高根沢なおこが2023年を振り返る

2023年のお正月、友人家族とした書き初めで披露した目標は、「距離感」。

我ながらいい目標を立てたと思う。

人との関係性の距離感もだし、自分と仕事の向き合い方の距離感、焙煎機の火力と生豆の物質的な距離感、などなど。どうも長年の癖として、距離感を保つのが上手くない。結果、自分の首を絞める事が多々あった。「ちょうどいい」ってところに着地するのが苦手。　

でも2023年はこの「ちょうどいい」って言葉を各所で聞けた/頂けた。 自分でもこれ以上近づいちゃダメだよ、危険だよって信号が己から発せられる様になった。

これは成長だ！おばさんだって成長できる！そしてようやく自分にちょうどいい力のぬき方、考え方が40を過ぎて出来るようになってきたので2023年も目標はクリア。

歳を取るっていう事が楽しく感じた2023年。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

そして、2023年の私的ナンバーワンメモリーは私がずっと会いたかった人、文筆家の佐久間裕美子さんをお呼びしてお話会を開催したこと！

気候変動、ジェンダー問題、人権問題、政治、などなど気になることはたくさんあるけど、一体私たちに何ができるの？どうにかしたいけど、、、自分のために、誰かの為に声をあげたい私たちの第一歩として、開催したこのお話会には小さなお子さんを連れたお母さんや自分の両親世代の方そして若い人まで性別、年代が様々な人たちが集まってくれ、日頃のもやもやなどを話せた事に感謝。

地方都市でもない街にわざわざきてくれた佐久間さんのフットワークの軽さにも感謝。話してみると、実は同じ様なことを考えていた仲間が周りには結構いた事に気がつき、一人ではないのだな、と気がつくことができた。これは私にとって大きな収穫。

2024年も違った形のお話会を開催したいと思案中です。いいアイデアがある方はぜひご連絡ください。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

最後に、政治の話も大谷くんの活躍の話も同じ熱量で語れる社会になりますように。そして、世界中の人が平和に心穏やかに過ごせますように。

COFFEE ONTARIO店主　高根沢なおこ