いってみれば、喜劇的想像力をどこまでエスカレートさせ得るかという試みとして、最初の一篇が書かれ、それが話題になったので、あとの暴走が始まったと言えるだろう。(「あとがき」)
小林信彦『唐獅子株式会社』が届きました。
『別冊文藝春秋』1977年3月号に掲載された表題作「唐獅子株式会社」が話題になり、始まった連作コメディの新装版。上記の通り、小林信彦の喜劇的想像力が全篇に炸裂していて、読みながら笑うことは避けられない! 主人公の哲、ダーク荒巻、原田、大親分・須磨義輝、学然和尚……等々が繰り広げる「ギャグとナンセンスとパロディの一大狂宴」。
『唐獅子株式会社』と『唐獅子源氏物語』を併録した2段組、540ページに加えて巻末解説(筒井康隆・田辺聖子)も読み応えあり。
販売価格は2200円(税込)。本書を加えた3冊の「小林信彦コレクション」を販売中。
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