2018/07/31

『山の上の家』


その文章の正確さ。家族にたいする愛情。
庄野潤三のような作家は、ほかにいません。
読むと、あたたかくなる本です。


夏葉社の最新刊『山の上の家』が届きました。
題名の上に「庄野潤三の本」とある通り、この本は作家・庄野潤三のガイドブック。それにしても、あたたかい。愛がある。冒頭のカラーページ「山の上の家」に並べられた写真群(撮影・白石和宏)をながめるだけで、ため息が出ます。ここまで綺麗に切りとってくれたら被写体も喜んでいるでしょう。この川崎市生田の庄野潤三邸は今年から年に二回、一般解放されるとのこと。

販売価格は2376円(税込)。仕切り直した感のある夏に、ゆっくり読んでほしいです。

***

庄野潤三は、戦後「第三の新人」の一人として
登場しますが、自分のまわりにある身近なテーマに
焦点を絞って、早くから自身の文学を確立しました。
初期の「プールサイド小景」、「静物」などの
味わいは格別ですが、傑作「夕べの雲」以降の、
長い創作活動を最後まで見ることで、はじめて、
庄野潤三という作家の大きさがわかります。
本書は、作家が長く暮らした家をカラーで
32ページにわたって紹介しています。
その他、
・巻頭文/佐伯一麦
・私のお父さん/今村夏子(庄野潤三 長女)
・父の思い出/庄野龍也(庄野潤三 長男)
・庄野潤三が家族を描いたスケッチ
・単行本未収録随筆(「わが文学の課題」)
・単行本未収録中編小説(「青葉の笛」)
・庄野潤三とその周辺 /岡崎武志
・「山の上」という理想郷/上坪裕介
・全著作案内/宇田智子・北條一浩・上坪裕介・島田潤一郎
・短編・随筆リスト
・山の上の親分さんとお上さん江/今村夏子(庄野潤三 長女)
などで構成されています。
http://natsuhasha.com/news/yamanouenoie/

2018/07/28

2YAMADA3TARO


「2YAMADA3TARO −2018summer−」
日時 2018年8月4日(土) 18時開始
会場 CURRY BAR GAKU(東京都足立区千住3−55)

2018/07/27

『猫はしっぽでしゃべる』


車でほんの十五分の湖に行って、そよぐ風に身をまかせて、水の音を聴く。駅のホームで、微妙な方言の差に耳を傾ける。見知らぬ土地の酒場に入って、土地の肴で酒を呑む。そんなたわいのないことでも、その経験は血となり肉となる。そして、その色、音、感触、すべてが想像力を培う。培われた想像力が、本を読む楽しみをさらにまた増やしていく。

田尻久子『猫はしっぽでしゃべる』が届きました。
熊本で〈橙書店〉をいとなむ田尻久子さん、初のエッセイ集。自分が文芸誌『アルテリ』を毎号楽しみにしているのは、田尻さんの文章が読めるから。最新号を手にしたならば、まず田尻さんのページを探して読みはじめる。その端正な文字の連なりにうっとりする。言葉の力に感じ入る。という感じで、すごく好きな書き手の最初の著作。しっかりおすすめしていきます。

販売価格は1512円(税込)。伊藤比呂美、川内倫子、坂口恭平、渡辺京二が言葉をよせた、封入の小冊子もお見逃しなく。

2018/07/26

『バス停に立ち宇宙船を待つ』(再入荷)


ニューヨークの部屋で、毎朝同じ椅子に座り、時差ぼけの頭で思いつくままに詩を書いた。同じ椅子でも向きは変わる。微妙に位置がずれても、それはそれで面白かった。

友部正人『バス停に立ち宇宙船を待つ』が届きました。
2015年に刊行された、現時点での最新詩集はながらく居を構えたニューヨークでの日記のよう。買い物をしたり地下鉄に乗ったりバスを待ったり、コンサートに出かけたり42.195キロを走り抜けたりした、およそ3年間の暮らしの記録。いま、こことは別の速度ですすむ時間が刻まれています。

販売価格は1620円(税込)。つくば公演は、来週末の8月5日。引き続きご予約を受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。

