2017/03/30

『善き門外漢』vol.3



これはZINEでも同人誌でもない、超個人誌。『善き門外漢』vol.3が入荷しました。
編集人・中里仁美さんの“超個人てき興味”でつくられたこの冊子には、言い訳のできない個人である清々しさと、器用に立ち回れない苛立ちが同居しているが故のパワーがあるような気がします。今号のキーパーソンに選ばれた、千利休とエリック・ホッファーを混ぜ合わせて構成したページも面白いし、都築響一氏の『圏外編集者』を読んでの感想文にも共感しました。

販売価格は1080円(税込)。もちろん、好き嫌いはあるでしょうが、ボクは一票投じます。
今号の入荷にあわせて、バックナンバー(vol.0,1,2)も揃っています。

2017/03/29

『月極本』3 -ご予約受付中!-

©YADOKARI

“現在までのところこの国では、われわれは時間を浪費するなと警告はされるが、人生を浪費するように育てられているのだ。”
-エリック・ホッファー(ちくま学芸文庫『現代という時代の気質』より/柄谷行人・訳

『月極本』の3号目のテーマは“お金”。目次には「資本主義、終わりのはじまり」、「ギフトエコロジーのはじめ方」、「お金の祖先」なんて言葉が踊る「好きなお金、嫌いなお金」について考えた、特集号とのこと。前号に引き続いて販売価格は1944 円(税込)です。

4月上旬発売予定、ご予約受付中。

2017/03/27

「EL NINO」

©BlackSmoker

“blacksmoker20周年をむかえる。このアヴァン・ヒップホップ・レーベル=黒煙集団がこの20年間で成し遂げてきたことは唯一無二だ。ダンス・ミュージック、ノイズ、アヴァンギャルド、ジャズ、レゲエ、ロック……との交配、あるいはオペラの上演やギャラリーでのグループ展の開催。DJ元よりあらゆるジャンルのクリエイターをフィーチャーしたMIXCDシリーズは名物となった。ヒップホップに軸足を置き、音楽/アートの自由かつ野蛮な表現をとことん追求してきた。blacksmokerのような、ハードコアかつフリーキーに進化しつづけるレーベルは世界のどこを見渡してもない。マジで偉大だ。より多くの人たちにblacksmokerの漆黒の真髄に触れて欲しいと彼らに関わった人間ならば誰もが願う。20周年は絶好の機会だ。1997年にスタートしたELNINOblacksmokerの原点となるパーティ/イベント(初期はあのOrgan Barで毎週狂乱の宴をくり広げていたというから恐るべし!)。20周年を祝うのにふさわしい豪華なアクトが揃った。メインのライヴは、KILLER-BONG ×JUBE×BABA×YAZI×CHI3CHEE(“ほぼほぼ”THINK TANKということだ!)、THA BLUE HERBSIMI LAB3組。この共演は日本のラップシーンにとっても小さくない出来事だ。さらにblacksmokerに縁の深い個性的なDJやアーティスト、ダンサーらが続々と登場する。フードも出るし、ライヴ・ペインティングもある。blacksmokerワールドを凝縮した真っ黒い一夜になることは間違いない。“ニッポンの宝”の20周年を盛大に祝おう。”(二木信)

20周年を迎えるレーベル「BLACK SMOKER」の作品を当店でも販売しています。
現状は、COMPUMA『Lateral Thinking feat.KILLER-BONG』と大谷能生『JAZZ ALTERNATVE』の2タイトル。

2017/03/26

『2YAMADA 3TARO CHILLIN'』


スパイシーな選曲集団「2YAMADA3TARO(2Y3T)」の新作CDRが、やっぱり良い。
テーマが“CHILLIN'”でこのジャケット。もう間違いないよね、と思うのはボクだけじゃないでしょう。左上のステッカーに入ったシワも、選者それぞれの楽曲解説も良い塩梅。心なしか春っぽくてリラクシンな選曲は今時期の夕方、日が陰ってくる時間帯に流すとバッチリはまります。

4月29日開催の「PEOPLE'S PARK」には、2Y3Tのデュオ編成「ヤマダ&タロー」としてご出演頂きます! 乞うご期待!

2017/03/25

Kitchen Soyaの11周年!


こりゃあ、めでたい。キッチン・ソイヤが11周年とのこと。
それを祝して演奏するのが、シャムキャッツ。ロックバンドが街に来る! ってそれだけでワクワクするじゃあないですか。
チケットは既に完売とのことですが、natunatunaさんが手がけたフライヤーをうちの店でも配っています。メンバーの顔、よく似てますよね。

***




2017.4.9 日曜日
open17:30 start18:00
前売り¥3,000当日¥3,500(共に1d込み)
完売御礼!

