2024/07/04

7/4 店日誌

7月4日、木曜日。もう何年も放置しっぱなしのレコード群に手を入れて、すぐに出てきたのがフレディ・マクレガー『ビック・シップ』。とりあえず持って帰って聴いてみようと、裏ジャケットをみると、サイエンティストとルーツ・ラディクスの記名を確認。これは、いいレコードじゃないか……とピンときた予感が的中、針を落とすと穏やかなルーツ・レゲエが流れ出す。展開は多くないのだが、リディムがどっしりしていて安心感がある。フレディの声ものびやかで心地いい。

レコードが入っている紙袋は劣化なのか虫食いか、丸い外周にそって消滅していた。盤面にはそのカスらしきものが付着していたのだが、フッと一息するとだいたい吹き飛んだ。1982年、ロンドンのレーベル「グリーン・スリーブス」で制作されたもの。自分と同学年である。

レゲエをはじめ、ジャマイカの音楽は鳴らす音量、機材によって聴こえ方がまったく変わるから面白い。同じ盤で、ぶっとくてカッコいい(これこそロッカーズ!)と思うときがあれば、ユルくて気持ちいいなあと感じることもある。スカ、ロック・ステディ、ルーツ・レゲエ、アーリー・ダンスホールまでは、だいたい好きだ。

今日も書籍、音源に入荷あり。お暇があれば、ご来店を。

0 件のコメント: