こんにちは、イラストレーターのTact Satoです。今年も植田さんに振り返りを頼んでいただけるんだろなーと思っていたので、1年間気になったトピックを随時メモしていたので、それらと共に振り返れたらと思います。
側から見れば、懐古厨(お懐古さんと呼びたい)による、懐かしくて古いものとの出会い直しの記録を、読んで楽しんでいただければ、幸いです。それでは、どうぞ〜。
1.最初は、去年のノイズコーナー漁りの流れから、解像度激悪デザインに逆に悪い内容ないという定説から1年が始まりました。画像解像度とは、画像を構成する点の密度を表す数値で、自分がCDサイズのデザインを納品するときがだいたい400dpi(通常)なんですが、ごくたまにロックコーナーをゴソゴソ漁っていると、それを大きく逸脱しているであろう解像度おそらく72dpi(ネットにあげる画像くらいの解像度)くらいのジャケに出くわすことがあるんですが、とんでもない違和感と、同時に、自分たちは解像度というクオリティーコントロールに縛られていたことに気づくことが出来たんです。ただ、そういう術を知らない方が作られたレコードなので、中身もそうした術から解き放たられたモノが多く、かなりホーミーな内容(自家製)なモノが多く、暖かい気持ちにしていただけました。ただ、そうした効能に気づき、逆にそれをデザインに転化してる方もいますが、そういう音源もそれはそれで素晴らしいので、みなさんも是非チェックしてみてはいかがでしょう。
2.アーリーエレクトロニカリバイバル熱高まる。2000年代以降に爆発したエレクトロニカの初手の部分(97年くらい)の、あまりビートにフォーカスしてない室内楽的な趣のモノを聞き直したら、ニューエイジやムーグ音源の延長で、出会え直せるかもと思ったので、その辺を探したりしてました。特に小山ペニンシュラにて発見出来ることが多く、店主ともそんな話で盛り上がりました。先日のL?K?OさんのDJでは、ブレイクコアに混ぜて、この時代のアーリーエレクトロニカグリッチヒップホップをかけていて、なんだかよくわからないものの意見交換会も出来て幸せでした。そいえば、次点で、ブレイクコアとデジタルハードコアにもハマり直し、買い集めてました。エレクトロニカとデジタルハードコアに梯子を渡した記念すべき名作「ハイパーモダンジャズ2000」を作ったアレクエンパイアの偉大さに気づいた一年でもありました。ありがとう。
3.ブレラン以後の都市デザイン。ビルの側面にデカい液晶モニターと、その隙間を縫うように浮遊する車。こんな情景に、今年買ったDVD、ビデオの中で出会う機会が多かった。予算の違いにより、街の規模感や、車の数はそれぞれ違えど(タイムコップに関しては現代の街並みをシドミードデザインの車が一台走ってるだけ!!)、ルールに基づいた都市設計は、眺めるだけで楽しい。それぞれの内容は、ダイハード×ブレラン、トータルリコール×ブレランなど、ヒット作の掛け算的内容が多いので、確かめ算的感覚で見るのがオススメです。ちなみに今年見た映画ベストは、1位ワイルドボーイズ、2位あやつり糸の世界、3位サブスタンス、4位逆転のトライアングル、5位キムズビデオ。どれも素晴らしいシーンの連続(おちんちんが海に流れる、ハイセンスモダンインテリアオフィス、背中割れる!、ゲボの重奏低音、映画の力を借りた犯罪)が今も脳髄に焼き付いております。
4.歴史本。今年のはじめに、北京発中国取材の現場からというポッドキャストを聴き始め、自分が知らなかった歴史が多いことに気づき、古本屋さんのワゴンセールにある歴史を扱った文庫本を買っては移動図書として活用してました。それぞれの事柄は知っていても、それらが串刺しになってはじめて理解できることもあるなと気づくことができました。歴史を通して、自分が好きな文化を読み直すことも、また、違った側面が見えて趣があります。オススメです。ちなみに最近、エロスの歴史という本を買いましたが、概念ばかりで串刺し感が乏し(内容的価値は別)かったので、お気をつけて。
5.キングオブキングファミリー。10月から軽妙通信という、古着を扱った連載が始まり、毎月古着屋さんに取材に行くのですが、そうした専門店では、中々出会えないストリートブランド(もしくは謎ブランド)に出会いたいという欲求を友人知人に吐露していたところに、多数の助言をいただき辿り着いたキングファミリー。値段も破格(会員なら月末は半額!!)で、品揃えも実家から出土した息子のストリートウェア感があるものが多く、よくわからないイキリ感のあるタグデザインを見つけるだけで、飯が何杯も食べられる。小物も時間軸から解き放たれたオーラを放つものが多々あり、行くたびに発見もあり、軽妙通信とは別で進めるプロジェクト(リサイクルショック2イキリブランドの栄華)が動き出しました。こちらもご期待いただければ嬉しいです。
長くなりましたが、そんなこんなで、今年もみなさんの助言、進言、金言に寄りそって、このよくわからん世相を生きていこうと思いますので、お気軽に話してかけていただけるとうれしいです、そいでは!
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