小山清が書く文章は純粋で、美しく、と同時に自信なさげで、
まるで親しい友人からの便りのようです。
小山清『風の便り』が届きました。夏葉社から届いた最新刊は同社代表の島田さんも書いていましたが、久しぶりの夏葉社らしい本。小ぶりの判型、手触り、ちょこなんとした佇まいがなんとも愛らしい。小山清、実に50年ぶりの純粋なエッセイ集。ゆっくり、少しずつ、ひもときたい一冊です。装画は高橋和枝の作品。
販売価格は1760円(税込)。久々に再刊された、伊藤整『近代日本の文学史』も入荷しています。
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