2011/07/25

LONDON CALLING.


ディス・イズ・ロンドン・コーリング。
3月24日に唐突に送られてきた「もしもしロンドンだけど。」というメッセージ。
見ず知らず、何処の誰かも分からない@imissstandup 氏の見事な翻訳で、この曲の新しい響き方を体験した。
あのときの記憶と感触を風化させないために、改めて記録しておこうと思う。

以下、訳詞。

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London calling to the faraway towns 
 もしもし ロンドンから遠く離れた町々へ
Now that war is declared-and battle come down 
 宣戦布告されたからにゃ 戦がおっ始まるぞ
London calling to the underworld 
 もしもし ロンドンから地下世界へ
Come out of the cupboard, all you boys and girls 
 戸棚から抜け出して来い 男に女のガキ共
London calling, now don't look at us 
 もしもしロンドンだけど 俺らにガン飛ばすな
All that phoney Beatlemania has bitten the dust 
 インチキ臭えビートルズファン共は みんな地面に倒れちまったぞ
London calling, see we ain't got no swing 
 もしもしロンドンだけど 見ろよ俺ら元気ねえよ
'Cept for the ring of that truncheon thing 
 暴動騒ぎの電話が リンリン鳴りっぱなしな以外

[Chorus] 
The ice age is coming, the sun is zooming in 
 氷河時代がやって来る 太陽が迫り来る
Meltdown Expected, the wheat is growing thin 
 メルトダウンが見込まれる 小麦の生育が悪い
Engines stopped running, but I have no fear 
 エンストだ でも俺は怖かねえ
London is drowning-and I live by the river 
 ロンドンが水浸し んで俺は川沿いに住んでる!

London calling to the imitation zone 
 もしもし ロンドンからイカサマ地帯へ
Forget it, brother, an' go it alone 
 忘れろ兄弟 自力でやれ
London calling upon the zombies of death 
 もしもしロンドンだけど 今ゾンビの群れの上から掛けてる
Quit holding out-and draw another breath 
 あがくのはよせ 一息つけ
London calling-and I don't wanna shout 
 もしもしロンドンだけど 声を荒げたくねえんだ
But when we were talking-I saw you nodding out 
 でも二人喋ってる時 お前ラリッてるし
London calling, see we ain't got no highs 
 もしもしロンドンだけど 見ろよ俺ら全然ハイじゃねえ
Except for that one with the yellowy eyes 
 黄色く淀んだ目の奴以外
The ice age is coming, the sun is zooming in 
Engines stop running and the wheat is growing thin 
A nuclear error, but I have no fear 
 核の誤作動 でも俺は怖かねえ
London is drowning-and I live by the river 
 ロンドンが水浸し んで俺は川沿いに住んでる

2011/07/23

河合卓人 acoustic solo live




"河合卓人 acoustic solo live"

2011.7.23(土)
19:00 open 19:30 start
¥1500(1drink込み)

21日から31日まで行われる写真展「ひとつのかたち」の会期中に、
gustave coquiotとしても活動している河合卓人による弾き語りライブを開催します。

ご予約・お問い合わせは、電話またはメールで受け付けております。
tel 029-875-5092
mail 1001coffee@gmail.com

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"毎回質の高いイベントを提供する筑波の千年一日珈琲焙煎所。映画、読書会、音楽、文化教室とその内容は様々。
以前TICAさんのliveが開催された際にはgustave coquiotも出演させていただきました。

今回は筑波大学の学生である後沢有紀さんの個展で演奏します。
自分の所属していた土地からこうした新しい動きが起こるのは本当に嬉しいことです。
個展の詳細は今後、僕のHPや千年一日珈琲焙煎所のHPで随時お知らせします。
皆さん、是非楽しみにしていて下さい。"

-河合卓人 kawai takuto 


■profile

1986年生/埼玉県出身/jazz vocal/
band「gustave coquiot」に所属

又、gustave coquiotは都内レーベル「rondade」より
9月に1st album「Pony Blows」を発売予定。

2011/07/19

Cyzo × handpoint. #2

photo:handpoint.


“サイゾー8月号” -handpoint.blogspot.com

2011/07/18

『Art For All』-販売終了しました!



