10月30日、土曜日。長谷川郁夫『吉田健一』を読み終えた。二段組みで約650ページ、大著といえる評伝を精読できたとは思わない。だけれど、中途で投げ出さず、読み通したことで得るものもあった。まず、河上徹太郎、石川淳という二人に親しみをおぼえた。そして「文学というのは、要するに、本のことである」という吉田健一の言葉に触れられた。しっかりと肉のついた実感でなくとも、何かのきっかけになるかもしれない。
今日も好天。のんびり20時まで開けています。
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