2019/04/26

「仕立て屋のサーカス 大博覧会」について


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いよいよ明日、27日(土)からはじまる〈仕立て屋のサーカス 大博覧会〉。告知、というわけでなく、自分なりにこの催しの説明をこころみます。メモのような箇条書き、読みづらかったらスミマセン。

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狂気の十連休に合わせて、一日の休演日(5/3)を挟んでの全十二公演。迎えるゲストは、青柳拓次(音楽家)、中嶋朋子(女優)、辻本知彦(振付師・舞踏家)のお三方。この方々と〈仕立て屋のサーカス〉がどんな化学反応を起こすのか、簡単には想像できません。それは、おそらく演者も同じような状態だろうと察します。

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長年、このサーカスと併走して得た感触を言葉にすれば、「この場はなにも約束されていない」と、なります。必ず感動できるわけではないし、楽しめるわけでもない。ひょっとしたら失望するかもしれない。でも、もう一つ加えれば、「それらすべては与えられるものではなく、みずから獲得するもの」。それを忘れなければ、何かしら発見はできるはず。

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(大体)18歳以下は無料。公演中の撮影、録音は一切禁じない。ただし、時間と場所を共有する人々の存在を忘れずに。演者も観客も同じ人間。能力は異なれど、優劣はなく上下もない。そのスタンスが〈仕立て屋のサーカス〉の志向を表していると思います。

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ルールの遵守を徹底するのではなく、思考を止めないこと。どうすればもっと良くなる? と問いつづけること。既存の秩序とはことなるあたたかみを表現すること。

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いちど座った席、立った場所を守る必要はありません。公演の最中でももっと良い場所はないかな、と会場を歩きまわってくれたらいい。音が聴きやすい場所や光、影を見やすい所を選んでみてほしい。きっと、選ぶ場所によって感じるものも変わると思うから。

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この場は、とにかく、ゆるされている。配布しているパンフレットを確認しても文言化された禁止事項は見当たりません。極端に言えば、主体的であってくれればいい。良いも悪いも、自分なりに判断してほしい。もちろん、そのどちらでなくても、いい。言葉にできない感覚を持ち続けるのも大事なことだから。

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脈絡なく感覚的なことばかり書いてしまいました。でも、以上のテキストに嘘はないです。これまでの〈仕立て屋のサーカス〉で感じてきたことを整理し率直に言語化してみたら、こうなりました。これを読んでもし興味持ってくれたなら、公式サイトからチケットを申し込むか、自分宛てにメールをください。頂いたメールには何かしらの返答をしますので。

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