友人の@wandering_birdこと設楽さんが営業してくれた一冊(いや二冊)。
岡本仁さんが手がけるフリーペーパー『Art For All』の特別版が〈PEOPLE〉にも入荷します。
発売日の20日には、おそらく届いてるんじゃないかと思います。
みなさまどうぞお楽しみに。

以下詳細です。

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1月から開催しておりました、「SPBS編集ワークショップ2011」。

受講生が編集部員となり作成した、『art for all※』特別号2冊がいよいよ発売となります。

今回のワークショップでは、雑誌『relax』(マガジンハウス)の元編集長である岡本仁さんを校長兼編集長にお招きし、
SPBSに2つの「art for all編集部」を結成。AとB、2つの編集部に分かれ、半年間という期間で雑誌を制作しました。 

※『art for all』とは
岡本仁さんが編集人となり、TOKYO CULTUART byBEAMSが発行しているフリーペーパー。

「アートを買うということ」をより身近に感じて欲しいというコンセプトのもと、2009年より発行。
「どうして人はアートを買うのか」という連載をはじめとして、
国内外のアーティストを様々な切り口で紹介する誌面となっています。
http://www.beams.co.jp/ 

2011/07/17

幸福なメニューのバラード



"幸福なメニューのバラード"


何のための言葉だ、
賞められるための言葉だ。
メニューのための言葉は幸福だ。


否定されない言葉なら、
ぜんぶメニューに書いてある。
後払いでよいおいしい言葉。


メニューとしての詩集。
メニューとしての小説。
メニューとしての人生だってある。


メニューを読むような目で
世界を眺めることだってできるのだ。
メニューの言葉に目を近づけよ。


何になさいますか。
お決まりですか。
すみません、あなたの言葉はないのです。


-長田弘 『言葉殺人事件』より

われわれの隣人


"われわれの隣人"


誰にも頭を下げない。勲章も称号もくそくらえだ。
偉がり、見せびらかし、知ったかぶりを嫌った。
世はさかしまだ。


このさかしまな世では、すべてが逆だ。
騒音のうちにしか、静けさがない。
困苦のうちにしか、尊厳がない。


正反対のところにしか、真実がない。
どんな賢明さも、ただ愚鈍にしか見えない。
冗談は悲しく、悲しみは冗談にすぎない。


さかしまの世に逆らって、貧しく、むなしく闘って、
過労のあまり倒れて、そして、たった一人で死んでいった。


われわれの隣人であるモーツァルト。
その音楽を優しいと言うな。
さかしまの世に耐える、それは


かけがえのない武器としての音楽だ、
アマデウス(神が愛する者)という名をもつ
モーツァルトがわれわれに遺したものは。


-長田弘 『黙された言葉』より

2011/07/12

"鋭漂×CLASH" -果たし合い結果!




去る七月十日に挙行された"鋭漂×CLASH"の結果をお伝えします。
今回の企画は、天野裕氏と五十嵐一晴の写真家二人による「果たし合い」が肝でした。
それぞれの写真を触って、体験した、立会人による投票で勝敗が決したわけです。
全くタイプの違う写真と作品なので、戸惑われた方も多いようでした。
それでも、その場でひとつの選択をして頂けたことに感謝します。

では以下、結果です。

五十嵐一晴 -CLASH:9票 
天野裕氏 -鋭漂:8票
選択なし:1票 (立会人:18名)

・・・というわけで、
今回の勝負は五十嵐氏に軍配が上がりました。おめでとうございます。
非常に僅差の得票なので開票作業にも熱が入りました。ハラハラドキドキ。
そして立会人みなさま、それぞれに思うことがあったのでしょう。
投票用紙のコメント欄に多くの丁寧な言葉を頂きました。

様々な声も合わせて、記録しておきます。

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「静、動、疾走、不安、凝視、Love&Pain・・・対象的な感情が入り交じった生の写真、良かったです! 
   あえて自分の感性とは違う"鋭漂"を選びました。」

「木っていいですね。」

「写真を観ているあいだ、僕はアマノユウジだった。」

「私も、もやもやしてないで、活動をしていかなければと感じました。
   色んな人の考えを聞くことも大切だ。もっているものをすべて出して進んでいかなければならない。
   つまんないかはわからないけれど、なんかどかんとやってしまいたい衝動にかられました。」

「写真との新しい体験をくれたのでCLASHに一票。一度自分の中でこの木と決めたら
   ものすごく愛着が湧いてくる不思議な体験でした。」

「アップダウンというのかスピード感というのかわからないけど・・・加速したい飛び抜けたい!
   でも誰か止めて・・・と叫んでいるような気がして、どうしてもあげられない、何もしてほしくない
   知ったこっちゃないと声が聴こえてくる。近づいたような近づけない気分。近づくな!とも。
   エネルギーをわけてほしい!」

