2014/07/31

さよなら、七月

6/24-7/6 山口洋佑個展『かつてのはなし』で幕を開けた七月。

7/7 原宿VACANTでの「シルコ・デ・サストレ」のサーカス公演に出店しました。

7/27 締めは星谷ビルでの小さな縁日「黄昏バー」。


◯さよなら、七月。あっという間に終わってしまった。
◯暑くて暑くて、本当に暑くてしょうがないけれど、ボクらは元気にやってます。良い本も入ってきています。
◯ようこそ、八月。お盆休みは取らないけれど、少しだけ夏休みはつくるつもりです。そのことは改めてお知らせします。
◯上の写真はすべて左門豊作似のスタッフ中村のインスタグラムから拝借しました。ありがとうありがとう。

◯いまのところ、八月は催事無し。九月と十月に面白い企画が待機しています。
◯どうぞお楽しみに。と、毎回そう言っていますが、これは本当に楽しみにしていて下さい。

2014/07/30

『かつてのはなし』




山口洋佑さんのポスターブック『かつてのはなし』が入荷しています。
6/24〜7/6の会期で開催していた同名の展示に合わせてつくられた作品で、A3判で8ページ。原画とは違う質感を楽しんで頂けると思います。
同展は現在、代々木八幡のNEWPORTにも巡回中とのこと。お近くの方、お時間のある方はぜひお運びください。

***

イラストレーター/デザイナーの山口洋佑の個展をNEWPORT店内で開催します。
見たことのない風景、いつの時代なのかも分からない場面から、どこかロマンティックな物語が聞こえてくる。CDのカヴァーアートやファッションブランドとのコラボレーションも数多く手掛ける山口洋佑の新作を中心とした展示をぜひ体験してください。
■山口洋佑 展「かつてのはなし」
会期:2014年7月21日(月)- 8月13日(水)
時間:NEWPORTの営業時間に準じます
休み:毎週日曜日
*筑波の千年一日珈琲焙煎所/PEOPLE BOOKSTOREで行われた個展の巡回展となります。
*会期中は新作ポスターブック「かつてのはなし」(A3/8ページ/税込1000円)を販売します。
【プロフィール】
イラストレーター/グラフィック・デザイナー 。東京在住。セツ・モードセミナー卒。 
国内外の雑誌イラスト、CDのアートワークなどを手掛ける。過去に新宿眼科画廊、TOKYO CULTUART by BEAMS、NADiff modernなどにて個展開催。

2014/07/29

PEOPLEの本棚・5



PEOPLE BOOKSTOREでは本の買い取りをしています。
どうしようもなく大事だけれど、家には置いておけない・・・そんな本がございましたら、お気軽にお声かけください。
もちろんそれ以外でもオーケイです。どうぞどうぞお気軽に、お気楽に。ワタクシ植田まで。

2014/07/28

夜間飛行


“サン=テグジュペリの文学作品である『夜間飛行』の作中で、夜間飛行事業を監督するリヴィエールは、未踏の夜空を制するために危険な航路を切り開いて行く。私達は考える。筑波にひとつの音楽シーンを生み出すことは出来ないだろうかと。”

意気盛んなフライヤーが届きました。PEOPLEのご近所、筑波大のジャズ研が主宰する「夜間飛行」というイベントです。
若い人がこういう試みをするってのは本当に嬉しい。借り物の場づくりでなく、自らの内から沸き上がる熱に任せて企画を立てる。
そう、イベントってそういうもんだよ! とボクは膝をはげしく打ちました。音楽でも文化でも、シーンは自分たちでつくるもの。そう信じているからです。いきなり成功を求めなくていい。ほんの十分、いや、数秒でもいい。「こんな風景が見たかった!」という感動を覚えること。それに全身で興奮すること。そんな一瞬があれば、次に繋がる火種が生まれるはずだし、冷めてなんかはいられないはず。まだまだやれる! と自然に企画が生まれていくと思っているんです。

