photo:kagukotoo.jugem.jp
PEOPLE BOOKSTOREに踏み台がやってきた。
この上に立ってもらえば、これまで見づらかった最上段の本棚にも簡単に手が届く。座れば本を読むのにちょうどいい高さである。「こういうのがあったらいいなあ」と夢想していたものが実際に店にある。それがとても嬉しい。是非、ご来店くださるみなさんにもこの踏み台を活かしてほしい。立ったり座ったり、枕にしたり。使い方は自由だから。
これをつくったのは「家具kotoo」という屋号で家具製作をしている高木克幸くん。はじめて会ったのは彼が二十歳そこそこの頃だったと記憶しているので、ずいぶんと長い知り合いになる。だけれど、家具や木工、古道具なんかにとんと興味を持たない自分であるから彼に仕事を発注できるとは考えてこなかった。だからこそ、今このやり取りが出来て本当に嬉しい。いつの間にか本屋になっていた自分が、粘り強く修業をつづけて家具職人になった高木くんにつくってもらった踏み台だ。どうにかして、長い時間をかけて踏みつづけてやろうと思っている。
※補足※
高木くんは、「antiques tamiser」のオリジナル・スツール“無名の椅子 復刻シリーズ1”の制作を手がけています。
もし興味を持ったのなら、この椅子が生まれるきっかけになった経緯が綴られている、吉田昌太郎さんのブログを読んでほしいです。そう、彼(高木くん)は本当に夢中なんですよ(笑)。本人に会ったら、高木くんがいかにこの踏み台を愛しているかの話を聞いてやってください。
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