2018/08/21
『2018』
個々の暮らしには、評価が存在しないので、確約された術もない。
けれど、どこの土地にいても遺され、継がれ、今も生きている言葉や行為は当たり前のようにある。日々の習慣に不安を覚えたとき、それらは適温の水となり心身へ染みわたり。これからの術を得る資料となる。
小川さくら『2018』が届きました。
前作『5と6』に続き、今作もCD-Rで「せい」、「裸の島」、「いる」の3曲を収録。歌詞とまえがきのような短文をおさめた紙で包んだ仕様も変わりません。ただ、音と言葉の振り幅は増してます(いま、ここまで読ませる詩を書く人はそう多くはないのでは)。包み紙にきざまれた歌詞を追いながら聴くと、より楽しめると思います。
販売価格は300円(税込)。『5と6』もわずかですが在庫しています。
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