるなら松本さんに来てほしい! と思いつき、しかるべき連絡をした上での実現だ。ど平日の夕方開催って無茶あるわーって人が多いかもしれないけど、ぜひご注目を。

本を買いにくる人がいれば、催事の相談、告知をするだけの人もいる。均一価格の本を買いつつ最近出かけたギャラリー、ライブのこと話してくれたのは野口さん。いつ会っても気持ちがいい。

今日は臨時営業! 明後日20日(木)は休みます。

2025/03/17

3/17 店日誌

3月17日、月曜日。いやー昨夜は寒かった! 酒を飲んでしまったから徒歩で帰るしかなかったのだけど、途中で挫けそうになった。雨風がしのげる屋根があれば、倒れ込んで朝まで寝ていたい。いますぐキツイ状況から逃げ出したい。そもそもアイツがこなけりゃ、アソコにいかなければ……なんて他者を原因にしたくもなる。それらをグッとこらえて足を踏み出す。一歩一歩、家に向かって歩いていくとだんだん気持ちも前向きになる。誰が悪いわけじゃなく、自分が選んで今がある! なにも間違ってない! 根拠はなくてもそれでよし。

朝、数年ぶりで『TRAIN TRAIN』に針を落とす。ブルーハーツをまじまじと聴いたのは、久しぶり。表題曲につづく「メリーゴーランド」がいい。やけっぱちな感情とブルース、ブギピアノが組み合わさっててカッコいい。サビに歌心があるのが彼らの特徴か。

天久保1丁目の〈Good Near Records〉に出かけるのが楽しい。いけば欲しいレコードが何枚か見つかる。安いとは言わないけど、めちゃくちゃ高いわけじゃない。最近ではトータス、ボブ・ディランのレコードを買った。

今日も通常営業。定休日の明日も同じ時間(13時〜19時)で営業予定。

2025/03/16

3/16 店日誌

3月16日、日曜日。冷たい雨。こりゃ暇だろうなーとトボトボ歩いてくると、だんだん雨が弱まってくる。店につく頃にはなんとなく暖かい。まあ、開けてれば誰かしら来てくれるかな。シャッターを開けて、ラジオをつけたのち(日曜はのど自慢!)、椅子にすわるとすぐにご来店。なじみの若者にコンチハーと挨拶をして、営業開始。ラジオからは舟木一夫「高校三年生」を歌う声が聞こえている。

今日明日は13時から19時まで開けてます。お暇があればご来店を。

2025/03/15

3/15 店日誌

3月15日、土曜日。香川県高松市在住と紹介してきたDJ、HAPPFAT(ハップさん)が東京に拠点を移すと聞いた。ミックスCD『MELT2』を扱うことではじまったハップさんとの付き合いも長くなり、つくばに来てもらったり高松に招かれたこともある。生まれてはじめての四国、高松の街に赴いたのは2022年12月。当時ハップさんが営んでいた〈Kokua Coffee Island〉での出張販売が主な目的で、讃岐うどんを食べたり、界隈の書店や酒場を訪ねるのも楽しみにしながら出かけたのだった。

ライブをしてくれる笠井歩さんとそのお友達が来て、酒を飲み始めると店内は徐々にヒートアップ。ショットが飛び交う宴会状態。みんな、気持ちよく酔っていて、誰と話しても楽しい。DJ U–TAの選曲も抜群で、場の雰囲気を軽く明るくしてくれる。(「高松出張記③」)

このときのことを今思い出しても、ニンマリする。いっしょに酒を飲んで、あれこれ話して、ガハガハ笑えた人たち。みんな気持ち良かったなあ。またどこかで会えるだろうか。笠井歩さんは奇才! おもろい人だった。出張記も書いておいてよかった(⇨「高松出張記」)。

来週のペンペンドンピー、来月の2週間とピープルズパークに向けての準備が進んでいる。どの企画もご予約不要! 少しでも気になればぜひ遊びに来てほしい。不安があれば、その旨を伝えてくれれば、応えます。

今日明日、明後日は13時開店。いろいろ入荷してるので、お出かけを。

2025/03/14

3/14 店日誌

3月14日、金曜日。ペンペンドンピー、最近よく見聞きするけど、何なんですか。そう聞かれたら、こう応じる。ひとことで言えば、カッコいいバンドです。有名な誰かの子息でもなく、勢いのあるレーベルにも所属せず、巨大フェスティバルに出演してるわけでもない、野生的な人たちです。インスタグラムやツイッターでバズりもせず、ただ強烈なライブをしています。