次の日曜、8月3日。天久保のOctBASSで開催です。
PEOPLEは「夜間飛行」を応援しています。

***




「このイベントと、このプロジェクトについて」

『Vol de nuit』は、筑波大学ジャズ愛好会のOBを中心とした音楽プロジェクトです。
現代では、各地でジャズ・フェスティバルやジャズ・イベントが開催されています。そして、それらの多くは伝統的な「ジャズらしいジャズ」が演奏されます。ジャズという音楽が受け継がれてゆくことは素晴らしいことですが、私達はそこにある野心を抱きました。本場のコンテンポラリー・ジャズを、この筑波で自分たちなりに聴かせたいという強い思いです。

この挑戦には、筑波のフリージャズとのゆかりも、その適した土壌を作り上げたと言えます。過去、筑波には「渋さ知らズ」「大友良英」「山下洋輔」などが訪れており、名演を響かせました。ニューヨークではムーブメントを超えて定着したコンテンポラリー・ジャズ。私達はそれを筑波のジャズシーンに輸入したいと考えました。

イベントでは「新しいジャズ」の体験をお楽しみください。

2014/07/27

夏は水の遊び場、黄昏バー! -終了しました!

design:小林佑生

“気がつけば夏。季節とともにやってくる大人の文化祭、黄昏バー。今回は夏らしく水を使った催し物が色々あります。かき氷に流しソーメン、子どものプールに生け花ライブ。もちろん、お酒やおつまみ、ごはんもあります。一度きりのこの夏を、心地よい暑さを感じながら、昼から夜まで黄昏バーで楽しみましょう。”
-星谷ビル商店会一同

※駐車場に限りがございますので、お散歩やサイクリングがてら遊びにいらしてください。


千年一日珈琲焙煎所
NOVUSS BAR(11:00〜17:30)
ラトビアからやってきた「海のビリヤード」NOVUSSをお披露目・体験会を開催いたします。
ルールは簡単なので遊びながら体験しながら誰でもすぐに覚えられます。
おつまみ、アルコール、ソフトドリンクなどもご用意いたします。

つくば食堂花「流しソーメン」15:30〜17:30 参加費:500円

つくばねファーム「かき氷」11:00〜17:30 new!

小春丸 Botanical Improvisation 「植物の濡れ場」
「植物をもちい即興で空間を組み立てていくボタニカル・インプロヴィゼーション。千年一日珈琲焙煎所という空間が植物の欲動、エロチシズムの現場になります。華道家小春丸によって脱がされ、あえぐ生命の緊迫の瞬間。見慣れた植物の、見たことのない表情に触れるときわたしたちもまた野生におかされるのかもしれません。生命力あふれる植物の濡れ場をご期待ください。」
19:00 open/ 19:30 start
一般 2,000円 学生 1,000円
予約・問い合わせ 1001coffee@gmail.com / 029-875-5092



PEOPLE BOOKSTORE 
夏だ! レモンサワーをはじめます!

「みんなでガブガブ呑みましょう。たまに、本も読んでくれたら嬉しいです。」



manufact jam
カサマハロのウクレレ・ワークショップ!

18:00-19:00/19:30-20:30
ウクレレワークショップ
参加費 1000円 定員 各回10名

つくば草の根はりきゅう院 15:00-
「ワンコイン指圧で日頃の疲れをリフレッシュ」


お酒とごはん わかたろう
日本酒、ビール、鶏のからあげ、エトセトラ!
「テイクアウトメニュー」
・鳥の唐揚げ 500円
・のり巻きキンパ 500円
・自家製ジンジャーエール 200円


Curry&Running Station FLOW

当日は大人も子供も夏祭りをコンセプトに皆様に愉しんでもらいます!
浴衣でご来店いただいた方にはプレゼントをご用意します。

スイスより上陸!ビールの枠を超えた魅惑のお酒BMF!
ベアード他アメリカンクラフトビール飲み比べ!
和食にも合うイタリアワイン各種!
身体に優しいヴィーガンメニュー!

