2015/11/20

『ぱたぱた絵本 くまさんどこかな?』



“独特なハンド・メイド絵本(『夜の木』『水の生きもの』)で世界中を魅了したインドのタラ・ブックスから届いた魔法の1冊。本の構造の可能性を切り開く新しい絵本!” http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309276243/

筑波大芸術学科出身の高橋香緒理さんの『ぱたぱた絵本 くまさんどこかな?』が入荷しました。
“ぱたぱた絵本”という名の通りにぱた、ぱたと開いて読んでいく本です。主人公の女の子と一緒に部屋から部屋へと移動する感覚を味わえる、たのしい作品。一冊の本にこんなに広い空間があったのか! と、ボクは開いておどろき、心嬉しくなりました。思えば高橋さんが学生時代につくっていた小冊子『みちくさ』にも、大きな空や懐かしい時間が一枚の紙に折り込まれていて、毎度びっくりしていたんです。そこから卒業制作を経て、こうして出版につながったというのは本当にすごいこと。一人でも多くの人に手に取ってほしいと思います。

さらに、この本は『夜の木』でおなじみの南インドの出版社「Tara Books」の日本人初の出版作品でもあります。
英語版、ドイツ語版はTara Booksから。日本語版は河出書房新社からのリリースです。他にもポルトガル、イタリア、韓国での出版も決まっているそう。世界各国の『くまさんどこかな?』もいつか比べてながめてみたいです。原題の『Knock!Knock!』ってのいいですね。

ともかく、タカオリちゃん! 出版おめでとうございます!
販売価格は1728円(税込)です!

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ぱたぱた絵本 くまさんどこかな?
絵・文:高橋 香緒理
出版社:河出書房新社

くまさんどこかな? 本の構造の可能性を切り開く新しい絵本! 「わたしの くまさん どこに いるのかな?」 ちいさな女の子が、家に帰って聞きました。 でも……くまさんは、どこにもいません。 女の子は、上の階をたずねます。 「トン!トン!わたしの くまさん しりませんか?」 女の子は、どんどん上にのぼっていって、いろいろな人の世界をのぞき、 新しい友達に出会います。でも……わたしのくまさん、どこにいるのかな?

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