2023/08/30

8/30 雑記(夜)

昼から夕方まで、ずっと居間にいて本を読んでいた。何枚かのレコードをとっかえひっかえしながら、ダラダラと過ごした。近年、ここまで動かずに、自室で過ごしたことはなかったと思う。西村賢太『一私小説書きの日乗 憤怒の章』を読みきって、「賢太先生、早すぎるよ」と書き出される玉袋筋太郎の巻末解説に膝を打つ。いわく「この日記を読んで、また賢太先生の小説を読むと、倍面白い」。

さすが、玉袋筋太郎。西村賢太作品の底にあるものを文字化したような日記だから、小説と併せて読むことで、その世界にずぶりと深く足を突っ込める。似た感覚を得てはいたが、ここまで的確な言語化はできなかった。

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