2018/07/25

『STUDY』#5


インディペンデント・マガジン『STUDY』#5が届きました。
“You’re Beautiful”と題された今号の表紙モデルは、UCARY & THE VALENTINE。表紙裏のステートメントからフォト・ストーリー、インタビューという流れが色鮮やかで目に楽しい。以前にも書きましたが、知らない人、場所、店ばかりが載っているのも面白い。いま、世界で躍動するミュージシャン、デザイナーの話す言葉に触れられる貴重な機会をお見逃しなく。

販売価格は1944円(税込)。こういう元気な雑誌を扱えるのが、嬉しいです。

***

「二項対立の世界よ、さようなら。こんにちは、具体と抽象が同居する世界」
−長畑宏明(STUDY編集長)

ファーストアルバムが発表されたばかりのミュージシャン・UCARY & THE VALENTINEが表紙を飾る本誌には、STUDYで常連の小山田孝司や梶雄太、末廣昂大のほか、大学在学中の佐久間駿などのスタイリストが手がけるファッションストーリーを収録。フォトグラファーには、高橋恭司、三宅英正、草野庸子、佐藤麻優子、岩渕一輝、杉田聖司など、バラバラな個性を持つ作家がクレジットされており、「ファッション写真集」としても十分に機能する一冊となっています。

また、ロングインタビューシリーズ「Interview with……」では、先述のUCARY & THE VALENTINEやラッパーのBIM、英ロックバンドのThe Cribs、ファッションブランド〈PHNGERIN〉のデザイナーが登場し、それぞれのクリエイションの「根源」と「役割」について大開陳しています。

ボリュームは過去最高の168ページ。これは、間違いなく永久保存版になると思います。


Tomomi Takashio個展「15scenes」



HOOKBOOKS店主が選んだ15冊の本の中のシーン(場面)を
絵にします。本と合わせてお楽しみください。

Tomomi Takashio個展「15scenes」
会期 2018年8月11日〜20日※17日(金)は休み
会場 HOOK BOOKS (栃木県那須塩原市高砂町6−5 2階)

2018/07/23

『ミツザワ通信』夏号


レコードを聞く楽しみと、買う楽しみと、作る楽しみをパックした福袋雑誌「ミツザワ通信」です。季刊発行で1月、4月、7月、10月に、今買える円盤商品やライヴを紹介する「円盤営業中」と、今月の聞いた中古レコードを紹介する「枕元レコード」、そして各地の販売所の方々の様々な連載物など、いろいろセットでこうして販売しています。そして、円盤はこんなことやってます/やろうとしてます、の案内と報告です。
−円盤営業中! 

高円寺〈円盤〉が発行する『ミツザワ通信』夏号が届きました。
上に引いた文章にある「円盤はこんなことやってます/やろうとしてます」という一文、これは「円盤の今とこれから」ということなので、この袋入紙雑誌はたった今、この現在も生きて変わり続けるお店の(ほぼ)実況中継であるわけです。個人的かつ手作業だから生まれる速度感。こんなメディア、他に知りません。

販売価格は1000円(税込)。少部数の入荷ですので、お求めはお早めに。

2018/07/22

『ヒロインズ』


ケイト・ザンブレノ(西山敦子・訳)『ヒロインズ』が届きました。
静岡県三島市で独自の活動を続ける〈CRY IN PUBLIC〉の出版部門「C.I.P.BOOKS」からの第一弾刊行物(訳者の西山さんご自身が版権の取得、翻訳、出版までを手がけたとのこと!)。この本で「彼女たちは、どう書かれ/抑制されたのか」と問われるのは、モダニズム作家の妻や愛人たち。これまでになかった文学研究を試みた書物です。

