2024/02/09

2/9 店日誌

2月9日、金曜日。店の前に出している均一価格の本を目にして立ち止まる人が増えた。300円のマンガ、220円の単行本、100円の文庫をためつすがめつ手にとって、1冊を選ぶ人。数冊を組み合わせる人。しばらく立ち止まって去っていく人。反応はそれぞれなのだが、そうした動きが目に入ると気持ちが軽くなる。そうそう、古本屋ってこれがいいんだ。店内でギャーギャー言われて遊ばれるより、安い本をサッと買っていかれる方がしっくりくる。

相変わらず寒いのだが、季節が変わりつつある。人の動きが軽やかになってきた。用事のついでに古本をのぞく。買い物しながら、かるく話して帰っていく。春に向けて少しずつ身体をゆるめていく時期に入ったのかもしれない。

スペクテイターを納品しにきた青野さん、編集者の坂崎さん、柿沼さんと桜井さん、先週末にちまたを賑わせた〈シリシリ器〉の新田など中盤以降は知人、友人が途切れずにきた。話しすぎて喉がカラカラになった。結局、俺がいちばんギャーギャーうるさかった気もしている。

今日も通常営業。日々、書籍と音源に入荷あり。

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