2026/01/25

1/25 店日誌


外国人著者による日本論から始まり、民俗学的な本、聞き書きの手法で書かれた本へと進み、最後はなぜか爆弾犯の本へ。音楽に例えるならば、民謡からフォークソングを経てアナーコ・パンクに着地という具合か。ちなみに、途中から左の方へ旋回しているのは、10月に映画館で観た、レオナルド・ディカプリオが急進的左翼を演じた映画『ワン・バトル・アフター・アナザー』の影響ですね。

1月25日、日曜日。青野利光が2025年を振り返る。ご存じ、『スペクテイター』編集長。事務所は当店から車で5分、家から歩いて10分ちょっと、まごうことなきご近所さん。最新号ができたときはもちろん、バックナンバーの注文にも直納品してくれる。誰よりも早く仕上げてくれた原稿もいい按配、飄々としつつ自虐と毒のまざった語り口がなんともいい味。「なんともはや、ユルユルで場当たり的なチョイス」と表する読書MIXを作ってくれたのも嬉しかったなァ。

個人の行動が可視化され、管理が加速する現代において、定住を拒む「漂泊」という生き方は、いかなる意味を放つのか。日本の歴史と民俗を辿り、現代人が失った精神の根源を掘り下げる、あらたな旅への案内。

スペクテイター55号の特集は「にっぽんの漂泊民」。前号「パンクの正体」特集への反応もようやくハッキリとしてきたのだけど……いく人かの読者いわく「さっぱりしない」「どうも違和感があった」「ウーン、これはこれでありなのかねェ」という感じ。そうっすよねえ! それでいい! なんてやり取りをしたのは、きのうのこと。

誰もが同じように楽しめて、喜べるものなんてあるわけがない。ポピュラーなものにだって賛否両論、いろんな声が届くはず。雑誌や音源、小さなイベントだって同じこと。できるだけ他者の意見に耳を傾けて、自分なりに咀嚼できればいい。

今日も通常営業! 本の買取り、在庫確認などのお問い合わせはお気軽に。

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