販売価格は2484円(税込)。厚さと紙質、カバーの色合いどれもが絶妙。この夏の課題図書にしたいなあと思います。

***
文学とは何か、狂気とは? それを決めるのは誰か? 
家父長の言葉が支配する枠組みの中で声を抑えられた女性たちに寄り添い、彼女たちの物語を響かせようとする試み。あらゆる引用とパーソナルな記録の断片を無限に重ね、織り合わせることで現れる〈私たち〉の姿とは。 
本書で主に取り上げられるヒロインと作品たち 
ゼルダ・フィッツジェラルド/ヴィヴィアン・エリオット/ジェイン・ボウルズ/ヴァージニア・ウルフ/エンマ・ボヴァリー(『ボヴァリー夫人』)/アナイス・ニン/ジューン・ミラー/「私」(『黄色い壁紙』シャーロット・パーキンス・ギルマン)エドナ・ポンテリエ(『目覚め』ケイト・ショパン)/ジーン・リース/デューナ・バーンズ/ルイーズ・コレ/コレット・ペニョ(ロール)/ルチア・ジョイス/フランシス・ファーマー/ウニカ・チュルン/アンナ・カヴァン/エリザベス・ハードウィック/メアリー・マッカーシー/シルヴィア・プラス など など … …
著者:ケイト・ザンブレノ
2009年に作家リディア・ユクナヴィッチの出版社キアスムス・プレスが主催した「Undoing the Novel」コンテストで見出され、0Fallen Angel で小説家デビュー。ほかの主な著作にGreen Girl (2011)、Book of Mutter (2017)など。新作小説や、エッセイと講演を収録した作品集など近刊の予定多数。2018年現在コロンビア大学などで教鞭をとる。ニューヨーク在住。
訳:西山敦子

2018/07/21

『園』第二号


文藝誌『園』第二号が届きました。
丁度良い大きさ、厚みは前号からそのままに、あらゆる知恵や感情が集う場としての力はぐっと増したような気がします。エッセイ、レシピ、絵画、短編小説、写真、詩など表現方法は人それぞれ。声高でなくとも、そのどれもが確かな意志を伴っているのがこの冊子の魅力でしょう。

販売価格は864円(税込)。わずかですが、創刊号も在庫しています。

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文藝誌 園 第二号
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2018年7月21日発売 

綿毛のようにうたを飛ばす   磯崎未菜(エッセイ)
わたしのありか   五十嵐てい(エッセイ)
声と想像   國枝孝弘(エッセイ)
男木のおばあちゃんと呼ばれる日   石部香織(エッセイとレシビ)
博士は実験中   津川奈菜(絵画)
百蜜花   横山寛多(エッセイ)
知らないこと   柴崎祐二(短編小説)
時の窓辺に暮らす   李和晋(エッセイと写真)
街を脱ぐ   河村実月(詩)
はじめまして、おすすめです  
杉浦真寛が選ぶ、犬のためのプレイリスト
訪問故郷   ニコラス・ケルゴヴィッチ(エッセイ)
夢の世界で息を吸う   マーカー・スターリング(エッセイ)
土鳩   江原茗一(短編小説)
日本湯けむり美人画   岡田詩歌(エッセイ)
手中好品
気がつけばこの道  久貫弘能(エッセイ)
ほんとうの時間
円舞曲
編集後記​



2018/07/20

円盤のレコブック、各種


レコードは触れます、見れます、聞けます、匂います。そうして体感すれば、まるで映画をみているかのようなストーリーさえ見えてきます。
−田口史人

円盤のレコブック」各種在庫ございます。
写真の『レコードと暮らし』は2015年に夏葉社から刊行されたもの。書き手、田口史人手製の4冊『レコード寄席覚え書き(春・夏・秋・冬)』と『枕元レコード』からの総集編、ベスト盤ともいえる内容です。また、独自イベント「レコード寄席」の入門書とも言えるでしょう。版元では在庫僅少らしいので書店で見かけたら、是非お手に取りください。

『日本とタンゴ』、『ムードコーラス血風録』、『パンダと珍獣』、『大相撲蓄音場所』、『万国博レコード祭り』、『佐渡島とレコード』の6冊はレコブックの本領である手製仕様。懐かしさすら感じさせる風体ですが、内容は秀逸。前人未踏の仕事ばかり。

さらに、もう一冊。『校長先生のはなし』は円盤の自主レーベル〈リクロ舎〉からの刊行で、細部まで凝りに凝った愛にあふれた大力作。おそらく、多くの人がとばすであろうレコードの溝、ひとつひとつに耳を傾けた田口さんだからものにできた、一時代の考察であり記録でもある味わいぶかい書籍です。昭和の校長先生のはなしから今、現在に至る変化の兆しをキャッチしたのはすごいこと。