そしてもちろん、店主による裸足ラン講習会もございます。


2014/07/26

『スーパーローカルヒーロー』上映会 -終了しました!



音楽と子供たちから愛される、ちょっと変わったおじさんのお話
映画「スーパーローカルヒーロー」

“世の中には野暮な人と粋な人がいる
信恵さんは徹底して粋そのもの”
-アーサー・ビナード

“経済より大切な何かを、すごく考えている人”  
-アン・サリー

“本当のヒーローはテレビの中じゃなくて
みんなのそばにいるのだ”
-EGO-WRAPPIN'

みんな集まれ! 真夏の夜の上映会!
7月26日の19時より映画『スーパーローカルヒーロー』の上映会を開催します。
会場はPEOPLE BOOKSTORE。料金は500円。ビールやおつまみの持ち込みも自由です。
ご予約、お問い合わせはPEOPLE植田まで。☞mojomojo.people@gmail.com

いやあ、それにしても、『スーパーローカルヒーロー』って最高のタイトルです。
字面も響きもとってもダサくて。でも、ここには確かな尊敬があるんだろうなあと思うんです。これはあくまで推定なのですが。
そう、ボクはまだこの映画を観れていません。だけど、とある信頼している人が観にいってくれて、こう言っていました。
「どれだけいろんなことを他人事じゃなく、自分の事として感じられるかだと思った」と。
そうならボクは上映が終わったら、その場に残った人たちと話がしたい。

きっとみんなも話したくなる。いろんなことを思うはず。
そんな映画なんだろうなあと思っているわけです(そうじゃなかったら、ごめんなさい)。
もし、帰れなくなったらPEOPLEに泊まっていってください。朝まで飲み明かしましょう。

ではでは、ご予約をお待ちしております!

***

遂に劇場公開が始まった映画「スーパーローカルヒーロー」。
監督の田中トシノリさんのご理解・ご協力をえて、
劇場公開前に東京近郊での上映会を急遽、企画しました。


7/5(土)立川ギャラリーセプチマ
開場14時 上映開始14:30~
料金:¥1,000
同日、同会場で17時から開演予定の
トウヤマタケオ公演にお越しのお客様は
ライヴの入場料プラス¥500でご覧いただけます。

7/21(月祝)鎌倉カフェエチカ
鎌倉市雪ノ下1-4-32-2F(鎌倉駅から徒歩7分くらい)
開場18時 上映開始19時~
料金:¥1,500(ドリンク付)


7/26(土)つくば People Bookstore
上映開始19時~
料金:¥500
ご予約はこちらへ

2014/07/24

『いつの日かダブトランぺッターと呼ばれるようになった』


※表紙の版画制作、インタビュアーはエンドウソウメイ氏。

“去年の暮れにこだま和文と京都で飲んだ。
男の飲み会に理由づけはいらない。”


ページをめくって、最初に現れるこの書き出しに打ち抜かれた。
語り手は川内一作氏。数々の修羅場をくぐり抜け、現在は六本木の音楽実験室「新世界」を主宰している人物だ。
なんてことはない。ただ、素直に格好良いなあと思っただけだ。そして、『いつの日かダブトランぺッターと呼ばれるようになった』に吸い込まれた。
本書はトランぺッターこだま和文がインタビューに応えるかたちで自身の生い立ち、青春、芸術、音楽に関して語りぬいた本である。整った語り口ではないし、時系列もまま乱れる。だけれど、ここには美しいなにかが潜んでる。ハッとするような言葉がこだま氏の口を通して表出する。

“考えてみたら部屋の中で音が出るものって“水道”だけなんだよ。水道の蛇口を捻ると水が出る、それがシンクに当たるじゃん。弱くすると雨音になるし、強く捻るとすごいノイズにもなるわけ。で、「雨音にしよう」と。右手でラジカセのスイッチを“オン”にして、左手で水道の蛇口を“オン”(笑)。そして、トランペットをアドリブで吹く。” 