予約・問い合わせ
kitchen Soya
電話予約0298477470
※電話にて予約・問い合わせの場合、ランチタイム(11:00から15:00)や混雑時は御対応出来ない場合がございます。
折り返しの電話にて対応させていただきます。

メール予約info@kitchen-soya.com
※名前(フルネーム)/枚数/電話番号を記際※携帯電話からご予約の方はドメイン指定受信の設定をご確認ください※受付が完了次第「予約完了メール」を返信させていただきます。 3日たっても返信メールが届かない場合は受付が完了していませんので「info@kitchen-soya.com」へお問い合わせ下さい。
http://kitchen-soya.com/

2017/03/24

『LOS ANGELS CAR CLUB』-完売しました!-


“ロサンゼルスを無尽に這うフリーウェイには、スピードとともにある自由と、抜き差しならないアメリカが同時に存在している。”
-平野太呂(「ロサンゼルス カー クラブ」より)

平野太呂による写真集『LOS ANGELES CAR CLUB』が入荷しました。
本書はタイトルのとおり、ロサンゼルスを走る車をうつした写真で構成されています。(行ったことはないけれど)イメージのままのパキッとした空気、青空、フリーウェイ。車種も人種もさまざまでやっぱアメリカは多民族国家だなーと思うよりも、ボクはまず不思議な統一感に戸惑いました。太呂さんの視線が一定だからか、被写体がみな車上の人だからか、そのどちらでもないのか・・・明確な言語化はできませんが、これもアメリカって国のひとつの現れなのは間違いない。ひとりの日本人の、ある視点からの旅日記・観察記として、この本を味わってみるのも面白いんじゃないでしょうか。

1200部限定の私家版。販売価格は3780円(税込)です。

4/8追記:通信販売もできます。レターパック・ライトで発送しますので、送料は360円。振込手数料はご負担ください。

2017/03/23

PEOPLE'S PARKのフライヤー


4/29に開催する「PEOPLE'S PARK」のフライヤーが好評です! 
そりゃあそうですよね。と、手前味噌ですが、そう思います。それもこれも、絵とデザインを手がけてくれた「河合浩&ゴロゥ」コンビのおかげ。お二人の発想&デザイン力には恐れ入りました。ボクの想定をかる〜く越えてきた、絵と構成。これはそうそう真似できない仕上がりでしょう。表と裏、中面すべて丁寧につくってくれたので、お手にとって頂いた際には是非とも全面お楽しみ頂きたいです。

このフライヤーを「ほしい!」「くばりたい!」なんて方がいましたら、お気軽にご連絡ください。迅速に対応致します。

2017/03/22

TACOMA FUJI RECORDSの新作Tシャツ

©TACOMA FUJI RECORDS

小さな受注会でご注文くださった皆様、お待たせしました。
タコマフジ・レコードの新作Tシャツ・第一便を今週末の日曜日、26日から販売する予定です。
待ちに待った、半袖の季節が来ますね(まだ、灯油は必要ですが)。野外でビールを呑める幸せを噛み締めましょう。

2017/03/20

『バンコクナイツ』オリジナルサウンドトラック


本日発売! 話題の映画『バンコクナイツ』オリジナルサウンドトラックが入荷しました。
まだ、映画を観ていないボクも楽しめました。こんな曲も?? なんて驚きながら聴きました。観てから聴くか、聴いてから観るか。きっと、このサントラ盤はどちらにでも対応できます・・・が、やっぱり早く観たいです(一足先に体験済みの友人は「今年最高」と早くも断言しておりました)。

販売価格は2700円(税込)。暖かくなる、これからの季節にいかがでしょうか。
映画はテアトル新宿でロードショー。全国順次公開予定。

***



話題騒然!空族最新作『バンコクナイツ』サントラが満を持して登場。劇中曲を完全網羅したフルボリューム28曲!

