言葉というものは、残念ながら、「なんらかの形で自分を表現したい」と思っているような人には向いていないし、同様に「何かよくわからないあるもの」などを表現するのにも不向きなものである。私はそんなことを狙ったことがなかったし、今後ともそうである。(「書くということ」)
阿部昭『新編 散文の基本』を今朝、起きてすぐ読み始めて、冒頭の「書くということ」に打ち抜かれた。とっ散らかった脳内をサーッと箒ではかれた気分。この文章を前にして、何も言うことはない。ただ静かに読むのみ。
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