もう、この逸話だけで、空想好きなあの人とは一晩中話ができるような気がする。
それだけのヒントが詰まった本だと思う。ぐんとイメージを広げてくれる。

“輝ける太陽はいらない、青春は黄昏と夜明けだけでいい。”

そして、インタビューの合間に挟まれる川内氏のショート・エッセイが素晴らしい。
切れ味鋭く、詩情をたっぷり含んだ乾いた文章。本当に格好良いと思うし、どうにかして真似したくもなってくる。
青春まっただ中の20代を「地獄の季節」と言い換えるそのセンスには脱帽した(あ、ランボーってそういう詩をよんだのか、と気づく)。
クーリーズ・クリークからの青山CAY、80年代の代官山、ハリラン、フィールド・オブ・ヘブン・・・自分の憧れの場所のことばかりが語られる。
遊ぶことを仕事にした、男たちの冒険譚。それぞれの生き様と死に様に胸を打たれる。

音楽や芸術に取り憑かれてしまっている人はもちろん、こだま和文を知らない若い世代にも読んでほしい。
この本を読んで、どうでもいいことに拘ったり、気触れたり、格好付けることって大事だよなあと、改めて思った。

***



逢うたびに、人と人がつながっていることを、言葉で確認しあうのは「不毛な事だ」と言い放つこだま和文。
この本はそんなこだま流の生き様が満載。読み終わったあと、深く容認。
-------本籍じゃがたら南流石


『いつの日かダブトランペッターと呼ばれるようになった』 こだま和文  
東京キララ社 / JPN / 四六判 / 1,620円(税込) 

ミュージシャン・こだま和文がもっとも語りたくなかった、葛藤する青春時代のエピソード。

ぶどう園、忌野清志郎、江戸アケミ、シゲちゃんスラング事件、吉祥寺はパリ…福井から上京してから、ミュートビートに至るまでを綴るエッセイ。

2014/07/23

青春REGGAE!


Tico&icchieによる『青春REGGAE』が入荷しています。
暑い暑い、本当に暑い真夏にふーーーっと吹き抜けるそよ風のような仕上がりです。
このアルバムを聴くと、なぜかボクの頭には「クール・ブリーズ」という言葉が浮かぶんです。ヒヤッとするような音質だからでしょうか。
ジャケットは見ての通り水森亜土先生によるお仕事。同デザインのステッカーも付きますよ。

そして、夏を越えた季節にはTico=土生剛先生によるスティールパン教室を開催予定です。
寒い頃にはicchieさんが参加する、JOBIM NIGHTのライブもあります。どちらもお楽しみに。




2014/07/22

『ハロー風景』が入荷しました。



※寸による俳句とテキスト、大原大次郎によるアートディレクション。

“うるおいは、あったほうがいい。
ありえもんとなしえもんだったら、ありえもんがいい。
ひょうたんから、詩がこぼれた。これは、ただの言葉。”

『ハロー風景』という変わった雑誌が入荷しました。
五・七・五からなる俳句と、そこから広がるイメージを切り取った不思議な作品が横に並びます。
ほぼ全編に渡ってつらぬかれる不思議な青さとシーンとした余韻が印象に残ります。ああ、この気持ちはなんだろう、と考えてもハッキリとしません。
まだ、見たことのない世界と、どこにでもありそうな風景が入り交じって頭の中がボーッとしてきます。ああ、なんなんだろう。この気持ちは。

これは紙媒体でのアドベンチャー。言葉と色、絵、文字を使ったあらたな試み『ハロー風景』。
是非ともみなさまにも体験してもらいたいなーと思っています。とおくまでいきましょう。
販売価格は1725円。コスパとか、それに類する概念が苦手な人におすすめです。

