私たちはどうしても、すべての行動を目標に向かう時間に置き換えてしまいます。大切なのは、この思考から脱却することです。つまりは「輸送(Transport)」から「徒歩旅行(Wayfarning)」への変化。–ティム・インゴルド
前触れなく届いた大きな小包。送り先の団体名、住所を見てもどこの、誰だかわからない。首をかしげながら開けてみると入っていたのは大きな冊子『AFTER2025』だった。まず目に入った文字は「AFTER2025は「ぶっちゃけ万博どうなん?」と「どうせやるんやったら……」のあいだを、今を生きる人たちの声をたよりに、うろうろしながら、あれこれやってみる試みです」。
ほう。なんか面白そうと感じてひっくり返すと、人類学者のティム・インゴルドなる方へのインタビュー「生きた世界の住人として、ともにつくること」を見つけて、すぐに上記の部分にぶつかった。ああ、共感。さらに読んでいくと、以下のような文章もある。
美しい夕陽を見かけると、すぐにスマートフォンを取り出して、写真を撮ってしまう。時間をかけて眺めたり、誰かに話したりすることもなく、ただ写真を撮ってそれで終わり。まるで、過去をゴミ箱に捨ててしまっているようです。
はああ、また共感。ちょっと変わったレイアウトの誌面をさまよっていると、こんな言葉もある。「大阪文化そのものの「なんでや?」「ほんまか?」「要はこういうこっちゃな」が飛び交う大阪のまちに戻そう」(池永寛明)。精読はしていないのだけど、興味が沸く。他にもなんとなく気になる言葉が散りばめられたこの冊子。どういったものなのか、まだはっきり認識できていない。
今日から店頭にて配布中。ご希望の方はお気軽にお声がけください。
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