2023/12/07

12/7 店日誌

12月7日、木曜日。ガラッとドアを開けて入ってきた男性は髭に眼鏡、すぐに「あっ!」と声が出た。1983というバンドのリーダーでベーシスト、いくつかのバンド/アーティストのサポートをする新間さんが突然現れた。なんでも来年初頭(1/27)に1983の解散ライブを開催するらしく、その告知物を持ってわざわざ店に来てくれた。ひとまずこれでとビールを渡して話を聞く。たまたま居合わせたヨシオさんとも会話がはずみ、楽しかった。店にいると、何が起こるか分からない。

客足が多くなくても、しっかりと棚を見て、数冊の本を選ぶ人がいる。そうしたお客さんと、当たり前のやり取り(本とお金を交換して、お礼を伝える)ができるだけで、満たされるものがある。多くの人に注目される必要はない。できるだけ長く、こうしたやり取りを続けていきたい。

意図的に世の中のルールや体制に反抗するのではなく、自分の生活圏内で勝手をやって、それぞれの人が自分に嘘をつかず、正直に生きていけば、絶対に良い世の中になると本気で思っているんです。(松本哉)

オンライン・メデイアに上がっていた、素人の乱・松本哉さんへのインタビュー「夕方から始まるフリマという名の“温厚で緩やかなデモ”」が充実の内容。過剰に煽ったり、飾り立てられた言葉は皆無で快かった。

今日も店頭には動きあり。オンライン・ストア〈平凡〉にもご注目を。

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