2023/10/03

『夏みかんの午後』

永井さんがいつも言っていたのは「誰にでも表現はできる」ということです。それは自分の生活を見つめ、感じたことや考えたことを言葉にするということでした。(小栗誠史「永井さんは文化の入り口」)

永井宏『夏みかんの午後』が届きました。
大量の人、情報、仕事が行き交う東京を離れて葉山で暮らしはじめたフードスタイリストの志田エリを主人公に、小さな町で暮らす人たちとの交流を通して彼女が得たものを描く短編小説。著者が唱える「ネオ・フォークロア=誰にでも表現はできる」を体現した爽やかな空気を感じてほしい。「永井さんは文化の入り口」と題された、小栗誠史さんの巻末解説もお見逃しなく。

販売価格は2200円(税込)。オンライン・ストア〈平凡〉でも販売します。

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