2023/02/06

2/6 雑記

天候に恵まれた週末、いつも以上の来客があった。嬉しいのは、文学的な文庫を数冊買っていく人がいたこと(会計時に微笑みながら「後味のわるい話が好きなんです」と話してくれた)。店外の100円の文庫本、500円以下の単行本を組み合わせて買ったいく若者が何人かいて、話ができた。彼らは中古盤CDやレコードにも興味を示す。スマートフォンを使って検索などせず、気になったものを手に取っていく。安価ではあれ、いい買い物に立ち合えて、喜びを感じた。

昨日は開店直後の10数分でものすごいエネルギーを使ってしまった。大いに慌てた。自分の小ささを感じるのみ。

※読書メモ。読んでいたのは、小林信彦『回想の江戸川乱歩』(文春文庫)。巻末の坪内祐三の解説まで、整えられた構成で一気に読んだ。最近の中公文庫は本書をネタ元にしているのかな、と思った(中上健次『路上のジャズ』、古山高麗雄『編集者冥利の生活』あたり)。

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