2017/03/01

『とてもいい!』


“こんな日のこんな夜、こんなときのこんな時間に街にいるのは、詩人でなければ泥棒くらいのもの”
-マヤコフスキー

マヤコフスキー叢書の最新刊『とてもいい!』が入荷しました。
冒頭に置かれた、L・カッシリによるレポート“ある日のマヤコフスキー”がとてもいい! カッシリいわく「嵐のようなモノローグであり、火のような演説である。非常に興味ぶかい情報や事実、怒りにみちた要求、倖せな気分、憤激、思い切った断言、好奇心、アフォリズム、パロディ、エピグラム、するどい思考、突発的なシャレ、おどろくべき比喩、目のさめるような攻撃、尖鋭な図式。狙い定めた致命的な評価や、猛烈なシャレが、俗物芸術家たちのあたまや肩を襲う。詩人のきびしい怒りの声が、かれらになだれ落ちる。マヤコフスキーは語りつづける」。こんな状況で朗読されたのが、本作『とてもいい!』とのこと。

販売価格は1028円(税込)です!

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マヤコフスキーは語りつづける。速記者たちは書きつける、《笑いと拍手……一同大笑い……嵐のような拍手》
―レフ・カッシリ(児童文学作家)

ちょうど「ズボンをはいた雲」が当時そうであったように、私は「とてもいい! 」は綱領的な作品であると思っている
―マヤコフスキー(詩人)

従来の彼の技法の良い面が充分に生かされ、各章の個々のエピソードが組み合されて、全体は壮大な建築物の観を呈する
―小笠原豊樹(詩人・翻訳家)

も く じ
一 ある日のマヤコフスキー(L・カッシリ)
二 とてもいい!
三 訳者のメモ(小笠原豊樹)

https://www.doyosha.com/42-%E3%81%A8%E3%81%A6%E3%82%82%E3%81%84%E3%81%84/

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