1月8日、日曜日。先日届いた『月刊つくづく』2023年1月号の出来が良くて、驚いた。定価100円。安い紙をホチキス留めした体裁だけれど、中身はしっかり詰まってる。編集人の金井タオル自身はもちろん、雑談、論評、エッセイなどなど、どれもが個人的な視点に立脚しているのが好ましい。広告的作用は皆無である。
今号のリレー連載「無限階段」で執筆している植村正美さんは、当店でも販売しているZINE『これが私の、』の著者。ご本人の素性に関しては、分からないことばかりなのだけど、昨年出会ったその感想文集には触発された。収録記事のひとつ「私の好きな小林信彦の十冊」に挙げられている本、それ以外のものも片っ端から買って、読んでいったのは、植村さんの影響だ。
2023年の今、現在進行形で小林信彦について書き、読み手を惹きつけられる人はそう多くはないと思っている。『月刊つくづく』のウェブサイトで「無限階段」が読めるので、目を通してみてほしい。
今日も通常営業。明日は定休の月曜日ですが、営業します。
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