すべて自分たちでやる。でも他者との連帯を畏れない。誰がなんと言おうと、気に入らないものには抵抗する。こうして、彼らは自分たちでありつづけるのだ。(ヒデ・モリモト)

彼ら=ペンペンドンピーをつくばに迎えるのは3月23日(日)。会場は天久保1丁目の地下音楽堂〈aNTENA〉で、18時から音が鳴り始める。〈つくば食堂 花〉がとっておきの料理を準備してくれるから、お腹をすかせてきても大丈夫。ぜひ、足を運んでほしい。

久しぶりで顔を出したイケちゃんからたくさんの本、少しの音源を買い取る。夜には「2週間」なる催しのミーティングに若者たちがわらわらと集まってくる。整理されないままだったが、何かが始まった気がしないでもない。昨日は落ち着かないまま時間が過ぎた。

今日も通常営業! オンライン・ストア〈平凡〉にもご注目を。

2025/03/13

3/13 店日誌

3月13日、木曜日。近所のドラッグストアとスーパーを回っても見つからない。台形はあっても円錐型のコーヒーフィルターは売ってない。使い切る前に〈千年一日珈琲焙煎所〉で買うようにしているのだけど、ウッカリしていた。こりゃ明日朝のコーヒーはなしか……諦めて店に戻ると隣のカフェのシャッターが開く。すぐに顔を出し、円錐フィルターの在庫ある? サトちゃんに聞くと、ここでは売ってないです。じゃあ1枚だけちょうだいとお願いすると、もちろんどうぞと応えてくれる。

先週は「六曜社の豆を買ってきましたが、飲みますか?」とコーヒーをふるまってくれた(六曜社のハウスブレンドは漆黒の深煎り)。カフェの定休の水曜は、なにかとサトちゃんに世話になっている。彼は、千年一日珈琲焙煎所グループの重要人物である。

夕方前に雨がザーッときた昨日、客足は少なかった。開店直後に若者が『eke-king presents HIP HOP(2024-2025)』を探しにきて、天久保1丁目〈aNTENA〉のアッちゃんも顔を出す。その後は女性グループ、台湾から帰ってきたモドキプロが来たのみ。

今日明日は15時開店。本の買取、在庫確認などお問い合わせはお気軽に。

2025/03/12

3/12 店日誌

3月12日、水曜日。ディスクユニオンでキャロル・キング『ミュージック』を複数枚見つける。オリジナル盤は高いが日本盤であれば1000円ちょっと、ちょうどいい。CDや本といっしょに購入。電車と自転車を乗り継いで帰宅すると、ちょうど14時46分。14年前の同日は友人のビニールハウスで働いていたことを思い出す。うすら寒い帰り道、信号が停まっているなかを運転しながら、どんよりした気分に捉われていた。その後の断水、ガソリンスタンドの大行列、焼き鳥屋での飲み会……やはり、あの頃のテンションは異常だった。

松本哉・二木信(編)『素人の乱』を再読、やはり面白い。祝祭としてのデモ、選挙活動とリサイクルショップを営む日常をギリギリ切り離さなず、日々を重ねた実践の記録。「誰かのお膳立てや「ヒーロー」の登場を待ってないで、自分自身でいまそこから動き始めてしまおう」と書いているのは成田圭祐。心の中でつよく頷く。

二木信が監修した『eke-king presents HIP HOP(2024-2025)』、札幌から届けられたコンピレーション『Crystarize』が新入荷。どちらもオンライン・ストア〈平凡〉で購入可能。気軽に覗きにきてほしい。

今日明日、明後日は15時開店! お暇があればお出かけを。

2025/03/11

3/11 雑記

認識は六割のときがいちばん面白い。八割で表現だ。行動で十割だ。六割ではじめよ」と書いてるのは平岡正明。先週(3/4~5あたり)読んでいた『横浜的 芸能都市創成論』のあとがきで見つけた。ちょうど店にきた〈シリシリ器〉の新田に読み聞かせて「え〜! 最高!」みたいなテンションになり、ビールをがばがば飲み続けた。ツチダやマサキも来たから、そのまま飲みつつ催事の詳細を決めていった。