以上が、当店に在庫している円盤のレコブック。気軽に出会って、度肝を抜かれてほしいなあと思います。

2018/07/17

『京都ケチケチ買い物案内』


決してSNS映えしない、素の京都がここに。

辻井タカヒロ『京都ケチケチ買い物案内』が届きました。
低収入でも、工夫次第で街は楽しい。そのために必要なのは時間、根気、すこしの運。お金との距離感、価値観は多様でいいのだ、と思いながら一気に読みました。安田謙一さんのあとがきまでしっかりと味がついていますが、ベタベタしてない読後感。お口スッキリなのは、なぜなのでしょう。

販売価格は1296円(税込)。京都の書店〈誠光社〉から刊行された、初のコミック。

2018/07/16

ここ最近の入荷から、3冊。




※※※本を買い取ります!※※※
PEOPLE BOOKSTOREでは本の買取を行っています。
ご不要になった本、大切だけれど置き場所がない・・・という蔵書がありましたら、お気軽にお声かけください。お声がけはメールでも直接ご来店頂いても構いません。預かった本は出来るかぎり早く査定します。

2018/07/14

『ルッチャ』刊行記念、オムラヂ公開収録! −終了しました!−


「『ルッチャ』刊行記念! オムライス・ラヂオ公開収録!」

会場:
千年一日珈琲焙煎所
茨城県つくば市天久保3-21-3星谷ビル1-F/G
http://1001coffee.jugem.jp/

出演:
青木真兵(ルチャ・リブロ)
大坪茂人(千年一日珈琲焙煎所)
植田浩平(PEOPLE BOOKSTORE )

日時:
7月14日 (土曜)
19時開演

料金:
無料(ドリンク、フードの持ち込み可)

E-mailでのご予約 :  mojomojo.people@gmail.com(担当:植田)
件名を「ルッチャ」として、必要事項を明記の上、お申し込みください。
1.お名前・ご予約人数(代表者のフルネームをカタカナ表記にて)
2.お電話番号
• ご予約申し込みメール受信後、数日以内に受付確認のメールをお送り致します。
• メール受信設定などでドメイン指定をされている方は、ご確認をお願い致します。
• お席に限りがございますので、お早めのご予約をおすすめいたします。

企画:
ルチャ・リブロ × PEOPLE BOOKSTORE

協力:
千年一日珈琲焙煎所

***

奈良県東吉野村で人文系私設図書館Lucha Libro(ルチャ・リブロ)を運営しています、青木真兵と申します。 自宅の蔵書を開き本の貸し出しを行ったり、ローカルから普遍性を目指した土着人類学研究会を主催しています。この度、その活動をまとめたZINEを出しました。創刊號は思想家の内田樹先生に「これからの人口減少社会をどうすれば自由に生きることができるか」、Lucha Libroの大家さんの上辻良輔さんに「1950、60年代の東吉野村の様子」について伺いました。 「昔を昔と切捨てず、未来を未来と諦めず、ハッピーに暮らす」ためにはどうすればいいのか。みなさんと一緒に考えていきたいと思っています。

青木真兵
人文系私設図書館Lucha Libro(ルチャ・リブロ)キュレーター。1983年埼玉県生まれ。古代地中海史(フェニキア・カルタゴ)研究者。博士(文学)。社会福祉法人ぷろぼので障害者の就労支援を行っている。

2018/07/13

『here and there』vol.13


『here and there』vol.13が届きました。
3年振りとなる最新号の特集は「ヒアシンス革命」。編集人・林央子の「ヒアシンスを育ててもらえませんか?」という呼びかけに応えた42人–––性別、国籍、職種を越えた参加者それぞれのリアクションで構成された今号の肝はすばり、コミュニケーションなのだと思います。軽やかな気持ちでお楽しみください。

