2021/10/26

10/25,26 雑記

月曜日。朝イチで発送業務を終えていったん帰宅、筑波大学まで歩いて高速バスに乗る。東京駅で中央線に乗り換えて、めざすは阿佐ヶ谷。〈古書コンコ堂〉に行くためだ。来年4月に開催予定の、JUN YABUKI『LIGHT HERE,LIGHT NOW』刊行記念展の打ち合わせをササッ済ませて、本棚を見る。気がつけば片手では持ちきれない量の本を持っていた。

ずっと見てみたかった『日本アナキズム運動人名事典』(ぱる出版)などを購入して、コンコ堂店主・天野さん夫妻と歓談。楽しくなって、つい話しすぎる。買取に出るという天野さんの言葉を聞いて、すぐに退店。阿佐ヶ谷駅で総武線、大江戸線と乗り換えて、勝どきの部屋に荷を下ろす。そうしてめざすのは、門前仲町。酒場〈ほどほど〉に行くのである。

来たのは、今年6月以来。壁のメニューがけっこう変わっている。入店時には一人でゆっくり楽しむ方。その後に来るお客さんは、性別にかぎらず、だいたいお一人だ。知り合いが営む店ゆえ、ほどけた状態でのみ食い、ほろほろと酔う。隣り合った人と話をしたり。……その振る舞いを思い返して、自分は田舎者だなあと思い知る。はずかしい。

火曜日。起きてみると、二日酔いは重くない。ただ、無理はできない。この日はちょいちょいといくつかの気になる場をまわる。バス、電車、地下鉄を乗り継いで移動すると東京ではバスが便利だと気がつかされる。お茶の水の〈ディスクユニオン〉で物欲が操縦不能になりかかりながらも、ぐっと堪えてレコードを一枚購入。ダン・ヒックス&ヒズ・ホット・リックスのライブ盤。写真、デザイン、アートワークを担当するビル・マシューズなる人物の仕事がすばらしい。バンドのフリーキーな趣をよく活かしている。

慌ただしいなか、本を読める時間もとれたのが良かった。少しずつ読み進めている分厚い評伝、長谷川郁夫『吉田健一』(新潮社)は後半に差し掛かった。

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