11月12日、日曜日。今朝いつものラジオ番組を聴いていたら、「今日のゲストは美術作家・永井宏さんの門下生、小栗誠史さんです」と紹介されてオッとなる。小栗さんは、鎌倉で〈古書ウサギノフクシュウ〉を営んでいた知人。端正な雰囲気の店に行くたび「かなわんな〜」と悔しさも感じていたから、閉めると聞いたときはさびしかった。
自分が店を始めたばかりの頃、遊びにきた小栗さんは骨折していた。原因はスキー? スノーボード? だったか、まったく違うことだったかもしれないけど、片手をつった姿が印象的で、今も目に焼き付いている。
ちょっと前に復刻刊行された永井宏『夏みかんの午後』の巻末エッセイ「永井さんは文化の入り口」を書いているのが、小栗さん。永井宏さんを知らない人にも伝わるように綴られた親切な解説で、この本の重心になっている。店にはあと1冊だけ在庫あり。
今日は13時から19時までの営業。あわててストーブを出しました。
0 件のコメント:
コメントを投稿