冒頭に引用した三行がボクは好きです。

2014/07/21

マヤコフスキーの面構え


“家の殻のなかでぶよぶよに脂ぎってる奴を探して、
その腹のタンバリンを陽気に叩くんです!
つんぼで愚かな奴らの足をひっつかみ、
そいつらの耳に息を吹きこもう、
フルートを吹くみたいにね。”

土曜社からマヤコフスキー叢書の新作が届きました。
今回は『悲劇ヴラジーミル・マヤコフスキー』と題された、芝居の脚本。というか檄文集。
ほとんどの台詞に「!」が付きます。そして、どの登場人物も烈しくあつく、生きています。本当に誰も冷めていない。
この不可解なる世の中、人生、運命というものを諦めていないし、飽きてもいない。あかんやつらばっかりなんです。
その悲劇の書き手、マヤコフスキーの熱情を感じることが、この本を読む醍醐味でしょう。

そして上の写真をみてください。最高の面構えでしょう、マヤコフスキーは。
是非とも今作もバックやポケットの中に忍ばせてどこにでも持ち歩いて頂きたい。あちこちで興奮しながら、読んでみてほしいんです。
価格は税込みで1030円。値段もサイズもちょうど良いと思います。

***


ヴラジーミル・マヤコフスキーについて

ヴラジーミル・マヤコフスキー Влади́мир Влади́мирович Маяко́вский
ロシア未来派の詩人。1893年、グルジアのバグダジ村に生まれる。1906年、父親が急死し、母親・姉2人とモスクワへ引っ越す。非合法のロシア社会民主労働党(RSDRP)に入党し逮捕3回、のべ11か月間の獄中で詩作を始める。10年釈放、モスクワの美術学校に入学。12年、上級生ダヴィド・ブルリュックらと未来派アンソロジー『社会の趣味を殴る』のマニフェストに参加。13年、戯曲『悲劇ヴラジーミル・マヤコフスキー』を自身の演出・主演で上演。14年、第一次世界大戦が勃発し、義勇兵に志願するも、結局ペトログラード陸軍自動車学校に徴用。戦中に長篇詩『ズボンをはいた雲』『背骨のフルート』を完成させる。17年の十月革命を熱狂的に支持し、内戦の戦況を伝えるプラカードを多数制作する。24年、レーニン死去をうけ、長篇哀歌『ヴラジーミル・イリイチ・レーニン』を捧ぐ。25年、世界一周の旅に出るも、パリのホテルで旅費を失い、北米を旅し帰国。スターリン政権に失望を深め、『南京虫』『風呂』で全体主義体制を風刺する。30年4月14日、モスクワ市内の仕事部屋で謎の死を遂げる。翌日プラウダ紙が「これでいわゆる《一巻の終り》/愛のボートは粉々だ、くらしと正面衝突して」との「遺書」を掲載した。

2014/07/16

『屋上野球』が入荷しました。


文科系野球雑誌、『屋上野球』の最新号が入荷しました。
今号は表紙からしてファンキー。野球とおしゃれのカンケイ、野球と原発、という並びもぶっ飛んでる。グッド・グルーヴ、グッド・ヴァイブス。
背表紙にある“「おしゃれ」とか「原発」とか、何でも野球と絡めてみよう”というコピーも心意気も最高だと思う。
とにかくそれだけで、雑誌づくりをどこよりも楽しんでいるような気がしてボクはとっても嬉しくなった。

球団がわからなくても、選手のことを知らなくても、ルールさえ曖昧でも、ぜったいに楽しめる粋な一冊!
とは先に読んで、ひとり笑って楽しんでいたスタッフ中村の弁。これはたぶん間違いありません。

以下に、公式情報の一部を転載します。
もっと詳しく知りたい人は編集室屋上へ。その後、お店に来て下さい。

***

球場で行われている”野球”よりも、“野球”にまつわる何か、
“野球”について読むこと、語ること、のほうが好きになってしまった――そんな倒錯的な現象を肯定する文化系野球雑誌です。
今号では、「野球とおしゃれのカンケイ」「野球と原発」という、まったく趣向の違う2特集を組みました。
どちらも受け止めて語れる「野球」という文化の懐の深さを感じてもらえればと思います。