「色がきれいでした。色が好きです。」

「写真の可能性や見方、楽しみ方を無限大に広げてくれた一日でした。」

「写真は飾ってあるほうが良いのでは?」

「日常の風景の一部である木、建物の見え方が変わりそう。帰り道、公園を通っていくのが少し楽しみです。
   僕もお気に入りの一本を見つける旅に出たいと思います。今度は岩の写真もぜひ!」

「どちらも素敵でした。」

「"CLASH"は話を聞いて、より面白く見れた。目をつける自然にかわいらしさを感じた。
   "鋭漂"はカルチャー……目に出来ない世界が見れた。世界への導入がシンプルに感じた。」

2011/07/10

"鋭漂×CLASH" -終了しました!


"鋭漂×CLASH"
参加作家:天野裕氏、五十嵐一晴

日時:7月10日(日) 11:00−18:00
会場:千年一日珈琲焙煎所 つくば市千現1-23-18 ウイングパーク千現1F  029-875-5092
観覧料:1000円

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"鋭漂×CLASH"...立会人求ム!!!

"鋭漂"の旅を続ける天野裕氏
"CLASH"を主宰し、PPP(PanPacificPlaya)VALLICANSの一員でもある五十嵐一晴
二人の若き写真家があなたに作品をお見せします。これは、一対一の果たし合いです。
方法は「ポートフォリオ・レビュー」。作家本人が持ち込んだブックを直接ご覧頂けます。
非常にシンプルな見せ方ですが、どこまでも根源に近く、なによりも新しい手法だと感じています。
「新しい興奮」/「どこにもない表現」/「濃密な体験」。
この三点にぼくらはこだわります。とことん追いかけます。
どうぞご期待ください。

そして、ご参加頂くみなさまにお願いがあります。
観覧料として頂く1000円。これはあなたの大事な一票です。
どちらか一方、あなたが気に入った作家への投票をしてほしい。
その場でひとつの選択をしてほしいのです。
そう、みなさまはこの果たし合いを左右する重要な立会人なのです。

"鋭漂×CLASH"。
天野裕氏。五十嵐一晴。共に新作を用意します。
両者の写真を存分にお楽しみください。

ご来場をお待ちしております。

 -植田浩平 (PEOPLE)

天野裕氏に五つの質問、その答え。

-自己紹介をお願いします。

天野裕氏。

-自分にとって写真とは?

刃物、女、きれいな水。

-展示するのではなく、ポートフォリオで直接見てもらうスタイルには

  何かきっかけなどがあったのでしょうか?

ない。

 -今回は果し合いということですが、お互いの印象は?(人物として/撮る写真について/メッセージなどあれば) 

骸はどこへ?

-最後につくばのみんなにメッセージを。

もっと危険な男の人、悪くて可愛い女の子に会いたい。

五十嵐一晴に五つの質問、その答え。

-自己紹介をお願いします。

五十嵐一晴です。写真家、カメラマンです。

-自分にとって写真とは?

たった今、自分のやるべきこと。

-展示するのではなく、ポートフォリオで直接見てもらうスタイルには
  何かきっかけなどがあったのでしょうか?

写真に関しては展示、写真集制作、コマーシャルの中での制作・・・
など写真を見てもらう機会はいろいろありますが、
僕ら写真家なりカメラマンが自分の作品をある程度のボリュームでまとめる際の
ひとつのゴールにポートフォリオというものがあって、
みんなだいたい一部くらいしか作らないからスキルやセンス、
いろんなものがその一冊に詰まってしまうという。非常に危険でおいしい状態のブツなんですね。
展示や写真集出版などに比べると場所やお金の制限が少ないポートフォリオは
下手な展示なんかよりもよりスムーズに鑑賞者に何かを伝えられる可能性があるとおもうんです。

それを天野くんはひとりで始めていたんだけど、
久しぶりに雑誌の取材で再会したときに話を聞いて作品をみて、
感銘を受けるっていったら大げさだけど、似たような事をやりたいと思ったので、
みんなでやったら面白いんじゃないかと、
今年の1月に僕が声をかけて横浜でCLASHというイベントにしたのがきっかけです。

-今回は果し合いということですが、お互いの印象は?(人物として/撮る写真について/メッセージなどあれば)

天野くん、年は同じだけど僕とは違うニュータイプの写真家。
自分のルールの強度がそのまま作品の強度になっている感じ。

-最後につくばのみんなにメッセージを。

たぶんおもしろくなるので是非友達を誘って遊びに来てください。
お待ちしております。

Today's YouTube #20 -Darondo's Soul.