外国人著者による日本論から始まり、民俗学的な本、聞き書きの手法で書かれた本へと進み、最後はなぜか爆弾犯の本へ。音楽に例えるならば、民謡からフォークソングを経てアナーコ・パンクに着地という具合か。ちなみに、途中から左の方へ旋回しているのは、10月に映画館で観た、レオナルド・ディカプリオが急進的左翼を演じた映画『ワン・バトル・アフター・アナザー』の影響ですね。
個人の行動が可視化され、管理が加速する現代において、定住を拒む「漂泊」という生き方は、いかなる意味を放つのか。日本の歴史と民俗を辿り、現代人が失った精神の根源を掘り下げる、あらたな旅への案内。
スペクテイター55号の特集は「にっぽんの漂泊民」。前号「パンクの正体」特集への反応もようやくハッキリとしてきたのだけど……いく人かの読者いわく「さっぱりしない」「どうも違和感があった」「ウーン、これはこれでありなのかねェ」という感じ。そうっすよねえ! それでいい! なんてやり取りをしたのは、きのうのこと。
誰もが同じように楽しめて、喜べるものなんてあるわけがない。ポピュラーなものにだって賛否両論、いろんな声が届くはず。雑誌や音源、小さなイベントだって同じこと。できるだけ他者の意見に耳を傾けて、自分なりに咀嚼できればいい。
今日も通常営業! 本の買取り、在庫確認などのお問い合わせはお気軽に。

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