『バンコクナイツ』のみが到達できたあの世界がサントラに圧縮されぶちまけられる。Young-G(スティルイチミヤ)、DJ Kenseiらのトラック、山崎巌率いるバビロン・バンド、タイの70s・80sモーラムとルークトゥンの名曲達がお互いをリスペクトするように並び、そこにEDM とフィールド録音が奇妙に溶け込む世界――。

多くの人が魅了されたあのルークトゥン名曲「田舎はいいね」、劇中で強烈な印象を与えるクン・ナリンズ・エレクトリック・ピン・バンドの演奏、Tondo Tribeのラップ、アンカナーン・クンチャイ演じる占い師サイのモーラム、カラワンのスラチャイ演じるプーミサック亡霊の語り、そしてエンディング「イサーン・ラム・プルーン」も収録です。エム・レコード初のサントラ・リリースにもなる記念すべき作品。装丁はMMM(スティルイチミヤ/スタジオ石)。

http://emrecords.shop-pro.jp/?pid=113673278

2017/03/19

〈持たない者〉


“肩の力を抜け。
酒があって、女がいる、それでいいじゃないか。
ブコウスキーは、〈持たない者〉の美学を描き出す。
気張って生きることが、どれほど価値があるのかと、問いかける。
われわれは、返す言葉もなく、ただひれ伏すしかない。
ブコウスキーよ、あんたは偉大だぜ。”
-〈持たない者〉でいこう(『ブコウスキーと町でいちばんの酔いどれ天使』より

『ブコウスキーと町でいちばんの酔いどれ天使』って本が面白い。

一冊ぜんぶ、ではないけれどこの本の8割はブコウスキーのことで埋めつくされてる。
すごい。この「トーキングヘッズ叢書」ってのはすごいぜ。知らないことばかり載っているような気がする。作家ヘンリー・チャールズ・ブコウスキー・ジュニアが父親からスパルタ教育を受け、規律や愛国心を植え付けられただなんて。にも、かかわらず女好きで競馬好きの大酒飲みになるなんて。なかなか、いい話だと思うんだな。

こんな本やあんな本、つまりは色々と入荷しています! 是非ご来店ください!

※※※あなたの本、買い取ります!※※※
PEOPLE BOOKSTOREでは本の買取を行っています。
ご不要になった本、大切だけれど置き場所がない・・・という蔵書がありましたら、気軽にお声をおかけください。
お声がけはメールでも直接ご来店頂いても構いません。預かった本は出来るかぎり早く査定します。

2017/03/18

速報:Live at cox!

©mama! milk official portrait

今年最初の“Live at cox!”に迎えるのは、mama! milkのお二人。
mama! milkは、一昨年の夏以来のつくばでの演奏会。ハマるのは間違いないであろう会場で、お二人はどんな音を響かせて、光と影を踊らせるのか。今から楽しみでなりません。これまでは晩夏に迎えることが多かったのですが、今回は新緑の季節。みどり豊かな庭の色彩、春の日暮れと伴にお楽しみ頂けるよう準備しています。どうぞお楽しみに。

***



「Live at cox! mama! milk」

・日付:5月28日(日)
・会場:cox / Shingoster LIVING
・開場/ 開演:17時半/18時半 
・料金:3000円
・住所:茨城県つくば市小野崎448-1 029-893-6075
・ご予約・お問い合わせ: Shingoster LIVING info@shingoster.com
                                                   http://shingoster.com/


2017/03/17

最近の「本屋ブルッックリン」




頻繁に店番をしてくれる、頼れる先輩書店「本屋ブルッックリン」のここ最近。
ご覧のとおりに魅力的な本たちが入荷しているようです。それらは、おそらくこの週末には店の棚に並ぶでしょうし、オンライン・ショップでも紹介されるはず。いつもながらに、ちょうど良い値段設定になると思います。ヴィジュアル本をお探しの方には是非、チェックしてみてほしいです。

ひっそりと開店していた「本屋ブルッックリン本店」もお見逃し無く!

2017/03/15

『百年後』


“雪は降って私たちは歩いた。胸に何かこみ上げるものがあった。私はそれが歌だと気づいた。いつだってそうだ。歌を持っているのは私ではない。”
「雪の花束」より

シンガー・ソングライター前野健太、初の著作『百年後』が入荷しました。
上に引いた独白を含む「雪の花束」は、本書の幕開けを飾る短文。著者が網走をはじめて訪れ、出会ったひとりの女。スナック。酔客。カラオケ。雪。どこかで聴いた歌のような、2時間ドラマのような情景に、ボクは一気に引き込まれました。「詩のような」と題された思索の断片が、随所に散りばめられ、重層的な構造に。ゆっくり、ゆっくり拾い読んでいこうと思います。

