まるで7インチのレコードやTシャツを作るように、自分たちの生活感覚で雑誌を作りたい。この一冊はそんな想いから始まった。それは高額な製作費やら太い人脈に頼らずとも、時代の記録としての雑誌を作ることができるということを証明したい、ということかもしれない。
『inch magazine』issue01が届きました。
“新しい価値観を生み出すのは、コンシャス(自意識)ではなく、インディペンデンス(個人の眼)なのに”(赤田祐一『証言構成 ポパイの時代』より)。巻末に引用されたこの一節、その後に続く編集後記を読んで、これは! と嬉しくなりました。ラッパー・仙人掌の小説にはじまり、2020年2月に刊行された短編小説集『フライデー・ブラック』を読み解く特集まで一貫した姿勢を感じさせる創刊号。
販売価格は1100円(税込)。テキストと響き合う誌面デザインもクールです。
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