2019/01/23

『日々』


古本屋で安く売られるくたびれた本の一節や、一編の詩。はじめて会う人がゆっくりと話す、淡い熱を帯びた一言。老夫婦が半世紀以上つづける習慣。大衆に埋もれる他人の断片が、ある日ぐんと近くに歩みよる。−日々の痕

小川さくら『日々』が届きました。
待ち望んでいたファースト・アルバム。歌詞というより詩と言ったほうがピンとくる、端正な言葉えらび、歌声はそのまま、ソロCD-R作品にはなかったアンサンブル(跳ねてます!)が加わった見事な作品。寒さきわまる今の時期はもちろんですが、どの季節にも、きっとよく響きます。ブラジル音楽っぽい「生活の糧」とか、春に合うだろうなァ。

販売価格は1650円(税込)。制作は田口史人(円盤)、装丁は三村京子。ジャケット写真は小川さくら本人によるもの。

0 件のコメント: