2015/11/21

CULTURE SEED PROJECT


これからの文化の
明日と子どもたちのために
いまからできることを自分たちが“できる範囲で”はじめませんか?

想像してみてください。
美術館、博物館、映画、舞台、コンサートなど
すべての文化イベントにおいて
18歳以下の子どもたちの入場料が無料だったら…。

「若者の○○離れ」という言葉が言われて久しい昨今。
けれど文化の大切さや尊さを伝え、かつ次世代を育てるという種まき作業を、
わたしたちは充分行ってきたのでしょうか。

せめて子どもたちには
芸術や文化に広く触れられる環境を広めませんか。
豊かな文化の熟成、社会の多様性、
そして子どもたちの可能性と未来を守るために。

それぞれが経営を圧迫しない範囲で始めましょう。
たとえば「月曜日の午後3時から6時までは
18歳未満無料枠を先着3席設けます」
といったささやかな取り組みでも構いません。

もともと社会における文化や芸術の役割は、
右肩上がりの経済成長を生むためではなく、
人の豊かさとより良い社会を育むものだったはずです。
経済原理に基づかない文化や芸術を
次の世代に提供するのは、大人の責務です。

そして子ども時代に触れた芸術や文化の感動や体験は、
大人になっても続いていくでしょう。
働けるようになった時に、それぞれの業界に貢献してくれるはずです。
これまでの私たちがそうだったように。
わたしたちが求めること。
それはコンサートや美術館、博物館、映画、舞台芸術など
すべての文化イベント・施設において、
18歳以下の子どもたちの入場料を無料化する仕組みをつくること。
そのため来年から自主的な社会実験を行いたいと思います。
その考えに賛同する市町村、施設、アーティスト、協力者、経営者を広く募集しています。それぞれできる範囲からはじめてみませんか?

曽我大穂(ミュージシャン”CINEMA DUB MONKS”)
毛利嘉孝(社会学者)
鈴木沓子(編集者)
YUKI OTA(Edea LLC代表)

***
21日の"Live at cox!"に招く、CINEMA dub MONKSの曽我大穂さんが発起人をつとめる「CULTURE SEED PROJECT」。
上記の宣言に企画者一同も同意しますので、当企画は18歳以下の方々の入場料を無料にします。出来れば、今後PEOPLE BOOKSTOREもとい、ボク植田浩平が携わる企画でもこの枠組みを適用させてもらえれば、と思っています。あわせて、そう遠くないうちにつくばで「CULTURE SEED PROJECT」のシンポジウムや関連イベントが開催できればいいなあ、とも。

"Live at cox!"に子どもたちはもちろん、10代の若者たちにも、参加してほしいです。

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