●特集●野球とおしゃれのカンケイ

野球とおしゃれにまつわる25のキーワード

野球好きをうならせる 上質なおしゃれ
Jackman インタビュー

野球ファッション7daysコーデ 代打◯◯◯

プロ野球チームはおしゃれとどう向き合うのか!? 長谷川晶一

阪神からユナイテッドアローズ!?
山本幸正氏が語る 野球選手のファッション事情

古本屋さんに聞いてみた
おしゃれでかっこいい野球小説…ってあるの?

分類王・石黒謙吾
ファッションアイテムとしての野球道具マニアック分析

●小特集●野球と原発

<広島より特別寄稿>
市民球場メルトダウン 堀治喜

日本プロ野球と原発のあゆみ

ナベツネに息づく”正力イズム” 前田塁

”核”をもエンターテインメントにするアメリカの野球チーム かつとんたろう

エコノミストに聞いた!
原発なくしてプロ野球運営は可能なのか!?
片岡剛士インタビュー

2014/07/15

ike:pocha


大学の同窓である、篠塚祐介の個展『ike:pocha』を見てきました。
会場は清澄白河TAP gallery。ミニマムな空間に奥行きのある写真が並んでいて、面白かったです。
会期は20日の日曜日まで。お時間のある方は是非お出かけください。

以下、公式情報から転載します。

***

篠塚祐介写真展『ike:pocha』
会期 2014/7/8(火曜)-7/20(日曜)
開館時間 1:00pm - 7:00pm
閉館日 月曜日
たくさんのいけにえを捧げてきた。子どものすることなのでせいぜい虫か小魚だ。気が小さいから彼はトカゲやネズミみたいに血の赤い動物はこわくて殺せなかった。虫や小魚にはずいぶんひどいことをしてしまったけれど。
本人の認識としては宗教のようなものなのだ。自分で作り出したグロテスクな神なる何かに、残酷な手順で捧げていくと、心の奥底のドロドロとしたものがスッと消えてなくなった。
そんな野蛮な儀式が形を変えて、穏和な呪術を得たのがこの写真、と言うこともできる。供物となるのはこぶし大の石だ。漢字学者の白川静部首の口をサイと呼んで、祝詞を入れる器と解釈したけれど、ikeをその神に祈り霊を祀る呪具と置き換えてみる。
そうなるとikeは池に限らない。かつての儀式は呪的な撮影として蘇る。pochaとはつまり、言語化されない祝詞を捧げた残響のことだったのだ。

2014/07/14

本屋好き。



『BRUTUS』の特別編集号、「本屋好き。」に掲載して頂きました。
タイトル通りに日本中の本屋ばかりが載っている一冊です。ページをめくっているとあちこちに出かけたくなってきます。
そして思うんです。ああ、もっともっと本を読みたいし、本のことを知りたいと。なので、まだまだ頑張ります。
見ましたよー! と声をかけてくれるみなさま、ありがとうございます。嬉しいです。

2014/07/13

おおはた雄一と曽我大穂 -終了しました!


" Vagabond Journey! "

「おおはた雄一と曽我大穂、行く先未定の放浪セッション(つくば篇)。」

会場:
Kitchen Soya  http://kitchen-soya.com/
つくば市東光台3丁目14−6

出演:
おおはた雄一と曽我大穂
おおはた雄一 http://www.yuichiohata.com/
曽我大穂 http://dubmonks.exblog.jp/

日時:
7月13日 (日曜)
18時開場 / 19時開演 

料金:
前売3000円 / 当日3500円 
※共に要1ドリンクオーダー  

お問い合わせ:
Kitchen Soya(電話受付)
029-847-7470
PEOPLE(メール受付)
mojomojo.people@gmail.com(担当:植田)