販売価格は1944円(税込)。目的のない移動の際に、鞄に入れておきたい一冊です。

***



“ラブ・ソングの塊。『第14回みうらじゅん賞』受賞。”ー みうらじゅん

“あの人は、なにかと「男と女の話」にしたがる。”ー 森山未來

シンガーソングライター・前野健太、初の単行本を刊行!!
愛なんて、孤独なんて、ただの言葉だろ。

 「東京の空」、「コーヒーブルース」など、今の時代を歌う名曲を数多く発表し、音楽ファンを熱狂させ続けるシンガーソングライター・前野健太。音楽活動の他、文芸誌でのエッセイ連載、ラジオのレギュラー番組を持ち、俳優としても活躍する、今、最も期待される書き手による初のエッセイ集。文芸誌『すばる』連載「グラサン便り」のエッセイをはじめ、これまで数多くの雑誌等で書かれてきた文章の他、未発表、書き下ろしの文章を多数収録。右肩下がりの時代の青春を、友情を、恋愛を、街を、人を、時代をすくい取り、描く。

写真家・ホンマタカシがカバー写真を撮り下ろし。
http://stand-books.com/

2017/03/14

『Lateral Thinking feat. KILLER-BONG』

アートワーク:沖真秀

“もしクラブで、レコ屋でかかったら、誰もが「これなんすか?」と訊ねるであろう、エレクトロニック・フリー・コズミック・ジャズ。COMPUMAが90年代からずっと推していたサン・ラーの境地を見つめながら、彼はまた新しいところに向かっているようだ。”
-野田努

コンピューマ氏の最新MIX-CD『Lateral Thinking feat. KILLER-BONG』が入荷しました。
2つのパートからなるこの音源、前半は(というかその大部分は)幡ヶ谷「forest limit」での2016年夏のDJ音源をそのまま収録。後半はコンピューマ本人が演奏するアナログ・シンセの音に「BLACK SMORKER」レーベル主宰のKILLER-BONGが音を加えたもの。自分の店でこういう音源を売れるのって、嬉しいことです。

販売価格は1620円(税込)。KILLER-BONGは5月14日に近所のクラブ「OctBaSS」にやって来ます。

***


COMPUMA「Lateral Thinking feat. KILLER-BONG」
MUSIC VIDEO
Directed by Kiyotaka Sumiyoshi

COMPUMAは、日本のアンダーグラウンド・ミュージック・シーンの王様のひとりである。DJであり、そして偉大なバイヤーでもある。90年代半ばの日本において、彼が仕入れた音楽(初期電子音楽、現代音楽、実験音楽、モンド、カルトなサントラそしてUSエレクトロなど)は、日本のポップ・シーンからストリートまで影響を与えてきたが、彼のセレクションはつねに、ジャンルの壁を切り崩し、そして音楽を更新するための志に基づかれていた。いまもそうだ。

この度、ブラックスモーカーからリリースされる彼にとっての最新ミックスCDからも、アンダーグラウンド・ミュージックの現在そして未来への連なりが見える。ディープ・ハウスの懐古ではなく、その現在進行形、いま生きているもの、それはすなわちいまも輝けるアンダーグラウンド・ミュージックを伝えているのだ。たった10人のために、しかしそれがやがては100人にも10000万にも膨らむであろう起点……もちろん未来がどうなるかなんてわからない。ボーカロイドが総理大臣になることはないだろうが、好むと好まざるとにかかわらず音楽のおおよそ大半は、デジタル・ワールドにある。クラブの数は増えたがそのほとんどが音楽のためではなくビジネスのため。アンダーグラウンド・ミュージックは、基本的には昔から愛で動いている。それはCOMPUMAのミックスの根底にあるもので、彼はいまもたった10人、いや、たった5人、いや、わずかの1人のためであろうが、音楽を繋ぐ者である。(野田努)


COMPUMA(コンピューマ)
ADS(アステロイド・デザート・ソングス)、スマーフ男組のメンバーを経て、 DJとしては国内外の数多くのアーティ ストDJ達との共演やサポートを経ながら、日本全国の個性溢れるさまざまな場所で日々フレッシュでユニークなジャンルを横断したイマジナリーな音楽世界を探求している。自身のプロジェクトSOMETHING ABOUTからMIXCDの新たな提案を試みたサウンドスケープなミックス『Something In The Air』シリーズ、悪魔の沼クルーとしての活動など意欲作も多数。一方で、長年にわたるレコードCDバイヤーとして培った経験から、音と音楽にまつわる様々なシーンで幅広く活動している。2015年9月、京都の老舗茶問屋、宇治香園創業150年記念として KIRIHITOの竹久圏をフィーチャーした初のソロ作「SOMETHING IN THE AIR -the soul of quiet light and shadow layer-」、11月にはリコンストラクトを手掛けた12インチEP「Compuma meets Haku」をリリースした。今年1月には映画「バンコクナイツ」のEM RECORDSトリビュート企画第2弾として、stilichimiya「バンコクナイツ(COMPUMA Remix)を収録した12インチ・アナログ盤が発売されたばかり。そして、間もなくBLACKSMOKERよりMIXCDの発売を予定している。


