8月6日、土曜日。「ここは、書店とかですか?」と聞かれたら「店を見て、勝手に判断してください」と応えるほかない。結果が書店、古本屋でなくレコード屋、Tシャツ屋だったとしても受け入れる。何屋であってもいい。勝手に見て、読んで楽しんでくれたらいい。昨日、そう問いかけた若者はやりとりのあと、棚を見て、古本を買っていった。
少し前に届いた『定本 本屋図鑑』はしっかり厚く、内容の濃い本である。なにより得地直美さんの絵がいい。遠近さまざまな書店風景や本のスケッチには味があって、目にしているだけでじわっと満たされるものがある。
この本に収められた「本屋さん」は尊さを感じさせるが、うちの店は「さん付け」される立場じゃないなーと思っている。「ピープル」「本屋」と呼び捨てされるか、「ピープルくん」とか言われたい。ま、ちっぽけな感慨である(そもそも呼び捨てが当たり前だ)。
間借り中のオンライン・ストア〈平凡〉を模様替え! 今がいちばん本屋っぽい気がします。
0 件のコメント:
コメントを投稿