E-mailでのご予約 :
件名を「 7/13 おおはた大穂予約 」として、必要事項を明記の上、お申し込みください。
1.お名前(代表者のフルネームをカタカナ表記にて)
2.ご予約人数
3.お電話番号
• ご予約申し込みメール受信後、数日以内に受付確認のメールをお送り致します。
• メール受信設定などでドメイン指定をされている方は、ご確認をお願い致します。
• お席に限りがございますので、お早めのご予約をおすすめいたします。

主催 :
PEOPLE

***


おおはた雄一
1975年茨城県生まれ ブルースやフォークミュージックをルーツとするシンガー・ソングライター、ギタリスト。音楽プロデューサー。
2004年 1stアルバムを発表。現在までに、NY録音など含む、6枚のオリジナルアルバムをリリース。
他にカバーやインスト盤、コラボレーションアルバム等も、7枚発表している。
代表曲「おだやかな暮らし」は、クラムボンなど多くのアーティストにカバーされている。ライブでの自由なギター弾き語りは
独特のリラックスした空気感を放ち、近年では、芳垣安洋(dr)・伊賀航(b)とのトリオも人気が高い。
自身の活動に加え、映画音楽、楽曲提供(畠山美由紀、湯川潮音など)、CM音楽(永谷園あさげ など)やナレーション(ファブリーズスリープコレクション、
BSフジ「まちのたね」など)、アルバム参加作品も多数(ハナレグミ、Superfly、安藤裕子 等々)。
坂本美雨とのユニット「おお雨」でもライブやフェスに出演。2013年、福岡晃子(チャットモンチー)との新ユニット「くもゆき」の活動を開始。
ジャンルの枠も国境も飄々と飛び越えて活動中。


曽我大穂
ヨーロッパでの強烈なパフォーマンスはマヌー・チャオやジャイルス・ピーターソンをも魅了し、世界をまたぐ最注目の沖縄発シネマティック・ジャム・ユニットCINEMA dubMONKSを主宰。まるで1本の映画を観るような物語性の高いステージは観る者の記憶を呼び醒ますあまり涙がこぼれる姿も見られる。曽我大穂個人としてはハナレグミや照井利幸率いるSignalsに客演するなど、 ソロ・アーティストとしても活動の幅を拡大しており、その求心力はとどまることを知らない。

2014/07/12

『Wang』が入荷しました。




王舟の『Wang』が入荷しました。
これは素晴らしい作品です。本当にすごく良いので、聴かせたい人の顔が何人も浮かびます。
あの人はきっと気に入るだろうし、別のあの人は喜ぶだろう。デッドヘッズのあいつにも聴かせてみたい、なんて。
あそこのお店にはピッタリだな。ああいう場所で流れているのも面白い。車にのって、窓を全開に開けて聴くのも最高だ。ハンドル握ってられないよ。
自分の町のあちこちでこの音楽が流れていたらどれだけ幸せだろうか。そんな風に思わせてくれる、嬉しい一枚です。

PEOPLEの超オススメ盤、税込み2484円で販売しています。
購入特典としてポストカードとステッカーを差し上げます。ダウンロードコードも付いています。

***



王舟/oh shu
2010年、自主制作CDR「賛成」「Thailand」をリリース。
以降、東京を中心にソロ、デュオ、バンド編成など、様々な形態でライブ活動を行う。
2014年、いつまでたっても出ないと思われていた1stアルバム「Wang」をfelicityからようやくリリース。

http://ohshu-info.net/profile.html

2014/07/10

『step on the heartbeat』が入荷しました。


「最後の手段」によるアートワーク。良いです。

やけのはら氏のミックスCD、『step on the heartbeat』が入荷しました。
部屋でゆっくり聴いてちょうど良い塩梅を目指して制作されたという本作、なるほど柔らかな耳心地です。
ビールを呑みながらキーボードを叩いているたった今のボクにもピッタリだし、ドライブとの相性もバッチリでした。女子うけも良いと思います。
とにかく、生活のあちこちで鳴らしてみてほしい作品です。さらっと流してみたり、じっくり耳を傾けたり、いろんな楽しみ方もできるはず。
販売価格は税込みで1296円。軽やかにお楽しみください。