2017/03/13

favorite soundcloud. #34



DJサモハンキンポーによるMIX「Asian Love Affair」の湯加減が、良い。
タイトル通りタイ、韓国、中国などのアジア諸国のレゲエ&ラヴァーズ・ロックを集めた約40分のあったかい音楽集。ちなみに、イントロのタイ語の語りは由紀さおりの“生きがい”とのこと。「もう別れてしまった 二人なのに/遠くはなれてしまった 二人なのに/私はあなたとしか 生きられない/それだけが 私のよろこび /それだけが 私の幸せ」。ああ、これがエキゾチック・サウダーヂ。

サモハンキンポー氏は、4/29の「PEOPLE'S PARK」にご出演頂きます! お楽しみに!

***





DJ サモハンキンポー
思い出野郎Aチーム、VIDEOTAPEMUSIC、井の頭レンジャーズ、ACID夢芝居などで活動する、チャッピー源によるDJ名義。サルサ、ラテン、レゲエ、ソウル、ファンク、ディスコ、ハウスなどオールジャンルを縦横無尽に渡り歩き、サウダージな調べで恋人たちの夜のロマンを演出します。

2017/03/12

「SILK SCREEN」


素敵な展示のご案内を頂きました。
1987年に東京・青山で開催された、故・安西水丸氏の個展「SILK SCREEN」が30年の時を経て京都の書店「誠光社」で開催されるとのこと。作品集『ON THE TABLE』に収録されているシルクスクリーンが多く飾られるようです。会期は3月16日(木)から31日(金)まで。当店で、この展示の端麗なDMを配布しています。

詳細は以下に転載します。

***

「SILK SCREEN 安西水丸 1987—2017」
1987年に東京・青山で開催された、
イラストレーター安西水丸の個展「SILK SCREEN」。
この展覧会を、30年の時を経て京都で再び開催します。
当時、制作されたシルクスクリーンから、
アトリエに残っていた作品を集めて展示。
スノードームや貴重な本人映像も上映します。
色褪せない水丸ワールドをどうぞお楽しみください。

企画:Baci
www.bacibooks.com

誠光社
〒602-0871
京都市上京区中町通丸太町上ル俵屋町437
TEL/FAX 075-708-8340
営業時間:10:00 - 20:00(展示最終日は18時まで)
無休(12/31〜1/3除く)

http://www.seikosha-books.com/

2017/03/11

『CROQUIS』


©誠光社

“夢のベターライフ 空回りのマイライフ
また夜が明けるんだ・・・”  「ウィークデー」

ジョンとポール6thアルバム『CROQUIS』、今日から販売しています!
“ジョンとポール”は広島県呉市在住のソロ・アーティスト。公式案内によれば「現代音楽的アプローチを出発点に、コンセプチャルなアルバムを幾つか発表したのち、次第にポップミュージックに接近していった理論派」とのこと。これまでのご活動はまったく存じていなかったのですが、今作『CROQUIS』には驚かされました。何より声が色っぽい。艶がある。 そして、曲が良い。スケッチのように描かれた28曲を聴くうちに、気がつけば脳内で、鼻歌でそらんじてしまう中毒性。自己はおろか他人も誰をも啓発しない、言葉あそび。すごく面白いと思います。

販売価格は1620円(税込)。これは間違いなく、上質のポップスです。

***



どのストーリーも「んな変わんない」。 それでもその先が見たければ、肩の力を抜いて思いつくままに筆を走らせてみよう。 現代音楽的アプローチを出発点に、コンセプチャルなアルバムを幾つか発表したのち、次第にポップミュージックに接近していった理論派。昨年リリースされた本作への序章とも言えるアルバム”MY NAME IS…”は、玄人好みのソングライティングに、ごく自然な譜割りの日本語詞を乗せた傑作でしたが、そのエッセンスをさらに突き詰めたのが28曲入りの本作です。スマートフォンのボイスメモ等を利用した、クイックで肩の力の抜けた楽曲群を「スケッチ」に例えたアルバムタイトル通り、クロッキー帳のようなアートワークに。ブックレットには歌詞とスケッチ、本人による簡単な楽曲解説が添えられています。ポップスの酸いも甘いも知り尽くしたマエストロによる、ユーモアと知性あふれる傑作アルバムを是非お聴き逃しなく!
https://seikosha.stores.jp/items/5881b4799821cca87c0007d8

