日記は書き手が主、できごとや感じたことが従のように思えるけれど、私にとってはできごとが主、書き手が従なのだと思う。その関係の中で、従者の自分があれこれ試行錯誤しながら書いている。(「できごとが主で、書き手が従」)
小沼理『みんなもっと日記を書いて売ったらいいのに』が届きました。
先に紹介した『やっぱり雑談が好き』と同じポケットライブラリから、もう1冊! 雑誌『月刊つくづく』からnote版「月刊つくづく」と書き継がれた同名連載を書籍化したもの。小沼さんの書く文章はじつに簡要、一回ごとの長さもちょうど良いので、はずむように読んでいける。回ごとに、さらりと重要なことが書かれているので、何度か戻って読み返すとジワリと沁みてくると思います。
連載記事に加えて「日記にまつわる3人との対談」も収録。参加者は飯田エリカ、僕のマリ、星野文月(以上、登場順)。小さいけれど中身のつまった、いい本です。
販売価格は1320円(税込)。オンライン・ストア〈平凡〉でも販売します。
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