以下、公式情報を転載します。

***

2012年に一部レコード・ショップで限定リリースされ即完売、廃盤となっていたミックスCDが待望の再プレス!!
やけのはらのDJとしての人気を決定付けた名作ミックスCD『Brilliant Empty Hours』を彷彿とさせるライト&リラクシンなデイタイム・ムード!ラウンジ、ラテン、ジャジー、ディスコ・エッセンスをニッチかつポップなセンスで繋ぐ、BPM120のハートビート・グルーヴ大傑作です。
久々のDJミックス作品となる本盤は、2012年に一部レコード・ショップで限定リリースされるも即完売し、プレミア化していた傑作の再プレスです。同氏による'00年代ミックスCDクラシック『Summer Gift For You』、『Brilliant Empty Hours』の正統な延長線上に位置する内容で、ジャンルでカテゴライズできない独自のクロスオーヴァーなセレクションと、あくまでビートとBPMをキープした心地よいスムースなミックスを堪能できる1枚。真夜中のクラブではなく、日中のムードやテンションを意図して制作したというだけあって、ホーム・リスニングにもピッタリはまる一枚です!ジャケットのアートワークは、やけのはらのMV『RELAXIN?』で文化庁メディア芸術祭2013のエンターテイメント部門で新人賞を受賞した気鋭の映像作家チーム、最後の手段が手がけています。

2014/07/08

PEOPLEの本棚・4



〇山口洋佑個展『かつてのはなし』は終了しました。たくさんのご来店に感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
〇今週末、13日には「おおはた雄一と曽我大穂」のライブをキッチン・ソイヤで開催します。まだまだご予約受付中。
〇再来週、26日の『スーパーローカルヒーロー』上映会もお楽しみに。
〇台風が来ますね。

2014/07/06

いろんな本が入ってきました。






PEOPLE BOOKSTOREは、常に本を探していますし、積極的に買い取りもします。
蔵書の整理をお考えの方、迷っている方、まずはお気軽にお声かけください。

2014/07/05

孤へ帰り、意味を見つける


詩集には、「道」という言葉もよく登場します。僕はボブ・ディランの「ウオーキン・ダウン・ザ・ライン」という、ただ道を歩いていくだけの歌が好きで、今も歌詞通りに生きている。お店に入るより道を歩く方が楽しいし、ツアー先でも朝からランニング。ニューヨークやボストンで、計15回ぐらいマラソンを走っています。道を歩き、走ることは、孤へ帰っていくことなのかもしれません。-友部正人

妙蓮寺駅のそばでお店をはじめた、「MAME BOOKS」のミネオ君から届いた封書。
そのなかには一枚の新聞の切り抜きと簡単な手紙が入ってた。こういう便りが不意に届くとすごく嬉しい。
だって、その封筒には差出人も記されていないから、「なんだなんだ、だれだだれだ」と思いながら封を切るわけで、そのドキドキ感も悪くなかった。
そしてその中には友部正人さんの新聞記事。そりゃあもう良い気分になれるよね。

ミネオ君、ありがとう。
横浜界隈にお住まいのみなさま、お時間のある週末にはMAME BOOKSにお出かけください。
ボクもそのうちに行こうと思います。電車を乗り継いで、歩いて行きます。

***

2014年5月、ご縁が重なりMAMEBOOKSは妙蓮寺に「店舗」を構えることとなりました。
「散歩する移動本屋」が見つけたひとつの「住処」。

この場所でまた本を通した出逢いが生まれていくことをとても楽しみにしております。
あなたが探している本の話、かつて読んだおもしろい本の話、ぜひ聞かせてください。

わたしは土日祝日にお店におります。
お会いできるのを楽しみにしております。

--MAMEBOOKS店主 峰尾亮平

http://mamebooks0115.jugem.jp/?eid=452