2018/07/20

円盤のレコブック、各種


レコードは触れます、見れます、聞けます、匂います。そうして体感すれば、まるで映画をみているかのようなストーリーさえ見えてきます。
−田口史人

円盤のレコブック」各種在庫ございます。
写真の『レコードと暮らし』は2015年に夏葉社から刊行されたもの。書き手、田口史人手製の4冊『レコード寄席覚え書き(春・夏・秋・冬)』と『枕元レコード』からの総集編、ベスト盤ともいえる内容です。また、独自イベント「レコード寄席」の入門書とも言えるでしょう。版元では在庫僅少らしいので書店で見かけたら、是非お手に取りください。

『日本とタンゴ』、『ムードコーラス血風録』、『パンダと珍獣』、『大相撲蓄音場所』、『万国博レコード祭り』、『佐渡島とレコード』の6冊はレコブックの本領である手製仕様。懐かしさすら感じさせる風体ですが、内容は秀逸。前人未踏の仕事ばかり。

さらに、もう一冊。『校長先生のはなし』は円盤の自主レーベル〈リクロ舎〉からの刊行で、細部まで凝りに凝った愛にあふれた大力作。おそらく、多くの人がとばすであろうレコードの溝、ひとつひとつに耳を傾けた田口さんだからものにできた、一時代の考察であり記録でもある味わいぶかい書籍です。昭和の校長先生のはなしから今、現在に至る変化の兆しをキャッチしたのはすごいこと。

以上が、当店に在庫している円盤のレコブック。気軽に出会って、度肝を抜かれてほしいなあと思います。

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