10月17日、日曜日。河野友花さんの編む冊子『respelatrol』が届く。半月に一度だった発行ペース、ここ数号はちょっと間が空いているなーと思っていたら、今回は二号同時に届いて驚いた。“sons of issue”と題された17号はいつも通りの日記形式。“one more please issue”と題した18号は読書日記と展示批評、連載小説「開雲見日」を組み合わせた新展開。
気温、天気、季節、時間帯、曜日で、人が「食べたい」ものはこんなに変わる。頭では分かっていたが、いざ目の前でその変化のさまを見ていると、なるほど面白い。(9月16日)
河野さんの言葉が印字されたこの冊子、当然ながら各種SNSでは共有されていない。今、イケてる情報を組み合わせただけの、広告ありきの紙媒体よりも、こうした個人的なことが記された紙片にグッとくる。役に立つ、立たないかではなく、誌面に引き込む力を見極めてくれる人が世間にもっと増えたらいい。
雨の日曜日。無理なく、ご都合に合わせてご来店ください。
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