絵画集『夜の木』(12刷)が届きました。
当店で販売をはじめて10年目。インドでつくられる絵画集『夜の木』の日本語版、12冊目の表紙画に選ばれたのは「闇夜に光る木」。月光に照らされたのか、みずからの発光なのか、青みをおびた木の姿が神秘的な場面です。ビニールの封を解けば、あふれ出すインクの香り。他のどれにも似ていない黒、夜の表情。それぞれの木がもつ物語をゆっくり味わってほしい。
販売価格は3960円(税込)。オンライン・ストア〈平凡〉でも販売します。
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『夜の木』
シャーム/バーイー/ウルヴェーティ 青木恵都 訳
定価:3520円(税込)
2008年のボローニャ・ブックフェアで絶賛され、ラガッツィ賞(ニューホライズン部門)に輝いたインドの絵本The Night Life of Treesの日本語版が2012年7月にタムラ堂より出版されました。
(版ごとに表紙の絵柄が変わります。)
世界中で注目されたこの絵本は、中央インド出身のゴンド民族の最高のアーティスト、シャーム、バーイー、ウルヴェーティの3人によって描かれた木をめぐる神話的な世界です。
夜になるとその本性を現すという聖なる木。人々から畏れられ、また崇められている木。神が住むと言われる木。そのような木々が、ページを繰るたびに目を見張る美しさで次々と姿を現します。プリミティブでありながら洗練され、繊細でしかも力強く美しい世界です。
全てがハンドメイドという画期的な絵本。手漉き紙に、シルクスクリーンで一枚ずつ刷られ、製本は手製本。インドのチェンナイ郊外の工房で、一冊ずつ丁寧に仕上げられました、まさに工芸品とも言うべき絵本(シリアル・ナンバー入り)。ずっと手元においていつまでも眺めていたい一冊です。
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