販売価格は1944円(税込)。チューリッヒの出版社「NIEVES」からの刊行。

***

NAKAKO HAYASHI
『here and there』vol.13  
HYACINTH REVOLUTION issue 2018 
全80ページ(カラー40ページ、白黒40ページ)・A4正寸
定価:¥1,800
WEB:utrecht.jp/?product=here-and-there-vol-13-hyacinth-revolution-issue-2018
ヒアシンス革命参加者
青木陵子、遠藤麻衣、タカノミヤ、平岩壮悟、菊竹寛、前田征紀、竹村京、ミヤギフトシ、田村友一郎、砂川卓也、竹内大悟、小林エリカ、嶺川貴子、レティシア・ベナ、平山昌尚、伊藤貴弘、宮園夕加、大島史、長江青、田幡浩一、ファビアン・ライトゲープ、モアレ、岡田路世、パグメント、岡澤浩太郎、高橋友希、志村信裕、エロール・ファン・デ・ヴェルト、小池アイ子、アンバー・フ、長島有里枝、谷口真人、金氏徹平、服部みれい、キャメロン・アラン・マケーン、奥田きく、ベンジャミン・ソマーホルダー、高山明、岡部史絵、大神崇、小金沢健人、スーザン・チャンチオロ
Stories
◎ パスカル・ガテンとの対話 文:林央子、パスカル・ガテン 66
◎ エレンの家 文:エレン・フライス 写真:レティシア・ベナ 72

2018/07/12

友部正人ライブ


久しぶりの、つくば公演。友部正人さんがやってきます。
会場は近所のいいとこ〈つくば食堂 花〉。およそ2年半ぶりの開催ですが、花でのライブは友部さんの声をじかに聴ける、貴重な機会。お時間があれば是非、会場までお運びください。尚、8月5日のライブ当日はお手伝いをさせてもらうので、PEOPLE BOOKSTOREは早じまいします(15時までの営業予定)。

フライヤーのイラストを手がけたのは、矢吹純。彼の個展「なにも聞かないで」は8月4日にはじまります。

2018/07/10

『SOFT POWER』


なんじゃこりゃ! すっげえ面白い。
Mix-CD『SOFT POWER』が届きました。神戸出身東京在住のワイシャツ系DJらしい、eminemsaikoなる人物による選曲、ミックスはまったく先が読めない上に全編をとおして漂う謎の気品があり、これまでに聴いたどれにも似ていません。長さもちょうど良いので、何度も聴けると思います。

販売価格は972円(税込)。ENERGISH GOLF擁する、「Beer&Records」からのリリース。

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ENERGISH GOLFの”Karate”をリリースしたBeer&Recordsが次に放つのは、神戸出身東京在住のワイシャツ系DJ、eminemsaiko。片田舎のブックオフからヨーロッパのレコ屋までdigを重ねる謎メンの初Mixは「Soft Power」をコンセプトに編み上げた“モイスチャー・ローショナル・サウンド”。デザインはpootee+shaisuke。録音&マスタリングはFORESTLIMITの店長、ナパーム片岡。

eminemsaiko
FORESTLIMIT “K/A/T/O MASSACRE” “Ideala”などを中心にDJ活動を挙行する男。神戸出身東京在住。日記の人。

『still』


ササキエイコ作品集『still』が届きました。
表紙を一目、題名どおりのしずかな印象を受けますが、描かれた世界のスケールはさまざまで面白い。異世界のような作品もあれば、生活のそばにある風景を捉えたものも並んでいます。構成も練ってあるので、手に取り、ページをめくる喜びを感じることができるはず。

販売価格は1620円(税込)。ササキさんがジャケットを手がけた音源の在庫もございます。

***

ササキエイコ/EIKO SASAKI
1989年兵庫県生まれ。京都精華大学イラストレーションコース卒業。
アクリル絵の具によるペインティング+コラージュの手法でビジュアルを制作。
「HB FILEコンペ Vol.24」永井裕明賞。
最近の仕事に『濱地健三郎の霊なる事件簿』(有栖川有栖 著、角川書店)装画、
王舟「Thailand」(felicity)カセットテープのアートワークなど。

2018/07/08

マメイケダ個展「たそがれ」


穏やかな光に包まれた店内
窓の外うつろう公園の景色
十五年間変わらぬ黄昏の中
交わされた幾多の誰そ彼
この場所が重ねてきた変わらぬ毎日も
きっと誰かにとっては特別な一日
そんな景色を拾い集めた展示です。
−白尾いなめ(ロフェル常連客・企画)

ああ、なんて素晴らしい。あったかい絵だなあ。
当店でも作品集『味がある。』(誠光社)の原画展をしてくれた、マメイケダさんの個展「たそがれ」のご案内を頂きました。会場は名古屋市の白川公園ちかくの〈カフェ・ロフェル〉。その店を愛する常連さんによる企画というのが、この展示案内の葉書がまとうやさしさに繋がったのかな。ほんとうに良い色合だなーと思います。

会期は7/11(水)から24(火)まで。17日(火)と23日(月)がお休みとのこと。

2018/07/07

TACOMA FUJI RECORDS新作!