次は、まず! 3月23日(日)の「ペンペンドンピー、ワンマンライブ!」。ご予約不要、みささまのご来場を待つのみ。来たら、きっと楽しめる。その次に4月8日(火)! 当店の開店12周年の日に招くのは素人の乱、松本哉! 音楽ライター、二木信! 「2週間」なる催事を開催中の〈がばんクリエイティブルーム〉で、トークイベント「マヌケな場所の作り方(と続け方)!」を挙行する(イベント名は仮題)。

さらにその次、4月20日(日)には久しぶりに周年パーティー「PEOPLE’S PARK」を開催! ゲストにWool&The Pants,Compuma,dead kebab,チャーハン等々をお迎えする。夕方から夜まで。会場は天久保1丁目〈Club OctBaSS/Bar DISCOS〉と〈wearcrab〉になる予定。続報を待っていてほしい。

2025/03/10

3/10 店日誌

3月10日、月曜日。「要相談」と「応相談」、なにが違うのかと考えた。前者は「相談が必要」で、後者は「相談に応じる」とすれば正しいだろうか。検索してみると、やはりそんな意味らしい。いちばんの違いは言葉を発する人の立場、相談をしたいのか、相談を受ける余地があるかという意思表示なのだと認識。相談などしたくもされたくもないときは「無相談」か「否相談」、「不相談」とでも書けばいいのかな。

それにしても、花粉症がキツい。夜中に鼻がつまって目が覚める。起きると両穴びっちり詰まってる。鼻呼吸不可。鼻うがいを試みても、開通せず口から液剤が出てくるのみ。今年も点鼻薬に頼ることになりそうだ(いい対処法があれば、教えてほしい)。

天気のいい朝、聴きたくなるのは、ボブ・ディランの『ニュー・モーニング』。幸福だ、生きてるだけで。青空の下、この新しい朝。鼻が詰まってても、嘆いてばかりじゃつまらない。シャワーを浴びてさっぱりしよう。

今日も通常営業! オンライン・ストア〈平凡〉にもご注目を。

2025/03/09

3/9 店日誌

3月9日、日曜日。サンキューの日。父親と友人ヨッシーさんの誕生日、2人ともいつもサンキュー。きのうのライブで会えた人、ものを買ってくれた人、よくわからんままあれこれ話せた人など、みなさんサンキュー。サンキュー、サンキュー、ありがとう。そんなこんなで今日も店をやれてます。

今日明日は13時開店、19時閉店。お暇があればお出かけを。

2025/03/08

3/8 店日誌

3月8日、土曜日。本日開催! 古里おさむと風呂敷き『en』リリースツアーのつくば編、会場は天久保1丁目〈aNTENA〉。共演は北里彰久(Alfred Beach Sandal)、出店は〈chito〉と〈PEOPLE BOOKSTORE〉。選曲は八福。入場料は2500円にドリンクオーダー500円、合計3000円。18時に会場がオープンして、ライブがはじまるのは19時頃。北里さんから風呂敷きに繋いでいくとのこと。天気がちょっと心配だけれど会場内は暖かい! 豚汁もある! ぜひ、遊びにきてほしい。

急遽営業した一昨日は盛況、昨日はまあボチボチの来客。どちらが良くて悪いわけでもなく、静かに本を選べる状況をつくれたことが嬉しい。友人たちと話し込む時間が少なくて、はじめての人も戸惑わずに過ごせたんじゃないだろうか。

つい先ほど、人生はじめての鼻うがいを体験。「アー」と言いながら鼻の穴に液剤を注入、そのうちに逆の穴からダラダラ液が流れてくる。なるほど! まったく痛くない。明らかに鼻の通りもよくなった。はやくコツをつかみたい。

今日は上記出店のため、17時までの短縮営業。明日明後日は通常営業です。

2025/03/07

3/7 店日誌

3月7日、金曜日。相変わらず、オクノ修を聴いている。ピースを埋めるように少しずつ、レコードとCDを買っていく。封入のライナーノーツ、インタビューが掲載された本をいっしょに読んでいき、当時の京都の雰囲気、キーになった場所や人を知っていくと手ごたえが増す。今日もまた3枚、オフノートに注文。サブスクにない音楽、人物にはこうして時間をかけて出会うしかない。人それぞれに見合う速度、乗り物、表現方法があるってことが重要だ。

