2024/07/23

7/23 雑記

予告編でなんとなく気になった映画を、特別な理由を設けずに、時前情報をできるだけ排して観る。休日の火曜日か週末の午前中、劇場と上映時間の都合さえ合えばいいわけだから、楽といえば楽。今日は〈シネプレックス つくば〉でトッド・ヘインズ監督作品『メイ・ディセンバー ゆれる真実』を観てきた。実際の出来事(メイ・ディセンバー事件)を基にしてつくられた映画なのだが、まず音楽の使い方が好きじゃない。敢えて、の選択だとしても途中で笑えてくるほど滑稽だった。

……はて、滑稽。そう書いて、あれは俳優の面の皮を剥ぐための作品だったのかなーと思いつく。骨と肉と臓器からなる人間、美しい容姿を持った女優、彼女・彼らの外見の要素をひん剥いてみると、なにが見つけられるのか。そんな問いをベースにしてつくられた映画なのかもしれない。けっきょく、そこには何もなかったというのが自分の印象。もし、なにかが見つけられたとしたなら、何なのだろうか。

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