2017/03/10

『Little Rio』

©Lights Out Records/Lounge Room

水戸にあるレコード・ショップ&ラウンジ「Light Out Lounge Room」がめでたく5周年!
それを記念して制作されたコンピレーションCD『Little Rio』が当店にも入荷しました。同店の開店時からつづくイベント「Little Rio」に出演したアーティストの楽曲が10組(うち水戸のバンドが4組)が楽曲提供、祝賀盤らしい華やかな内容に。販売価格は2160円(税込)です。

以下、作品詳細を転載します。

***

今回レコードショップ内にあるライブ等多目的スペースLights out lounge room が2016年に5周年を
迎える事が出来まして、記念にラウンジがオープンしてから現在まで続いてる定期的ライブイベント
Little Rioに出演して下さったアーティストを収録したコンピレーションアルバムをリリースする事となりました。

参加アーティストは地元水戸で活動するアーティストが4組、

都内からゲストで出演して下さったアーティストが6組の合計10組による作品となります。

Lights out lounge room presents

『Little Rio』

アーティスト名/曲名

1. club'89 / Okey-dokey
2. 柳田久美子  / 恋のステップ
3. KONCOS / 虹色レインボー (OHIO PRISONER "RAINBOW RAINBOW"REMIX)
4. PANORAMA FAMILY / Lights Out Cruising
5. VIDEOTAPEMUSIC / 世界各国の夜 (DUB)
6. キコエマスカ?/ friends of mine
7. サブリミナル古典都市 / Chidori Walk
8. SEASICK / mito
9. inweu / Night Groove
10. yukaD / Beautiful life & smile

フォーマット:CD

型番:LOR - CD1
発売元:Lights Out Records
税抜き上代:2,000 yen + tax
http://radiocity.blog71.fc2.com/

2017/03/09

『subtropics』

©UNKNOWN ME

UNKNOWN MEの新作『subtropics』(TAPE)が入荷しました!
USインディー・レーベル「NOT NOT FUN」からのリリース、販売価格は1296円(税込)です。当店では前作『sunday void』、『AWA EP』ともに入荷後すぐに品切れ、再入荷はごくわずかだけでした(販売元も在庫切れのため)。今作は余裕のある数を注文していますが、確実に手に入れたい方にはお早めのご購入をおすすめします。

手のひらにおさまるカセット・テープに具合の良いポップなデザイン。流石の物づくり。
デザイナーをメンバーに擁する(斬新かつ必然)UNKNOWN MEの音源は是非、フィジカルでお楽しみ頂きたい。

***




話題のアンビエント・ユニット、最新作はUS気鋭レーベルからの逆輸入リリース!
やけのはら、P-RUFF、H.TAKAHASHI、大澤悠大からなる東京発トリップ・アンビエント・ユニットUNKNOWN ME。即完売となったデビュー・カセット『sunday void』に続くカセット・リリースとなる本作は、なんと10年代USオルタナティブ・ポップの名門Not Not Funからのワールドワイド・リリースです。
前作『sunday void』は、ある"日曜日"をテーマに各曲を時間軸で区切った1日のインナー・スペース・トリップ作品でしたが、本作はサンフランシスコから台湾、果てはブエノスアイレスまで、世界各地の地名をサブタイトルに冠しており、大陸・海を越えた各都市へのショート・トリップがテーマとなっています。  ノスタルジックな雰囲気に浸れるノンビート・ナンバー"Floating People (San Francisco)"からはじまり、7インチ・カットされているアンビエント・ハウス"Awa (Buenos Aires)"、浮遊感たっぷりのやわらかな音像に包まれる"Traffic (Taipei)"、オリエンタルな旋律が印象的なダウンテンポ・トラック"xiao xiao (Shanghai)"など、極上のアンビエント~ニューエイジ・サウンド全8曲を収録です。  作品全体のデザインを大澤悠大が担当し、前作を踏襲したコンセプチュアルなトータル・プロダクションとなっています。

2017/03/08

ENERGISH GOLF

写真:塩田正幸

ENERGISH GOLFと綴って、エネルギッシュ・ゴルフと読みます(イングリッシュ・ゴルフじゃありません!)
4月29日に挙行する「PEOPLE'S PARK」に出演してくれる彼ら、エネ・ゴルは編集力に長けたバンドです。ジャケットを含むアートワーク、PV、音源の値段設定、曲目数。どれもがちょうど良い。付け加えれば、センスも良い。五木田智央氏が手がけたジャケット(『HEALTHY LIFE』と『KARATE』)なんて、そのものの意味が分からなくてもいいんです。ただ、佇まいが素晴らしい。それだけでもう、十分です。