タウンズ・ヴァン・ザントからはめっちゃ影響受けています。不思議なひとなんですけど。少年時代とかに鬱病かなんかで電気ショックを受けて過去の記憶を消されているんです、そのころアメリカで流行ってたみたいで。(オクノ修)

現状、当店で在庫しているのは最新作『オクノ修70歳、拾得ライブ』と『帰ろう』の2作品(ともにレコード)。後者はのこり1枚。瑞々しい歌と言葉が録音されている。

明日は古里おさむと風呂敷き『en』リリース記念のライブに出店するため、17時までの短縮営業。会場は天久保1丁目地下にある〈aNTENA〉。ご予約不要で入場できるので、気が向いたらぜひ足を運んでほしい。軽食もあるはず。

今日は15時、明日明後日は13時開店。オンライン・ストア〈平凡〉もどうぞよろしく。

2025/03/06

3/6 店日誌

3月6日、木曜日。休業の予定をキャンセル、臨時通常営業(なんじゃそりゃ)! 終わってない事務作業、くたびれた身体をおもんぱかって、普通に店を開けることにした。行けない場所があるのは残念だけど、今日しか来られないお客さんもいるのだ……なんて真剣に考えていたわけじゃないけど、開けたらすぐご来店。隣のカフェでの展示に関わる野口さん、いつも気持ちよく笑うから話すのが楽しい。嬉しい。

今日も書籍、音源に入荷あり! お暇があればご来店を!

2025/03/05

3/5 店日誌

3月5日、水曜日。昨夜、針を落としたのは『フリーホイーリン』、『タイムズ・ゼイ・アー・チェンジン』。今の気分には後者が合う。録音された時期はそう変わらないのに前者に漂う青っぽさが消えて、陰影が濃くなった気がするのはジャケットのせいだけか。浪曲みたいに聴こえる曲もある。声はつよいが美声ではない。映画のなかで聴衆が「タイムズ・ゼイ・アー・チェンジン」を合唱するシーンは、不気味に思えた。状況を変えられるような気分、雰囲気に酔いしれる大勢の人。そりゃあ気持ちは良いだろうけど……。

A面は「ワン・トゥー・メニー・モーニング」、B面では「ブーツ・オブ・スパニッシュ・レザー」「ホエン・ザ・シップス・カムズ・イン」の流れが好きだ。『タイムズ・ゼイ・アー・チェンジン』は色味が少なく、シブいアルバムだ。

再入荷以来、大好評。『ECDPOPO』は近日中の補充予定あり。当店の定番、梶谷いこ『細部に宿る』やオオヤミノル『珈琲の建設』『喫茶店のディスクール』も同じく入荷待機中。その他、古本と中古音源にも動きあり。ご注目を。

今日は通常営業。明日は臨時休業なので、ご来店予定の方はご注意ください。

2025/03/04

3/4 雑記

ジェームズ・マンゴールド監督作品『コンプリート・アンノウン(名もなき者)』を観た。予告編をイヤってほど観せられていたから、事前情報はできるだけシャットアウト。友人たちの感想も耳目にいれないまま劇場に向かう。いつものシネコン、シアター5。前より真ん中に席を取る。それにしてもさみしい集客! 平日昼間とはいえ、観客は自分を入れて5人未満……。

主役のティモシー・シャラメがいい。若きディランの尖り方と言うべきか、未成熟なんだか老成してるのか、実態不明の存在をうまく演じている。音楽、小説、映画から何を吸い上げ、養分とするのか。ボブ・ディランは自身の表現に取り入れるべきものを掴むセンスに長けている。何より、声がいいしハンサムなのだ。そりゃあ、放っておかれるわけがない。

キューバ危機、ケネディ暗殺、黒人公民権運動、激動の時代と直に交差するフォーク・ソングが作られたのは彼の感性あってこそ。運動にのめり込まない距離の取り方。乾いた眼。共感に溺れず、されど感情を殺さずに捉える言葉。そんな特別な人間だから? 生身のディランは他者とうまく関係できない。

