2022/06/08

『河を渡る』

三村京子『河を渡る』が届きました。
昨年末にアナログ盤でリリースされた『岸辺にて』(名盤!)に続く新作は、全作詞、作曲、編曲、演奏、録音、ミックスまで三村本人が行ったもの。「向こう岸」の歌唱から独特の世界に引き込まれ、ささやきが印象的な「シリウス」「釣り人」「魚服着」の流れは憂愁を感じさせて、内省をうながすような雰囲気。

その後に続く「自画像が消えだす」「夜明け前」(小笠原民謡とのこと!)はカラッと乾いたカントリー~フォーク・ロック。どこか歌謡曲っぽい「嵐のあと」、表題曲「河を渡る」に耳を掴まれて、「畑の向こう」で深い余韻に包まれる。ギターによるインスト曲(#3,#5,#7,#10)のあり方も絶妙。

販売価格は1650円(税込)。間借り中の〈平凡〉でも販売しています。

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