ここつくばでは、まだ、エネ・ゴルを知らない人が圧倒的に多いでしょう。でもね、きっと「すげえもの観た!」「おもろかった!」と驚いてくれる方がちらほら現れるんじゃないかなと思っています。来月末にやってくる、エネルギッシュ・ゴルフをお見逃しなく。

***





ENERGISH GOLF

WANTON GROOVES FROM THE BIZARRE TOKYO HODGEPODGE――エキゾにグルービン! ブラジルの巨匠Egberto Gismontiの"KARATE"カバー、映画『PARKS パークス』(監督:瀬田なつき/音楽監修:トクマルシューゴ/主演:橋本愛)への楽曲提供、台湾からMeuko! Meuko!の招聘など、活動の幅を広げる東京のグルーブ集団。花澤(Tracks)、高山(Drs)、新間(B)、OK(G)の4人組。「夏のビール祭り」他、企画イベント、出演イベント多数。2010年結成。

2017/03/06

一回休み


今日、明日は連休です。8日水曜日の15時から営業再開。祝日の20日、月曜日は営業します。

2017/03/05

「JOIN US」



友人たちが主宰するグッド・パーティー「JOIN US」。次回は3月18日、土曜日に開催です。
ゲストにはKABUTO(DAZE OF PAHZE/LAIR)、DJ RAZZ(KOSMOLOGI/Garage Records)、WADA YOSUKE(Lobust/spotseek)、KAWASHIMA(spotseek)の四氏を迎えるとのこと。ホスト役のDJサボテン君、Bar&Foodを担当する塚田君の場作りにもご期待ください。きっと良い音、暖かい雰囲気で迎えてくれますので。

詳細は以下に記します。会場は、天久保のミュージック・バー「FROG」です。

***



3/18(土)
「JOINUS」
23:00~open 1500yen/1d
《GUEST DJ》
KABUTO(DAZE OF PHAZE/LAIR)
WADA YOUSUKE(Lobust/spotseek)
KAWASHIMA(spotseek)
DJ RAZZ(Kosmologi/Garage Records)
《deco》
Otogi Candle
《HOST DJ》
SB10
《BAR&FOOD》
TSUKADA
https://www.facebook.com/events/374201956298809/?ti=icl

□KABUTO (LAIR) - Tokyo
『Future Terror』から『Cabaret』のレジデントDJを経て、現在は東高円寺Grassrootsで行われている自身のレギュラー・パーティー『LAIR』や来日アーティストのサポートなど、そのグルーヴと確かな手腕で、独自のテクノ~ハウスのシーンを自ら切り開くことで広いフィールドで活躍している。またStrictry VinylやToiToi Musikなど海外ポッドキャストへのミックス提供、盟友RYOSUKE(Lobust)とのスプリット・ミックスCD『Paste of Time』など過去数枚のミックスCDをリリース。 

2017/03/04

マメイケダ カレンダー2017(7月から12月)-再入荷しました!-


マメイケダさんは画期的。2017年の後半、7月から12月までのカレンダーが届きました。
表紙の部分にも印字されていますが「不意に思い出す。そして、たべたい。無性に。」なんて独白と、月ごとにひとつの食材がどーんと鎮座する仕様です。当店並びの居酒屋「お酒とごはん わかたろう」に飾ってある今年前半のカレンダーは、そりゃあもうハマっています。ご自宅の冷蔵庫や台所、食卓に。飲食店や雑貨店の壁に貼ってみるのも良いですね。

販売価格は540円(税込)。是非、実物の迫力に触れてほしいです。
そして、3月17日から経堂のカフェギャラリー「芝生」で、カレンダーの原画展がはじまるとのこと。以下、詳細を転載しておきます。

***

マメイケダ カレンダー原画展
2017.3.17fri.-3.28tue.
13:00-19:00 (展示最終日は18:00まで)
水曜、木曜休み

マメイケダさんのカレンダーは1月-6月までの前半が昨年末発売されていましたが、新たに7月-12月の後半のカレンダーが発売されます。
これに合わせて、芝生ではイラストレーターマメイケダさんの2017年カレンダー原画展を開催します。