まったく! いつも格好良くって、困ってしまう。
TACOMA FUJI RECORDS、夏の新作Tシャツがどれも抜群の仕上がりです。今週末であればご注文を受け付けられますので、興味をお持ちの方はお気軽にお声掛けください。全5モデル、合計9色はこちらでご確認をお願いします。

販売価格はすべて5616円(税込)。写真の「餃子研究会(PSSC)」黒Sは店にあります。

2018/07/06

『Clan Caiman』


「かつてわたしの耳をおり曲げた音楽家より数年ぶりの手紙がきた。どうやら南米から海をつたい東方へ向かっているようだ。その旅中、ふと深呼吸をすべく浮かび上がったときに、朧月夜の下で見るワニの夢。」(Shhhhh)

『Clan Caiman(カイマン族)』が届きました。
バンド名の由来となったワニの皮膚、その一部をズームアップしたようなジャケットに発見できるのは異世界への入り口を思わす不思議な裂け目。そこから漏れ聞こえるのは、カリンバフォンなる自作楽器とゆる〜いリズムで構成された抑揚のない奇妙な音楽。これが、聴けば聴くほどクセになる。この夏いちばんの発見となるかもしれません。

販売価格は2160円(税込)。来月にはアナログ盤も出るそうです。

***


アルゼンチン音楽ファンには説明不要のマルチ・インストゥルメンタリスト作家、エミリオ・アロがこの10年で発表したソロ作『Panorámico』(2007)と『Estrambótico』(2012)は、音響派以降の新世代がフォルクローレ・リバイバルの影響下に制作した完全なスタジオ作品だった。しかし、ここにきてシーンのキーマンがあえてバンドを結成したのは極めて重要。南米のワニの名をもじったこの怪しいバンド名<カイマン族>のデビュー・アルバムとなる本作は、架空の部族の奏でる音楽を空想した、あるはずの無い秘境に流れる音楽というコンセプト。カリンバを改造したカリンバフォン(名前も最高!)というアロの自作楽器を中核に据え、ゆったりした波動でメローかつ幻想的に、徹底してミニマルに演奏されるバンド・グルーヴにはかなりの催眠性と中毒性がある。アルゼンチン音楽ファンだけに独占されるのはもったいない、ハイラマズやVIDEOTAPEMUSICのファンも絶対にハマること間違いなしのユル~いエキゾ幻想音楽!


2018/07/05

『FOIL』vol.7


『FOIL』vol.7が入荷しました。
幕開けはアメリカ合衆国憲法、日本国憲法それぞれの前文。そこから順にテリー・リチャードソン、大森克己、坂本龍一、間部百合が撮ったアメリカの風景を並列に並べた、2004年のアメリカ特集号。14年前といま、アメリカの何が変わったのかを感じるにはうってつけの一冊です。アートディレクションは中島英樹。「AMERICA」とパンチの穴が空いた表紙、全体の紙質ともに絶妙。

使用感のある古書。表紙左上に剥がしあとがありますが、通読・鑑賞に支障ありません。

メモリアグラフィカNo.4『1978 新宿ゲイ』


メモリアグラフィカNo.4『1978 新宿ゲイ』が入荷しました。
バック・イン・ザ・デイズ。この冊子をめくって浮かんだ言葉がそれでした。ヒップホップ黎明期の息吹をつたえる同名写真集に似た雰囲気を感じたからでしょうか。1978年当時の新宿二丁目、その裏路地でしか遭遇できない、ヒップなスタイル。ここに写るオカマ(文中の表現から)たちそれぞれに個性があって魅力的です。巻末に収められた撮影者、中居裕恭によるテキスト「僕の二丁目デビュー」もお見逃しなく。

