2018/01/27

『アポロン』


“風に吹かれて、ついに音楽に。
あの、アーティスト“坂口恭平”がはじめてのスタジオ・アルバムで音楽界デビュー。
何度も聴ける、少し大人のわらべうた。または大人たちへのこもりうた。”


坂口恭平『アポロン』が入荷しました。
再生すると拍子抜けするほど、まっすぐなうた。てらいがない。これまでの作品(『practice for revolution』、『新しい花』どちらも名盤!)に比べ、どこか懐かしく素朴な雰囲気をたたえます。まるでニューミュージック! と言ったのは、そのときに居合わせたお客さん。確かに、そうですね。なんて会話をしながら、気がつけば店内は温かく、穏やかに。ああ、こういう音楽が店に合うんだなあとかみしめました。

販売価格は2808円(税込)。DLコード付きのステッカーも付いています。

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何気ない日常の風景や感情が、音楽になってキラキラと煌びやかに輝いている。日常の息吹だからこそ、正直で大きな「うた」。素晴らしいバンド・アンサンブルはもちろんのこと、寺尾紗穂の「うたごえ」はコーラスから、時にメイン・ヴォーカルにもなり、坂口恭平の「こえ」とのアンサンブルも聴きごたえ十分。また、1曲の中で繰り返される歌詞が、反復される度に違った景色に思えるのは、同じ時間は二度と来ない、そんな日々の暮らしを感じさせる。毎日の音楽として、生活に溶け込んでいく愛聴盤になること間違いなし。

坂口恭平の持つ才能をシンプルに体験できるのが音楽なのかもしれない。それぐらい彼の表現のコアであり、誰もが享受できる身近さがここにある。突如、音楽界に新星が光り輝いた。

バンドメンバー:寺尾紗穂、厚海義朗、菅沼雄太
http://1fct.net/releases/pecf-1146

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