1月21日、水曜日。種村季弘『書国探検記』の冒頭に置かれた「シークレット・ラビリンス」は戦後まもなくの書店状況から語り出され、実感的な古本屋讃歌へと展開していく。種村氏いわく───「古本屋の書棚の蔭では何が起こるかわからない。能率的な本探しのための配置はない、とばかりも言い切れないが、整理しようにも整理のつかない本がある。すぐお隣に並んでいても、時代が二ケタ三ケタとんでいるのが珍しくない」。こんなお客さんがいるならば、とっ散らかった古本屋も悪くないと思えてくる。
ひとりの人間が長年買い集めてきた本を買い取ることは、その人の人生と向き合うことでもある。同年代の人生に向き合うことは、自分の人生とも照らし合わせることになる。
代々木上原駅のすぐそばにある古書店〈ロス・パペロテス〉店主、野崎雅彦が2025年が振り返る。 渋谷で用事があるときは大抵代々木上原駅で下車、20分ほどかけてちんたら歩いていくのがちょうど良い。必然的に野崎さんのお店に顔を出すことが増えて、去年はたくさんお話を聞かせてもらった(何冊かの探求書との出会いもあった……!)。数少ない同業の先輩。聞きたいことはいくらでもある。
今週は23日(金)のみ13時開店、その他の日は通常通りの営業予定。古本はもちろん、新刊書や新譜にも動きが多くなりそうなので、ご注目を。オンライン・ストア〈平凡〉やインスタグラムとも連動して紹介していきます。
店内暖かくして営業中。本の買取、在庫確認などのお問い合わせはお気軽に。

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