2022/01/30

1/30 店日誌

胸のうちを他者に伝える作業は、じつはとても複雑で、微妙で、時間を要するものである。ひりひりした緊張感をともなう思いやり。そんな心の変換装置があってこそ、言葉は生きる。–堀江敏幸「開かずもどき」(『一階でも二階でもない夜』所収)

1月30日、日曜日。昨日、はじめて立ち読みを注意した。なにせ長い。一冊を読み終えるいきおいで読みふける。換気ついでに冷気をいれても感づかない。どれくらいの時間だったか、定かじゃないが「長いよ」と声をかけてしまった。「帰れよ」とは言わなかったが、あの若者、もう来ないだろうなあ。

こうして長く店にいると、まんぜんと時間をつぶしにきたか、そうでないかを感じてしまう(それが、必ずしも正しいものとは思っていない)。別にいいのだ。買わなくても。でも、その場に流れる時間、気配を察するくらいの感度は持ってほしい。

今日は11時から19時まで、開けています。

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