アメリカン・ヒストリーX、ファイト・クラブ、25時なんかで好きになったエドワード・ノートンの出番も多くて嬉しかった。ノートン演じるピート・シーガーの妻、トシ役の初音映莉子も効いていた。エル・ファニングは大人になったなあ。ジョニー・キャッシュ、ボブ・ニューワースを演じた役者も好印象。

いやあ、とても良かった。映画館を出てしばらく行き場に迷ってしまった。

2025/03/03

3/3 店日誌

3月3日、月曜日。いやービショビショだ。大粒の雨につよい風、雪も混ざる。なかなかキツイ天候だけれど、歩かなければ店に来られない。風に傘が煽られて何度も立ち止まる。靴紐がほどけて、結び直すのに難儀する。バシャーッと水を跳ね上げながら、車が通り過ぎていく。スニーカーがジワジワとしめっていき、靴下が冷たい。どうにか店に着いて、ほっと一息。今日は静かにしていたい。

今日も通常営業。明日は定休日、3月6日(木)は臨時休業です。

2025/03/02

3/2 店日誌

3月2日、日曜日。午前中、松野泉『あそぼ』を聴いた。なぜだかA面ばかりを聴いてしまっていて、久しぶりでB面に針を落とす。2曲目「遺影」の途中で読んでいた本を閉じて、耳を傾ける。「人は年老いたからといって 聖人にはなれない/過ちは癒やされず ただずっとそこにある/時は何も解決せず 傷つけられた魂は/私の前に立ち止まり ただ静かに震えてる」と閉められる、小さな歌。この一節だけを抜き出したところで、何かが伝わるはずもないのだが、胸をぐっと掴まれた。

「かさぶた食う子と無口な原田さん」「奈落」は目を閉じて、しっかりと聴く。針が上がったあとの静けさも音楽のようで、しばらく動けず。今日、聴くべき音楽を聴いてしまった。そんな感覚。午後からなにを聴けばいいのか。

今回の曲とかは、例えばなんかしながら聞かれても面白くないんじゃないかなと思って。聞く人が。せめて一回くらいは、ちゃんと聞く……っていうとアレですけど……ある程度そういう風に向き合って聞いた方が面白いんじゃないかなと思って。(松野泉)

今年も花粉の季節がやってきた。自分はそこまで酷い症状でないけれど、いちどクシャミが出ると止まらない。4発、5発と身体を震わせて、フーフー言っている。ほっとけば鼻水があちこちに飛んでいく。手拭いがないとやってられない。

今日明日は13時開店。これから寒くなって雪が降る……とか、なんとか。

2025/03/01

3/1 店日誌

3月1日、土曜日。大竹聡『酒場とコロナ』に触発されたのか、2020年から2023年頃のいわゆる「コロナ禍」にあった社会、街の雰囲気を思い出している。あのときの何とも言えない空気感は何だったのか。イベントは中止、店は時短営業になり、持続化給付金に個人事業主がザワつき出す。その他、実態の知れない助成金、無利子無担保の融資などなど金の話が横行していた(今になって、その頃の詐取行為がつつかれ始めた……)。

業態を問わず、店の存在自体が揺すぶられた。営業しないほうが儲けられる。日々の売上以上の金額がドバッと口座に入金される。嘘みたいな話がたくさん耳にはいった。こりゃ危ないぞ……背筋を冷やすあの感じ。後にも先にも未体験の状況だった。

緊急事態宣言が発令された東京はゴーストタウン化し、とはいえそれは「自粛要請」というなんとも歯痒い政府からのお達しにより、人々一人一人にこの未曾有の事態への対処が「委ねられ」ました。それは経済力格差、職業格差を露わにし、そもそも治療法のまだない厄介なウィルスへの恐怖心と相まって、人々を疑心暗鬼に陥れています。(田口史人)

思い立って、2020年4月に制作された『四月の音楽 〜三ツ沢、高円寺、伊那谷、円盤、黒猫』を聴いてみる。曲順を身体が覚えている。テニスコーツ「さべつとキャベツ」の冷たい耳障り、佐藤幸雄とわたしたち「五年」の温度は今もって冷めてない。大谷氏「弱いプロレスラー」の特別さ! やっぱり、このコンピはめちゃくちゃいい。

今日明日、明後日は13時開店! 色々入荷してるので、ぜひご来店を。