古書ですが、ほとんど使用感はありません。特典冊子も封入されています。

2018/07/04

本日の買取りから、3冊。




写真集、写真論/評論、写真誌と写真に関する書籍を多数買い取りました。
題材、手法はそれぞれですが見応えのあるものが多いです。今週末までには店に並べますので、お楽しみに。

※※※本を買い取ります!※※※
PEOPLE BOOKSTOREでは本の買取を行っています。
ご不要になった本、大切だけれど置き場所がない・・・という蔵書がありましたら、お気軽にお声かけください。お声がけはメールでも直接ご来店頂いても構いません。預かった本は出来るかぎり早く査定します。

2018/07/03

『Sun and Rain』


Yossy Little Noise Weaver『Sun and Rain』が届きました。
着実な演奏活動、拠点となるスタジオの設立を経て制作されたアルバムは、前作以来実に8年振りのリリース。選びぬかれた音の連なりは驚くほど軽やか、かつ清涼に響きます。早すぎる梅雨明け、唐突な夏の到来に戸惑う日々にもすーっと馴染む、さわやかな風のような仕上がりです。

販売価格は2700円(税込)。10月には、つくばでのライブも予定しています。

***


3rdアルバム『VOLCANO」より8年ぶり(!)と、長い時間をかけて熟成させながら到達した本作には、どのような変化があるのだろうか?
一番の変化は、前作リリース以降に目覚め始めたYOSSYの"うた"への向き合い方だろう。
それまでは英語詩中心で、ヴォーカルも1つの楽器として語感を楽しむスタイルだったのが、より"伝える"ということへの意識の変化から、日本語詩の楽曲に取り組んでいるのだ。それは、言葉と間を大切にするアーティスト=ハナレグミや、メジャーフィールドど真ん中で活躍し続けるMr.Childrenのサポートといった活動から受けた影響も大きいだろう。また、関西から関東へ移り住んだこと…とくに現在は自宅で練習や録音のできる素晴らしい環境で、思いついたアイデアをすぐに試せたり、納得いくまで2人のアンサンブルを高められたりと、ストレスなく音楽と向き合えていることで、2人の演奏を、より繊細に、包容力に満ち溢れたものにしている。
本作ではYOSSYの鍵盤とicchieのトランペットという軸はそのままに、この自宅スタジオ"STUDIO OPPE"で波多野敦子(ヴィオラ)、伊賀航(ベース)、栗原務(ドラムス)といったミュージシャンを中心に、リラックスした雰囲気でレコーディングを敢行。
しっとりとした歌声が心地よいハナレグミとのデュエット「雨ふり」、軽快なSKAナンバー「Talking About Love」、表情が刻々と変わってゆく空模様を巧みに表現した「Thunder」などを含む全9曲。8年待ったリスナーの期待を、どれも軽く越えてくる名作が誕生した。
−斉藤ジョゼ

『Ghost/Talking about love』


アルバムからのシングルカット! 『Ghost/Talking about love』も届いています。
Yossy little noise weaverの新作『Sun and Rain』序盤に置かれた「Ghost」、「Talking about love」がABそれぞれの面に刻まれています。キラーというよりスウィート、耳触りも滑らかな2曲。これをアナログ、7インチに落としこむのは面白い試みだと思います。

販売価格は1512円(税込)。限定入荷ですので、お求めはお早めに。

2018/07/02

夏の予定



*
まさかの梅雨明け。あっという間に夏が来ました。
年々、暑さがしんどくはなりますが、やっぱり好きなんです。夏。とおくに祭りの気配を感じる夕間暮れ。暑さがととのう前の朝。なんと言っても、宵のビール。上げていくときりがない。店はしっかり冷房をかけていますので、夏こそゆっくり遊びにきてほしいなあと思います。

*
今月からは催事がめじろ押し。前にもちらっとお知らせしたサマーパーティーはじめ、週末ごとになにかがあります。それに加えて、8月中は展示も行います。作品集『NOTHING』を刊行した黒磯の〈HOOK BOOKS〉を通して知り合ったJun Yabuki、矢吹君の絵を壁にびっしり貼ってもらうつもり。日程が決まり次第、詳細をお知らせします。

*
8月後半にはちょとだけ夏休み。27、28、29、30日と休みます。