時代に取り残されるのを許さない世の中。時代に取り残されるのを選択する自由だってあっていいはずだ。技術革新は情け容赦なく取り残される自由を奪ってゆく。-4月1日(日)
一昨日、出がけに手にした『ECDIARY』(レディメイド・インターナショナル)を再読して驚く。言語化できていなかった考え事のいくつかが、本書のなかでズバリ言葉になっている。ほぼ新書と同じ判型でページ数も多くない、小さな本。ほかにない重力がある。ECDさんの視線、姿勢には学ぶことが多い。もっとたくさん引用したいのだけれど、とっ散らかるのでぐっと抑える。
「今、時間を無駄にせずにいつ時間を無駄にするというのだ」by岸野雄一
この日記中、3月29日(日)付けの末尾に引かれるこの一節。短かくも示唆に富んでいる。すべての時間を意味づけ、有意義にしようなんて虫がよすぎる。大半の時間は非生産的。まず、それを認めてから日々を過ごすほうがよほど誠実だろう。いま一度それを自覚して、少しでもおおらかでありたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