2月7日、水曜日。思い立って、天久保一丁目の〈gallery Y〉に行ってきた。当たり前の顔をして、いつも通りに展示をみて、帰ってきてから気がついた。あの場に足を運ぶのは約1年ぶり(前回はたしか柴田大輔さんの写真展だった)。店にしろ、何にせよ、個人が営む場所ってのは日常に埋もれがち。道沿いで目に入っても、意識しないまま通りすぎる。
そうだとすると、紙として印刷された催事案内ってのは貴重だ。いま、開催されている小島一郎写真展「Mékong」も、ギャラリーをいとなむ細田さんがDMを持ってきてくれたから、印象に残っていた。アナログ作業の尊さを強弁したいわけじゃないけれど、手渡しの強み、力を感じることが増えている。
便利な道具にかこまれて、時間の流れはどんどん早く、無機質になっていく。そこに楔を打てるのは人から人への伝達、交流だと思いたい。効率優先の物差しを手放して、世界と相対する目を持てたらいい。
今日明日、明後日は15時開店! オンライン・ストア〈平凡〉にもご注目を。
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