2022/07/07

『PLOUGH YARD 517』

住んでいたキャンピングカーの炎上 、 ホームレスになっても生命力たくましい日常 、 そしてメルビンがずっと心に留めていたウェールズの灯台へのトリップ......。

KENTARO OSHIO『PLOUGH YARD 517』が届きました。
写真家の押尾健太郎がロンドンに留学していた2002年、一軒のパブで出会ったメルヴィン。彼は革靴とスニーカーを片方ずつ履いた、風変わりな姿だった。そこから当時のメルヴィンの寝床だったキャンピングカーに連れられていき、地元の不良たちの投石を受ける。翌日、その車は燃やされてしまう……。

導入から、なかなかヘヴィな現実ではあるのだけれど、写真自体の悲壮感はつよくない。要所要所で見せるメルヴィンの表情から、何を読み取るか。イギリス社会の過酷さ。ホームレス支援の現場。あの手この手で食いつないでいく、メルヴィンの生き方。多様な読み方ができる写真集。

販売価格は3850円(税込)。間借り中の〈平凡〉でも購入できます。

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