2016/09/27

『The End』Molnbar av John


“Molnbärは、クラウドベリーを直訳したものです。クラウドベリーは北半球で自然に育ち、淡い赤色、初秋には琥珀色になり、独特な酸味を持っています。熟れた時にはふわふわの雲のような美しい形状で甘い風味とクリーミーな食感を持ち、苔と朽ちた植物の堆積物との間の湿地で多く育ちます。ジョンは彼の名前です。”

好評の『eco musica』に続いて、flauからMolnbar av John『The End』が届きました。
プツプツとノイズのはいった音のコラージュ。時代や国籍を問うのは野暮な表現なのですが、不思議と古さは感じません。「歴史の中に置き去りにされたレコードに新たな息吹を吹き込むレコードの魔術師」という惹句には、なるほどと頷きました。スウェーデン出身のJohn Henrikssonによるスクラップ・ブックのような楽曲集。

販売価格は2700円(税込)。ジャケット、アートワークもふくめて楽しんでほしいと思います。

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「クラウドベリー・バイ・ジョン」
彼の音は、苔の中で雲のような形の燃えさし色の果実と、カセットテープで圧縮された埃っぽい​​ジャズ・ループの間のどこかに私たちを誘います。リサイクルショップで長い間忘れ去られていた45回転レコードのサウンドコラージュを、サンプラーやカセットテープに録音し、そのメロディやテクスチャーと実験を繰り返す。そしてパチパチとしたレコードノイズが雨の音と混在し、記憶に残る新しい生命が与えられ、曇りがかった地平へとその音は導かれる。そんなオーガニックでロマンチックな曲たちは、90年代半ばのアイドルと同じアーキテクチャでもって作られています。


Tracklist

  • 1. Aujourd'hui il fait beau
    2. The Thundersketch
    3. The Criminal Sketch
    4. Willow Sketch
    5. The Teacher Sketch
    6. Gibbous Groove
    7. Kaikki Loppunu n° 1
    8. Kaikki Loppunu n° 2
    9. Kaikki Loppunu n° 3
    10. Kaikki Loppunu n° 4
    11. I Wish I Could Draw Her Nose n° 1
    12. I Wish I Could Draw Her Nose n° 2
    13. Tralla La n° 1
    14. Tralla La n° 2
    15. Tralla La n° 3
    16. Tralla La n° 4
    17. Futura Light
    18. Hokey Baloney n° 1
    19. Hokey Baloney n° 2
    20. How I Met Anders af Klintberg
    21. Here is Ja

http://www.flau.jp/releases/58.html

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