おいしいごはんの匂いとその味まで伝わってくるマメイケダさんの絵と、つぶやくようなひとこと。
この絵と言葉がカレンダーになっているので、毎月めくる度によだれが出そうです。
2017年下半期版(7月-12月分)カレンダーが発売される記念の原画展を開催します。
カレンダーのほか、描き下ろし作品も販売いたします。
http://shiba-fu.com/exhibitions/2017/03/mameikeda.html

2017/03/03

2YAMADA3TARO -DISCOS DJ SET-


明日は「2YAMADA3TARO」。足立区千住のヴァイナル・コミューン「CURRY BAR GAKU 」にて。

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CURRY BAR GAKU
足立区千住3-55 サンロード商店街内
北千住西口に出たら駅を背にして日光街道(R4)方向に進む。
二つ目の信号(TUTAYAのある信号)を右に曲がり宿場町通りに入る。
直進する事100メートルミニストップの角を左に曲がる。

ちょっと来た左側!!
http://currybargaku.com/access/

2017/03/02

『八画文化会館』





こんな雑誌があったのか! 『八画文化会館』vol.2〜5がまとめて入荷しました。
表紙の色合いはなんともキッチュ。取り上げるテーマ、組まれる特集もなかなかハード。でもね、ぐいっと読まされます。安直な興味ではここまで車を走らせないだろうし、その場に踏み込むこともできないであろう珍スポット、時代に取り残された名もなき遺産、その土地に生きる人びとですら意味を知らない不可解なオブジェ・・・日本各地に人知れず存在する遺物にぐいぐい迫る、その姿勢に感服します。

vol.2、vol.3は1543円(税込)、vol.4、vol.5は1620円(税込)。
都築響一、高木壮太両氏のお仕事、そのセンスに魅かれる方には是非読んでみてほしい。まっすぐにおすすめします。vol.4には、戌井昭人氏(鉄割アルバトロスケット)による伊豆随筆“父とワカメとオートバイ”が収録されていますよ。

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八画文化会館とは、一体全体何なのか?

廃墟や珍スポットなど、土地からも時代からもズレてしまった場所や、
ローカルな町情報、サブカルとは言えないような絶滅寸前カルチャーなどを、
ブログや雑誌、単行本などのメディアを通して発表している編集集団です。

周辺地(ローカル)への興味と、名がなくともインディペンデントに表現している人やモノに対する共感が根底にあります。
ただ単純に需要がなくなって消えてゆくものではなく、町から駆逐されつつある刺激物、危険物を好んでいます。

愛知県漂流、インディヴィジョン、東海秘密倶楽部、ローカル銀座、そして八画文化会館と、
コロコロ名前を変えてきたため、わかりづらくてすみません!
下記項目で詳しく説明していきます。

2017/03/01

『とてもいい!』


“こんな日のこんな夜、こんなときのこんな時間に街にいるのは、詩人でなければ泥棒くらいのもの”
-マヤコフスキー

マヤコフスキー叢書の最新刊『とてもいい!』が入荷しました。
冒頭に置かれた、L・カッシリによるレポート“ある日のマヤコフスキー”がとてもいい! カッシリいわく「嵐のようなモノローグであり、火のような演説である。非常に興味ぶかい情報や事実、怒りにみちた要求、倖せな気分、憤激、思い切った断言、好奇心、アフォリズム、パロディ、エピグラム、するどい思考、突発的なシャレ、おどろくべき比喩、目のさめるような攻撃、尖鋭な図式。狙い定めた致命的な評価や、猛烈なシャレが、俗物芸術家たちのあたまや肩を襲う。詩人のきびしい怒りの声が、かれらになだれ落ちる。マヤコフスキーは語りつづける」。こんな状況で朗読されたのが、本作『とてもいい!』とのこと。

販売価格は1028円(税込)です!

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マヤコフスキーは語りつづける。速記者たちは書きつける、《笑いと拍手……一同大笑い……嵐のような拍手》
―レフ・カッシリ(児童文学作家)

ちょうど「ズボンをはいた雲」が当時そうであったように、私は「とてもいい! 」は綱領的な作品であると思っている
―マヤコフスキー(詩人)

従来の彼の技法の良い面が充分に生かされ、各章の個々のエピソードが組み合されて、全体は壮大な建築物の観を呈する
―小笠原豊樹(詩人・翻訳家)

も く じ
一 ある日のマヤコフスキー(L・カッシリ)
二 とてもいい!
三 訳者のメモ(小笠原豊樹)

https://www.doyosha.com/42-%E3%81%A8%E3%81%A6%E3%82%82%E3%81%84%E3%81%84/